今年のツールの自分なりの割り切り方

 未だに自分の中では納得がいっていない。前日発表というものに何か恣意的なものを感じるからだ。 あと数日早く発表できていればチーム側も耐性を整え直す事ができるだろうに、それをさせない日程を選んだ事に、悪意を感じる。


 でも、ツールは楽しみたいし、自転車レースは好きだし、そもそも私がここまでレース観戦に入れ込むようになったのはランスが2連覇くらいの時期だったので、初めて見る「ランスのいないツール」がどうなるかを見届けたい思いもあるし。


 で、「相撲で言えば3役が不在」であることは、今年のツールでは異論の余地のない事実であり、これは、昨日スタートし今日第1ステージが行われた以上は覆ることはない。第2ステージから参加、なんてことはあり得ないからだ。
 という状況の中、いつまでも「前頭以下の争い」を揶揄しながら、ネガティブな思いで見ていても仕方がない、と思い始めた。 とりあえず平坦は例年通り楽しめるが、山岳に入ったらどうするか?


 私なりの割り切り方は「今年は1〜5位は欠番。マイヨ・ジョーヌは6位の選手が着る」というものだ。 実際にサスペンドされた選手達が1〜5位を独占する保証はどこにもないのだが、そう思うことで今年のツールでいわば「殺された」英雄達への一種の哀悼の意を表せる気がしている。


 どの選手も頑張って欲しい。総合優勝である6位を目指して。





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