その後のNHKテレビ語学講座

 見るのが貯まってしまったり「雰囲気見」になっている言語が早くも出てきたりしている今日この頃ですが、以前書いた「今期のNHK語学講座」のその後です。どうしても書きたくなってしまったのでした。


 それは「ドイツ語」。ここ数年、イタレンジャーとか雰囲気が楽しいからとか風景がきれいだからという理由で見続ける番組は多かったのですが、ドイツ語はこれまでとは違った価値観が刺激されて、半年間見続けよう(無理はしない)と決めました。
 ベルリンを中心にしたロケですが、スタジオには東出身の方と西出身の方、実はドイツ語を喋ることができる日本人、去年はブタと楽しそうに会話していた先生、(たぶんぶたの代わり?)のくまのくまっち、と多彩な顔ぶれ。そんな中で観光地などを巡りながら避けられないのが第二次世界大戦の話。壁を越えようとして殺された人たちの話、東側の人間にとって西のショッピングモールは憧れだったという話、橋のシンボルだった熊のオブジェが戦争物資のために溶かされた話、戦後に再建された熊の像の話(西郷さんかハチ公が壊されればきっと再建するって感じかな)など、決して軽くはない話題もタブー視せずにどんどん触れていきます。 でも決してしつこくないし、押しつけがましくないし、必要以上に悲壮感を煽ってる感じでもないですよ。 東に実際に住んでいたひとりの人間としての率直な憧れや悲しい出来事などを、素直に表現してもらっているという印象です。友好国としては(←あまり関係ないけど)この番組からは目をそらしちゃいけないな、と思った次第なのであります。


 その他、しょーもない話題としては、現地リポーターの「ユリアーネ」さんが、どうしても番組中では「ユリア姉(あね)」さんに聞こえてつい笑ってしまいます。あと、これ、これ!1ヶ月見ていて初めてエンディングロールで気づいたのですが、くまっちという番組で話し相手になってくれる犬みたいなクマのキャラの声が、なんと Sascha さんだったのです! スポーツ番組(私にとっては「自転車ロードの」)の中継でいつも声を聞いているSaschaさんですが、全然気づきませんでした。ちょっと高めの声で、ちょっと甘えた感じというかすっとぼけた感じというか、とにかく「うまい!」と思いました。自然にキャラとして今まで受け入れていましたもん。
 Saschaさんといえば、この前のパリ〜ルーベの中継では「こういう選手が伸びてくると○○選手もうきうきしていられませんね!」などと微笑ましい発言(いや、実際かなり吹きました^^;)をする愛されるべきキャラなので、これからも くまっち 頑張ってほしいです。応援していま〜す。


#とりあえず私の現状としては、ドイツ語は継続確定、フランス語は既に消え、中国語は結構本気で北陽さんたちが頑張ってるのでもう暫く応援したい気分。他は未定、、みたいな感じです。

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