ジロ・デ・イタリア2009第4ステージ

 ずーっと平坦で、最後のほうに一回2級に登って下って、超級ゴール。
フォイクトの機関車のような(お約束の比喩)登坂はすごかったし、ソレルがゴール近くで何度かアタックした際には悲鳴(いい意味で)をあげたけど、最後はディルーカがすごい勢いで勝利。ディルーカにつけたガルゼリはソレルをかわす際に一瞬後ろにつこうと躊躇してしまったのが差が広がった原因と見た! (ソレルは既に、後ろから来たディルーカに付けるほどの速度じゃなかった) 余計なことを考えずにディルーカだけを見てスリップに入っていったら、少なくとももう少し僅差になったんじゃないかな〜。
 今日の中継で栗村さんのフォイクト評、「フォイクトは3段ロケットで、ないはずの4段目に点火しますから」。 これ、すげーーーーー と素直に感心しました(笑)。まだあったの?と驚かされますもんね、しばしば。
 白戸さんの、「相手に質問しておいて、途中から人の言葉を遮って自分で説明始めちゃう」悪癖は今日も直らず。人に説明をお願いしておきながら、どうでもいい言葉で話題を遮ったり。 オトナとして不快なんだよね、あれ。 栗村さんはよく冷静なフリして「で。さっきの続きなんですけど」ってできるなぁ、と感心しています。


 ランスは最後 1km くらいで激しく仕掛け合いが始まってペースが上がった際にも特に無理にペースをあげることなくマイペースで登坂。ブライコビッチ、ナバロとともに15秒遅れでゴールしました。本人のtwitterによると「足は悪くないし、復帰最初のグランツールの、そして落車骨折後最初の大きな山としてはまぁ満足している」ということで。
 総合首位はロブクリフト(トミー)。コロンビアにまたマリアローザが帰って来たよとマイケルロジャーズが喜んでいました。以下ディルーカ(LPR)、ロジャーズ(Columbia)と続き、4,5,6位がアスタナ勢。ポポ、リーバイ、ランス。
 あ。あと、ペタッキの最初の山での引きは特筆すべきですね。マリアローザを着て、登りに入ったところでなんとペタッキが集団を引き始めた、と。 「なんで俺が引かなきゃいけないんだよ。お前らやれ」と言ってもいいくらいの立場だろうにこの姿勢。ぐっときました。 栗村さんが「これがどれくらいの効果があるかというのは・・・」と言いかけたのを聞き逃しませんでしたよ。・・・それ、言っちゃダメ!(みんな思ってるんだから^^; <私がレースを見始めた頃にビッグマットが集団を引き始めたのを見て興奮したのと同じ感覚でした


ここまでのリタイア:

2 DNF  Matthias Russ (Ger) Team Milram   落車(骨折)
3 DNF Christian Vande Velde (USA) Garmin 落車(骨折?)
4 DNF Francisco Perez Sanchez (Spa) Caisse d'Eparge 落車