説得できる文章・表現200の鉄則第4版

 

説得できる文章・表現200の鉄則 第4版

説得できる文章・表現200の鉄則 第4版


 日本で生まれ育ち日本で今仕事をしている人のなかにも、日本語で説明ができない、日本語の文章を書けないような人がいかに多いかを最近痛感している。 係り受けのルールは無視。説明の前提となる条件の提示がないまま独りよがりで本題に入る。そもそもその文章で一番自分が伝えたいことを自分自身がわかっていない。 本当にこれが中学校を卒業した人の日本語か?と情けなることが多い。
 本書ではそんな人のための「ニホンゴ」の基礎テクニックがたくさん紹介されている。特に基本中の基本である『「何を書くかはっきりさせることの難しさ(主題の決定)」と、「上手に伝わるように書くことの難しさ(表現の技巧)」の2つ』をまず最初に明確にしていることで、本書に対して交換が持てた。
 本書に書かれているすべてを無批判に信じる必要もないが、文章を書く際に気をつけたい多くのポイントがまとめられた本として、すべての「仕事をするニホンジン」に一度は目を通してもらいたい本だと感じた。 


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