ツール・ド・フランス2009 第5ステージ

 やっぱりツール・ド・フランスは面白い。ワンデーや、ジロ、ヴェルタそれぞれに面白さがあるが、トップクラスの人やチームが、本気で勝ちに来る。作戦もより頻繁に実行されるし火事場のくそ力も他のレースよりも3割くらい多く出ているのではないだろうかと思う程です。


 第5ステージは、ルキャップ・ダグドからペルピニャンまでの 196.5km。まったりとレースが進む平坦ステージだったため途中でお風呂に入ったら、その間に、ヴォクレーは旧チームメイトと喧嘩してたようだし、集団ではまた中切れ作戦発動だったようだしと、目を離したのが悔やまれる展開だったようです。お風呂出てきたら集団が3つくらいに割れていた・・・。
 結局集団のほうの中切れ作戦は収束したものの、6人の逃げはつかまらず。 そのまま逃げは早めの牽制に入ってしまってドキドキさせられたけど、残り5km付近(?)でヴォクレーが最後のアタック。誰も反応できずにそのまま独走し、最後は200mくらい様々なポーズで喜びを表現しながらのゴールでした。ヴォクレーが今までグランツールでステージ勝利を挙げていなかったというのが意外でした。マイヨジョーヌを着てあれだけ走っていたので、当たり前のように何度かステージを取っていたような気がしていました(考えてみたら彼が勝った記憶は全然ない・・)。


 ブイグ、雰囲気さぞ良いでしょうね〜。 第2ステージでアラシロのアシストをしてくれたエースのヴォクレーが、今度は自分の力でもちゃんと勝利。 フランス沿道のお客さんの歓声がいつもにも増して大きかったのが印象的でした。


 あと今日のステージでは、真っ青な海と、赤茶けた屋根。南フランスの美しい景色にも心打たれました。あんな風景を見ながら、半日くらいのんびりしてみたいものです。