Android1.5 プログラミングバイブル

 

Android 1.5プログラミングバイブル

Android 1.5プログラミングバイブル


 日本でも HT-03A という Android 端末が発売されたこともあり、お勉強してみています。iPhone よりも開発環境の選択肢がある(といっても Eclipse ですが、要するに普段使っているWindows上でも開発できる)ことや、iPhone よりもより普及している言語(Java) で書けることや、iPhone よりも自由に公開できる(公開にあたって検閲がない)らしいということで、魅力に感じています。 


 すでにいくつか出ている本の中で一番しっくりきたのがこの本。知人の薦めもあり、これをまずじっくりと読むことにしました。 本に書かれているソースコードをとにかく入力して実行してみる、このことを「写経」と言うのですが、久々に楽しく写経しました。ただ読むのに比べると時間はかかったけど、楽しかったな〜。
 非常に写経に向いている本だと思います。 それぞれの節で学びたい機能やテクニックなどを、とにかくソースコードでざくっと見せてみる。 何を目的としてソースを入力しているのかがつかみやすく、有意義な写経ができました。
 惜しむらくはタイトル。 どう考えても「バイブル」じゃぁ、ない。 硬派なサンプル集(「すぐに使える180のワザみたいなのじゃなくて、という意味で。>硬派)というイメージですね。 とにかく動くソースコードを作って、それをばん!ばん!と掲載し、後からキーポイントに対する解説を加えてみた、そんな(悪く言えば)おおざっぱな作りの本との印象を受けますが、その割り切りの良さが写経に向いている所以だと思います。


 これから Android 開発を体験してみたい人にとってこの本は非常に良い入り口となってくれるのではないでしょうか。 実機での動作のさせかた(デバグ用やリリース用など)も紹介されています。


追記:いろんなスタンスの Android 学習本が出ていますが、この本は「画面レイアウトに XML を使わない」派です。色やボタンやエディットボックスなどの部品を java のコードで生成するタイプ。個人的にはこのスタイルのほうが、あっちこっちのファイルを見なくていいのと、何を制御すべきかが明らかになって好きです。



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