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印象操作:「Monty は "聴聞会での" Oracleの態度が不満だから、ユーザにメールを送るよう促した」

mysql

 impressのニュースサイトに掲載された岡田陽子氏の記事。

ECと Oracleの聴聞会に出席したWidenius氏は、聴聞会でのOracleの態度が不満としてOracleMySQL取得に反対するメールをEC に送ろうとユーザーに呼びかけている。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/series/infostand/20091221_338294.html
(太字は本 日記主による)


 Monty が MySQL ユーザにECへのメールを呼びかけたのは「公聴会でのオラクルの態度が不満」だからだそうだ。子どもみたいですね、もんてぃ。「公聴会でぇ、あいつらぁ、ひどいんですよぉ、だからぁ、みんなぁ、EUにじゃんじゃんメールおくっちゃおぉよぉ」とでも言ったのでしょうか。*1


 この部分に限らず、当該記事には露骨な印象操作がふんだんにある。自らのMySQLユーザとしてのひいき目を割り引いたとしても、目を覆いたくなるほど素晴らしい記事だ。冒頭の1ブロックだけ採り上げて、表現の違いによる印象操作が如何ほどかを試みてみたい。



原文(オラクル寄りの印象操作):

発表から8カ月。OracleSun Microsystems買収が大詰めを迎えている。「MySQL」の獲得がデータベース市場に与える影響を調査してきた欧州委員会(EC)に対し、 Oracleは「10の約束」を発表。EC側もこれを評価し、一挙に話が進む見通しとなった。だが、OracleMySQLを手に入れることについては、コミュニティも反対派、賛成派に分断されてしまい、後遺症も懸念される。


逆側への印象操作に挑戦:

発表から8カ月。OracleSun Microsystems買収が大詰めを迎えている。「MySQL」の獲得がデータベース市場に悪影響を与えるとして調査してきた欧州委員会(EC)に対し、 Oracleは渋々「10の約束」を発表。EC側の中にも評価する声も一部にあり、わずかながら状況に変化が見られる。だが、OracleMySQLを手に入れることについては、コミュニティの中にも(大人数なので当然)反対派、賛成派それぞれの人たちが存在している。


 記事の著者がオラクル社とどういった距離感なのかも存じ上げないし、意図的な印象操作なのか天然なのかも知る由もない。ここで指摘したいのは「読み手に一方的な立場での印象を植え付ける記事が掲載されている」という事実である。


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*1:追記:「オラクルが一方的に、自分らの持つ名簿を使い顧客らにEUへの働きかけを依頼していた」という事実を書かないとMontyが今回の働きかけを行ったほんとの理由が判らない人もいるんでね? という指摘を複数の方からいただきました。ここに追記させていただきます