鳩山首相がTwitterに辞意の報告をしたのに対する反応等を分析してニュースリリース出しました

 昨日の鳩山首相の辞意表明には、「またか」という驚きと失望がありました。ちょっといじっては変更、を繰り返していては、誰がやっても何一つ成果が上がらないのではないでしょうか。世論を操作できる立場の皆様におかれましては、このあたりの責任ある行動をお願いしたいところであります。


 さて、その鳩山首相。夕方になって Twitter にも辞意表明した旨、報告(つぶやき,ツイート)をしていました。

2010/06/02 18:53:55 @hatoyamayukio
本日、総理の職を辞する意思を表明しました。国民の皆さんの声がまっすぐ届く、クリーンな民主党に戻したいためです。これからは総理の立場を離れ、人間としてつぶやきたいと思っています。引き続きお付き合い下さい。

このツイートに対して即座に立ち上がる「お疲れ様でした」の声。1分あたり約200件の 「@hatoyamayukio」宛のツイートが登録されていました。ざっと雰囲気を見ていると、マスコミの報道で聞こえてくるような支持率の低さとはまた違った印象。 もっとも「辞める」と言った人に対してとどめを刺さないのは武士の情けと言って我々の国では古来より美徳とされていたものですから(という気がする。古来から生きていたわけじゃないので、実は思いこみかもしれない)、そういった面もあるのでしょうが、それを含め、Twitterでのみんなの反応の良さというものに改めて感心したので、速報値的ではありますが分析してみました。


 ○ニュースリリース: Twitterに見る「鳩山首相の辞意つぶやきへの反応」
  http://artry.net/?p=201


 昨晩7時頃にツイートされたものに対してその後4時間ぶんのデータを収集し、解析、分析。そして翌朝(つまり今朝)リリースを発表するというのは、おそらく私の会社以外には、やっていないのではないでしょうか。
 データを見ると、辞意報告のツイート以降の鳩山さんに向けた(あるいは引用した)ツイートの、実に約4割もが「お疲れ様でした」の言葉をかけています。これは正直驚きました。みんな意外とあたたかい。 ここぞとばかりにあることないこと鬱憤晴らしに言い放つツイートは、目視のレベルではありますがかなり少ない印象でした。わざわざ本人の名前を呼んで(@をつけて)まで言わない/言えない ということなのかもしれません。


 そんなわけで、分析としては速報的な色合いが濃いですが、ご興味の方は上記リリースをぜひご覧くださいませ。
このリリースでは「総理のツイートから4時間ぶん」ということで約23時頃までのツイートを対象としていますが、本日記ではオマケとしてその後を含めたツイート数の動きを紹介してしまいましょう。

 23時頃まで比較的安定して毎分関連ツイートされていたのが、23時を過ぎたあたりから減衰率が高くなっています。午前1時を過ぎると、もうかなり少ない。 
 「人の噂も75日」と言いますが、今や75日どころか 75時間すら話題が続きません。まさに「人の噂も 7.5時間」の時代に突入していることを、このグラフは示しているのではないでしょうか。みんな飽きっぽいからなぁ(含む私)。


 もうちょっといろいろなデータをお見せしたいので、機会あればこの日記などでもチラチラ紹介できればと思っています。


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