『Androidアプリで本当に儲かるのか?』

 木曜夜に、『Androidアプリで本当に儲かるのか?』と題した勉強会に参加してきました。
http://atnd.org/events/19272


 その日の訪問先お客様のオフィスから徒歩5分程度という好環境で開催されたこの勉強会。3人の講演者のお話(各30分)を聞いた後、立食懇親会、という形式です。
 スピーカーとタイトルは以下の3名様:

Android事業の収益性や可能性について
株式会社テレマークス 代表取締役 田中健二氏


法人向けAndroidビジネス、そのポイントとは?
株式会社ジェナ 代表取締役社長 手塚康夫氏


Androidにおけるフリーミアムモデルの展開
株式会社アドウェイズ 執行役員 野田順義氏

 私自身Androidアプリは、遊び程度で少々コードを書いたことがあるくらい(一応マーケットにも乗っている)ですが、講演者の方々はビジネスとして回すところまで、なんとか、持って行っている方ばかり。
 「なんとか」と書いたのは、まさに今回の3人のお話にも共通する課題でもあるのですが、つまりは、単価が小さい。今後不安定感がある。といったところからです。参入障壁の低さが、次々に新しい人が入ってくる(お小遣い稼ぎのプログラマとか)マイナス要素としてある一方で、まだまだAndroid市場自体がこれから延びる、来年夏頃にはすごいことになってるのではないか(意訳)、という展望ももたれているようで、来年初頃までがひとつの正念場かな、と感じました。


 どの方のお話もとてもためになったのですが、中でもテレマークス田中さんのお話は、具体的な数字を提示しての説得力ある(ナマナマシイ)お話で、Androidでのビジネスについて「気にはなるけどトンと見当もつかない」という状態だった私にとって、刺激的かつ、今後の自分見積もりを立てる際の参考になりました。
 コンピュータシステム(今回の話題だとAndroid端末)を、人の成長のため、人が便利になるため、ラクになって別のことに時間を使えるようになるために利用して欲しい、と考えている私とも、着想や価値観の方向性が一致しているように感じました。懇親会でじっくりお話はできなかったのですが、一言でいうと「お話を聞いて嬉しかった」と感じました。


 今回の勉強会に参加して、Androidでのビジネスに対して、「ビジネスにはならないかもしれないな」との思いから、「ビジネスになるかもしれない」へとマインドが変化したことが、非常に大きな収穫でした。
 いつか私や私の会社のアプリが有名になって、どこかでお見かけされたら、「あの時日記に書いてたな」と思い出してください(笑)。


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