フォトリーディングの講座を受けてきた!

 ずっと気になっていた「フォトリーディング」のセミナーを受講してきました。「そんなことできるのかいな?」という気持ちはもちろんありましたが、それよりも「できたらいいなー」という願望のほうが強くて、自分のこの確信は、どこからわき起こっているのだろうと、自分でも可笑しく思いましたが、受講した結果は、大満足で、これからの読書をはじめとする様々な情報収集の方法が変わりそうだと感じました。

なれそめ

 おそらく多くの方がそうであるように、私もシーリィのこの本でした。


[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める

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 今年の6月25日に本書を購入(Amazonさんの記録による)。読み始めたとたんに感じた既視感。そう、この本の改訂前の版を、私は読んだ事があるのです。すっかり忘れていました。
 2度もこの本に「呼ばれた」ことと、現在抱えている様々な悩みがこの技術で解消または軽減できるかもしれないという期待で、前版を読んだ時よりも、気持ちが入り込んだ気がします。 多少の半信半疑(6信4疑くらいかな)もありましたが、おもしろそうだったので、一度直接教わってみたい、質問などで違和感の解消などができたらすばらしい、と急速に「受講の検討」へと気持ちが動いていったのでした。

申し込みまで

 とは言え、安くはないセミナー代。休日を2日連続で埋めてしまうスケジュール。少し悩みました。講師の先生もそれぞれがそれぞれの特徴を持った素敵な方が多く、毎日サイトを見ては決めかねる日々が続きました。
 そして決めたこの日取り。9/18,19。3連休のうちの2日なので時間的負担感が小さいこと、思いついたらすぐ実行したい私にとって、1ヶ月以内に開催される日取りであったこと。そして何よりも最後に私の背中を押したのが、この日程の講師である松岡克政先生(以後まつかつさんと呼ばせていただきます)の自己紹介のひとこと。「たのしそうでしょ?」
 役に立つとか有利になるとかスーパーとかウルトラとか、そういう外面的な効果はいっぱいあるかもしれませんが、その根底にあるのは、自分が楽しいと思うかどうか。今はサイトが消滅してしまった okyuu.com のインタビューでも、「楽しむ」ということを強調させていただいた私にとって、このヒトコトは「ズルイ!」といいたくなるくらいの殺し文句です(笑)。
 唯一の不安は、まつかつさんがデザイン系の方であること。持ち前の図形や色彩のセンスで「ほら、こっちのほうがきれいでしょ」と言われたら、辛いなぁと不安に思っていました。音楽をやっている人ならば自然と、ドゥアの3音を低めに取ったり、次への展開で和音に変化つけたかったらとりあえず7音入れたりしますけど、それを未経験の人に要求するような、そんな感じですかね(笑)。結果として、拍子抜けするくらいこれは杞憂でした。全然そんなセンス要求されていません。大丈夫!
 そして申し込みをしたのが、8/25。

セミナー当日

 基本的には上で紹介した本の内容そのものなので、個別の手法などはここでは紹介しません。私が感じたこと中心に書こうと思います。
 おおざっぱに言うと「とにかく潜在意識に取り込んじゃいましょう。あとでそれを上手に取り出していきましょう」という、ここだけ聞くと引いてしまう人がいるかもしれないようなものです。潜在意識なので容易には確認できず、もうあとは「信じるか信じないか」だけかな、と個人的には思っています。信じてみて失うものはないので(大丈夫、高い壺を買わされたりしません(笑))、私は信じ込んでみることにしました。


 集中し、この本を読みたいという気持ちで心をいっぱいにし、一応全体的な構造だけは理解しておいたあとで、ひたすら各ページの「画像」を目に見せてあげる。潜在意識に入った情報に軽くフックをつけておくために、簡単な復習をして、あとは寝かせておく。しばらくしてから改めて活性化を行い、自分が知りたかったことを顕在意識に持ってくる。おおざっぱに言うとこんな感じで(かなり「わたし語」にアレンジしています)、この各ステップを講座では教えてくれ、体験させてくれました。
 フォトフォーカス(遠くを見る目のまんまで、手元の本を見る)によって画像をインプットする部分がキモのひとつだと思っていますが、今まで裸眼立体視が一度もできたことのない私のこと。しかも潜在意識に対してインプットしているから、見ているのか見ていないのかすらわからない(笑)。すごく不安な思いでページをめくっていました。2日目に一度だけ「あ!これ!」という感覚を味わえたのがうれしかったです。
 それまで「視界に何か入っているけど何かを気にしたとたんに一部の文字だけが見えちゃう、だから何も考えないようにする」感じだったのが、その時は「文字の一つ一つは非常に濃い色で、きれいにぼやけて視界にある」感覚。「あ、見てる」と意識しても、さらにページをめくっても同じ。飛び出してぼやけているようだとも表現できるし、変な言葉だけど「くっきりとぼやけている」とも言えそう。 この感覚を体験できたのは、大きな収穫でした。おもわず「うわっ!うわっ!」と声をあげてしまいましたよ(言葉にならなかった(笑))。 これはおもしろい!


 活性化については、私は今ひとつ体感をつかめなかったのだけれども、隣で一緒にやっていた方が「どんどん見つかる!どんどん飛び込んでくる!不思議!!おもしろい!!!!」と興奮していたので、遅かれ早かれ私も追いつきますよ!
 とにかく、潜在意識に突っ込むところまでは訓練の方法がわかったので、どんどんインプットしながら、取り出し方は、教えていただいたことをベースににして色々工夫してみようかな、と思いました。
 

 何度もやってきた「集中モード」。いよいよセミナーで最後の集中モードに入るとき、実は私は(呼吸のタイミングにより)ちょっと出遅れてしまったのですが、その際、まだ私が息を吸い上げている時に、部屋の空気が変わったのが分かったんですね。ピキッというかパリッというか、穏やかに部屋の空気を切り裂くような感じ。「気」ってやつなのかなぁと思いながら、私もその空気に吸い込まれ、2日間で一番集中したモードに入りました。
 ・・・・こう書くとなんか変な宗教みたいですね(笑)。少なくとも今のところ(講座代金以外の)財産を巻き上げられたり結婚相手を勝手に決められたりとかしていないので、大丈夫です(笑)。

 

セミナー当日:痛感したこと

 同時に、今回のセミナーは私にとって、たくさんの残念なことを痛感する時間ともなりました。
 まず、方向音痴。駅から見えている会場なのに、全然ちがう道をずんずん進んでしまいました。自信を持って(汗)。未だに理由が不明。スタート地点とゴール地点のおよその位置関係しか把握していないのかなぁ・・・ おかげで開始10分強前に会場に到着していたときには、みなさんすでに着席済みでした。はやすぎる(笑)。


 2番目の痛感は、言語認識能力の低さ。文字で飛び込んで来たこと、相手が質問してきたことを理解するのに2度読みや反芻が必要なことが多いのです。だからちょっと緊張した場面でリアルタイムで質疑を繰り返すようなのが怖いんですよね。アドリブが効かないことにも通じているかと思います。


 3番目が、質問の作り方が下手だなぁということ。自分が本を読む姿勢について気づかせてくれたとも言えるのですが、相手となる本に何も気にしていないんですよね。ある分野に詳しい相手と差しで飲みながら、こちらは白紙の状態でうんうん、と話を聞いている感じ。相手が言ったことに対して、こちらの何らかのフックに引っかかれば質問させていただくこともあるけれども、基本的には相手のはなしをとにかく聞きまくる。そんな読み方。だから本に対してあらかじめ質問や設問を作るということが、とても難しく感じました。たぶん、重要なポイントを私が勘違いしていて、ほんのちょっとした角度修正でおもしろいように、本からもっともっとたくさんのことを引き出せるようになると思いたいので、今後工夫してみたいと思います。

まとめ

 原理の理解、そして実践を通して、たくさんの経験を、このセミナーでは積ませていただきました。まずは教わったことを確実に出来るように「守破離」の「守」をやっていきたいと思いますが、同時に、そこにこだわりすぎずに、根底にある本質をつかんで、自分なりの実現方法も模索して行けたらと思っています。
 シーリィの本を読むだけでは分からなかった空気や感覚と言ったものを満たしてくれた本セミナー。参加して本当によかったと思っています。私の成果はもう少し時間が必要になりそうですが、早速いくつかの分野で使ってみようと思います。


 素敵な受講生の仲間たちにも出会えて、いい2日間でした。これからもお互い頑張っていきましょう!そして、講師のまつかつさん、どうもありがとうございました。


 書きたいことが多すぎて、うまくまとまっていませんが、今回はこんなあたりで。聞かれればいくらでも語ると思いますので、私の知り合いの方で興味を持った方は、呑みに誘ってくれたりしたら喜んで語りますよ(笑)。

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