ClubMySQL #4 で『周辺知識から理解するMySQL の GIS機能』の話をしました

 第4回目となる ClubMySQL にて、『周辺知識から理解するMySQLGIS機能』と題したお話をさせていただきました。
ClubMySQLは、ひとりの話をじっくりと聞くというコンセプトで開催している、セミナー形式のイベントです。ひとり30分程度までの持ち時間で何人かの話を順に聞くスタイルの勉強会に参加/開催 してきた中で、「もっとたっぷり時間を使ってじっくりと聞かせてもらいたいなぁ」と思うことがあったことから、このスタイルでの開催をはじめたので、もともとは当然、自分以外のいろんな人にお話をしてもらうつもりでしたから、まさか自分で話す機会が来るとは思ってもいませんでした。まさに自作自演の回。

clubmysql.connpass.com


 この1年ほど、MySQL 8.0 で本気を出されたGIS機能について、大変興味を持ってきました。興味の方向がナナメ上のほうに行ってしまうクセのある私は、緯度・経度に関連して測量や三角点に興味を持ったり、地球の形に興味を持ったり、伊能忠敬の記念館に足を運んだり、何故か江戸の古地図を買ってしまったり等、全然MySQLのコマンドをたたくところに戻ってこられなくて困ってしまいましたが、まぁ基本的にDBMSの仕事としては究極的には「値を登録できます。取り出せます」というだけの話ですので、その値がどのような意味を持っているのか、どのような使われ方をするのか、という点を理解することは、よりよくDBMSを利用するために必要不可欠な知識であると思っています。

 という言い訳を用意して、興味全開でこの一年で得た理解、知識、体験を全部吐き出す機会がほしくなり、自分の主催イベントで、自分でしゃべらせていただくことにしました。今回話した内容は、今でこそ多くのMySQLユーザにとって目新しく新鮮なものですが、一年後には誰もが知っている「あたりまえ」の事になっていてほしい、今回はそんな思いで挑みました。

 うまく伝わった手応えを感じた部分、上手に説明できなくて申し訳なく思う部分、いろいろありましたが、「第一歩」としての情報提供という意味では、少しはお役に立てたかなという気はしています。色々な技術を習得されてきた皆さんならお気づきのことと思いますが、さらっと当然のように説明した部分にも、その理解に至るまでに相当の苦難(笑)を乗り越えて得たものもあります。皆さんには、その部分はさらっと乗り越えていただき、その先にあるもっと面白い部分をぜひ、試していただいて、わたしにも教えてください。なんたって、今回の講演のテーマが「詳しい人が増えて俺に教えてくれる」ですから!




 最近のこういったイベントでの私のセミナーは、資料を簡略化する向きなのですが、今回は資料そのものを残すことを大きな目的のひとつとして、結構頑張って作り込みました。当日発表したものに、少々の修正と、いくつかの説明や情報を加えたものを公開したので、ご覧ください。私の勘違いも多く含まれているかと思います。お気づきの点があれば、ご自身のブログやその他の方法でご指摘、ご説明賜れましたら幸いです。

www.slideshare.net


 話をしていて、とにもかくにも楽しかったです。お聞きくださった皆さん、どうもありがとうございました。伝えたいことが多すぎて、話題があちこち行きましたが、位置の情報を扱うことの楽しさが伝わったらいいなぁ。私自身もまだまだ「楽しそう」というところまでなので、「本当に使ってみて楽しい」のステージへ、はやく行きたいものです。
 会場を提供くださった Yahoo! Japan さま、どうもありがとうございました。ゆったりと素敵な空間でした。イベントでなくても、普通に LODGE も利用させていただきたいな、と感じました。
 ClubMySQL、次回開催は未定ですが、また(私以外のスピーカーで)開催を続けたいと考えています。開催案内が目にとまったとき、ご興味のあるテーマでしたらぜひまたご参加ください。


 講演の中で「みんなもどんどん試して、どんどん情報発信(交換)しましょう」と呼びかけたところ、当日会場から質問もあった内容について、@atsuizo さんが早速、MySQL Workbench での GIS 情報の動作(表示)について試して、ブログを書いてくださいました。嬉しい!ありがとうございます!私も試す!
atsuizo.hatenadiary.jp

id:next4us-ti さんも早速 Workbench 試してくださいました!
next4us-ti.hatenablog.com

id:hmatsu47 さんが、とぅぎゃってくださいました!
togetter.com

id:hmatsu47 さんによる今回のイベントのまとめ:
hmatsu47.hatenablog.com
→一点私の説明不足があってですね。「子午線」自体は、子と午を結ぶ線なので無限にあるんです。グリニッジとかパリとかボゴタとか話したのは「本初子午線」といって「ゼロ度をどこに定めますか」というお話でした。

id:dupont_kedama さんは、公開されている位置情報データをMySQLに取り込む方法について:
dupont.hatenablog.jp


 楽しんで開催して、楽しんでしゃべってきたつもりだったのですが、やはり何かと緊張したりドタバタしたりしていたようで、あろうことか、今回の会に関する写真を一切撮っていませんでした(^^; 代わりに手持ちの本(未読のものもあり)でも。
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 そうそう。紹介しようと思っていて忘れていた本をひとつ。剱岳という難所に三角点を設置せよ、と命じられた主人公が苦労を重ねてなんとかたどり着くというお話。三角点の選点、設置、そして測量に至るまで、どのような苦労があるのか。ぐいぐい引き込まれました。

新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫)

新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫)