MySQL認定資格試験に挑戦(MySQL 5.7 Database Administrator(1Z0-888-JPN))

 今、MySQL界隈で話題沸騰の MySQL認定資格試験を受けてみました。 現在日本語で受けられるのは、「MySQL 5.7 Database Administrator (1Z0-888)」一科目のみです。 全75問を120分で解くCBTによるテストです。いつでも受けられます。58%で合格。

https://education.oracle.com/ja/mysql-57-database-administrator/pexam_1Z0-888


 MySQLな仲間たちが続々受けていて、当然のように続々受かっていたので、そりゃそうだよな、と私も軽い気持ちで受けてみた、平成最後の春。
結果は・・・・・



 実はこの時「再受験支援キャンペーン」だったかな、落ちた場合はもう一回、タダで受けられますよ、というキャンペーンをやっていました。そりゃぁ、2回受けられるほうを選びますよね。そのほうがお得なんですから!!
 ・・・すいません、悔し紛れです。実力なんです。


 そして、令和になって初めての七夕明けの日。無料再受験の期限があと数日に迫っていたので、慌てて受けてきました。 だって、そのほうがお得なんですから!! 前回の受験で「なるほど、こういう所を攻められるのね」と感覚的には掴んだものの、試験勉強のためのテキストがあるわけでもないので、明らかに自分がニガテだった部分について軽く調べてみたりした程度で、結局実際にコマンドを多く叩いて試してみる時間も取れないまま、暗澹たる気持ちで試験会場に向かいました。
 前回は途中で集中力が切れてしまった反省もあるので、今回はのんびりと。 疲れたら目をつぶってゆったりと(そのまま寝ちゃいそう)。集中力持続作戦が奏功し、部屋を出たのは終了5分前。ゆっくりしすぎた(笑)。
 結果はその場では分からず、しばらくしてからサイトのほうで発表されます。帰路の電車に乗って確認した、その結果は・・・・



 わぁい! 
 今回もダメだったら、MySQL引退かな、とも思っていたくらいなので、ほっとしました。 ぎりぎりでも満点でも合格は合格(笑)。



 前置きはこれくらいにして、自分がこれほどに苦労した事の分析とともに、どんな試験かを簡単に紹介したいと思います。試験内容については、確か「あんまり色々書いちゃいけないよ(意訳)」という規約があるので、試験内容には直接は触れませんが、本稿冒頭で紹介したリンク先(公式サイト)にある「試験内容 チェックリスト」に言及する範囲は許されるかと思うので、そんな感じで。

 まず、この試験は試験名称をよく見ると分かるとおり、MySQLの "Administrator" の試験です。 インストールしたり、レプリケーション設定したり、レプが止まったら的確に再開したり、バックアップ取ったり戻したり、接続ユーザを管理したり、最高のパフォーマンスを引き出すためにメモリをはじめとするパラメタをいじったり、何か変なことが起こったら気づけるように監視のしくみを考えたり、セキュリティに気を配ったり、そういった諸々が、MySQLの「サーバ管理者」の知識として求められます。
 一方の私は、最近は実際の業務でのMySQLの管理はしていないこともあり、全体の話題の中で、最新バージョンにどんな機能や工夫があるのかは知っていても、実際のパラメタ名や設定内容については、ぼんやりと見たことがある程度です。つまり私は「MySQL管理」のプロではない、というか素人以下*1。 試験では(私にとっては)見たこともないパラメタが出てきたり、名前を聞いたことがある程度の周辺ツールが出てきたり、やはり「真剣に現場で触っていない」ことのハンデは大きいな、と感じました。 逆に、上に書いたようなこと(そして公式サイトの「試験内容チェックリスト」の内容)を普段の業務でやられている方ならば、比較的ラクに合格できるんじゃないかな、と思いました。58%の正答でいいんですし。 ぜひ挑戦していただきたいと思います。 そして「坂井なんかとは違って、自分は1回で受かったぜ!」と自慢していただければ(笑)。

 これで私も、MySQLの「管理」には詳しくないことが公になったので、またちょっと気楽に色々「試してみた」レベルの日記でも書けたらな、と思います。なんとなく自分の中に、今更感があって「久々に自分でレプリケーション動く環境作ってみた」とか「改めて、バックアップ色々試してみた」のような、無邪気にたのしー、という感じのものは書きにくくなっていたのですが、詳しくないことを表明した今、怖い物はないので、無邪気にまたMySQLと戯れて、他愛もない「たのしー」を公開して行けたらなと思います。
 詳しい皆様、いろいろ教えてください!


 
 

*1:素人は知ろうとするから楽しいのです