怖いくらい通じるカタカナ英語の法則

怖いくらい通じるカタカナ英語の法則―ネイティブも驚いた画期的発音術 (ブルーバックス)
怖いくらい通じるカタカナ英語の法則―ネイティブも驚いた画期的発音術 (ブルーバックス)

 What should I do? (どうしたらいいの?) を ワッシュライドゥ? とカタカナで発音すればいいよ、的な紹介がいっぱい出ている本。 私自身はそもそも発音で通じないというレベルではなく発音する元ネタ(単語とか語順とか)がないというフェーズなので、この本はある種の「ネタ」として気軽な気持ちで読んだ。著者としてはそんなに読み流さずに各例とも 70回繰り返してじっくりと読んで欲しかったようだが。
 前半にこういう事例が59個。応用事例や関連する言い回しなどの紹介もあり、私には発音そのものよりも、「へぇ、こうやって言うのか」という視点でこの本が役にたった。
 中盤は表記された言葉を(いわゆるローマ字っぽい読みではなく)通じるカタカナ語にするための変換ルールを紹介。


 個人的に一番面白かったのが最後にオマケのように付けられた「理論編」の章。著者の専門である脳科学的な観点から、言語を習得するというのはどういうことか、バイリンガルや赤ん坊などの脳が各言語に対してどのように反応するかなどが紹介されている。もう少しページ数を割いてじっくりとお話をきかせてもらいたかったところ。


 8cmの音声CD付き。

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