09.アメリカの住所事情

 初めてアメリカに行って驚いたことのひとつに、住所表示のルールがあります。
まず道には必ず名前がついているということ。これは、どんなに小さな通りでも当てはまります。たとえば街中の通りに名前がついているのは納得できますが、そこから家への引き込みの通り−つまり、両脇とつきあたりに計5件くらい家があるようなそんな通り−にさえ、名前がついているのです。 空港でも土地でも人の名前をつけることが一般にお子なれれているという印象も以前からつよかったので、こういうところにも「名前」に対するこだわりが感じられるな、と思いました。
 より合理的には最初に「えいや」で番号を振ってしまい、その間の通りは小数点以下で適宜つけていくとか、そういうほうが現在位置がわかりやすくて良いのですが、いわゆる「アジ」がないのでしょうね、これだと。


 もう一点驚いたのがすべての建物に番号がついているということ。建物の入り口には必ずといっていいくらい、3桁から5桁の数字がでかでかと提示されているのです。通りを進んでみた印象ではほぼ数字の順番通りに並んでおり、「あっ、いきすぎたね」とか「近づいてきた!近づいてきたぞ!」などと分かって便利でした。
 見栄えが悪いとか景観が、、、という兼ね合いはあるのでしょうけど、とにかく便利だなと感じました。日本でも小さい青いプレートで番地表示するものは多くありますが、あったりなかったり、なかなか知りたい情報にたどり着けないんですよね。。



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