- 作者: 横溝克己,小松原明哲
- 出版社/メーカー: 日本出版サービス
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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今年4月に長岡技科大に行ってきました(http://d.hatena.ne.jp/sakaik/20080419)。その際にちょっと時間があったので(というかブース出しているので時間があったわけではなく、無理矢理時間を作ったのですが)大学の購買部を除いてみた時にみつけたものの一つがこの本。 とある授業で教科書として使用しているようです。
人間の視覚、聴覚、触覚および各種運動能力について、まず人間の特性を解説し、それに見合ったインタフェースとはどういったものかを論じるという流れになっています。まさかこのタイトルの本でまで「マズローの欲求階層」を目にするとは思いませんでしたが。
まったく知らない世界を除いてみたいという好奇心で手に入れた本ですが、かなりの範囲にわたって多くの実験がなされており、数値化がなされていることに驚きました。
特に15章の、作業分析の手法の紹介はおもしろかったな〜。
普段何気なく身の回りにあるもので「便利に感じるもの」「いまひとつ配慮が行き届いていないように感じるもの」があるのは、こういった配慮をしているか否か、あるいは「より多くの人に」利用してもらおうと設定したおかげで自分には使い勝手の悪いものになっている、のいずれかなのだなぁと納得した次第。