- 作者: 川上義明
- 出版社/メーカー: 税務経理協会
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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これも昨年福岡大学に行った際に購入した本。授業で使用されているということで、いったい学生は中小企業の何を学んでいるのかに興味を持って手にしました。読んでみての率直な感想は、「やはり、 "論" だなぁ」というものでした。途中で読むのが苦痛になってきて、足早に読み終えたのでした。
なんだろう。。企業というのは、適切なタイミングで適切な施策を採り適切に判断行動するもので、この適切さの基準というのは「先」を見ることです。対してこの本では現在の状況を分析したり分類したりするのに多くの労を割いているという印象を受けました。現状を知ってこそ その先へのシームレスな変化方針を策定できるというという発想は理解できなくもないのですが、これが中小企業の経営だと学生さんに思われてしまうと、社会に出てから何も自分で考えられない、何も判断できないオトナになりそうだなぁと危惧しました。
非常に広範囲にわたって述べられている本ではあるので、本書を読んだ学生の皆様におかれましては、本書で学んだ内容をベースにして、本書の外側にある「誰も知らぬ未来」へ向けての思考や行動ができる用になることを目指してもらいたいものです。
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