山古志の闘牛

 OSC2009-niigata の翌日。現地の方に連れて行っていただきました。山古志の闘牛。
闘牛というと赤い布をヒラヒラさせるスペインのアレをイメージしがちですが、ここの闘牛は「角突き」とも言われるように、牛どうしのぶつかり合いです。頭をつけるときの「ゴン」という大きな音や、1トン近くの牛どうしが力一杯押し合いねじりあう様子は、スピード感とは別のすごい迫力でした。


 会場につくと、牛がお出迎え。 


 牛同士がぶつかりあい、勢子さんたちが周りでもり立てます。 会場で配られるのは取組表と、牛紹介の紙。名前、年齢、重さなどが顔写真(?)とともに掲載されています。


 最初の頃は「あれ?今のはどっちが勝ったんだろう?」なんて思っていたのですが、途中で説明があり、この闘牛は神事なので勝敗をつけることを目的としない、とのことでした。「両者とも良い勝負を見せてくれた、それでいいじゃないか。あっぱれ!」 ということですね。それを知ってからは素敵だなぁと思い、一層この闘牛に惚れ入ってしまいました^^


 そして、今回メインの進行をされていた、この方。

 もうね、素敵なんですよ。 説明が丁寧で、すごく聞きやすいまぁるい声で、しかもマイク切って牛にかけ声をかけるときは誰よりも遠くまで通るしっかりとした声。 格好良かったです。 この写真の牛さんも、見るからに素敵な声で鳴いている(唸っている?)様子がわかります。


 終わったらこうやって牛さんと一緒に写真撮ったりもできます。

 私も背中から後ろ足にかけてなど、触らせてもらいましたが、全部筋肉みたいな感じで固く、驚きました。みんなで一緒に写真を撮っていたら、おしり(腰?)を触られるのが鬱陶しくなってきたのか、知人がしっぽで叩かれました(笑)。ごめんなさい。
 この距離感がいいですね〜。 また来たいと思いました。 山古志の闘牛に対する協賛会員制度とかないのかしらん(ちょっと調べた範囲では見つからなかったけど)。


 また、先の震災について、もちろん心は痛めていたものの自分には遠く縁のない地域で実感がわかなかったのですが、今回訪問したことで初めて、震災からの復興してこうやって闘牛を開催できていることの幸せに触れることができました。実際に自分の足と目で見てまわることってやはり大切ですね。


 家に帰ってから色々検索していたら、今回出場(?)されていた方のブログがありました。小千谷の紅桜さんという方で(私も手元にたくさんの写真がありますが当然どの方かはわからず(笑))、牛が好きなのはもちろん、他の色々なことも楽しんで生きていらっしゃるなぁということがわかる素敵なブログだと思いました。
 今回の写真もいっぱいアップロードされていて、以下のページに微妙に私も写っています。いや、知っている人以外には絶対わからないだろうけど(笑)。 確かにここにいたぞという証明にもなるようで、なんだか嬉しいですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/ojiya_tsunotsuki/49112207.html


.