【祝】Club DB2 第100回!

 世の中にはオープンソースでないデータベース管理システム(DBMS)というものもありまして(笑)、Oracleがよく知られていますが、IBMDB2 というDBMSを持っています。よく知らないまでも私の中での印象としては「もっとも正統的な」データベースというイメージがあります。(そしてマニュアルなどで、やたらと用語を日本語化して扱うというイメージも:-))


 そんな 「DB2 のエンジニア同士のコミュニケーションを深めてもらうためのサークル」としてほぼ月2回のペースで開催されているのが Club DB2 です。
 http://www.ibm.com/developerworks/wikis/display/clubdb2/Home


 ご縁があって私も1年と少し前から参加させていただいていて、DB2の個別のTipsや小技といった狭い範囲の話題にとどまらず、(DB2というツールを通して)DBMS自体を知ろうとする本質的な姿勢を感じられたことや、何よりもその後の懇親会(お食事会)での空気の暖かさに感じ入り、すっかり惚れ込んで頻繁に参加させていただいています。


 その Club DB2 が、2010年4月23日(金)の東京での開催で第100回を迎えました!月2回だと4年かかります(歴史は調べていないので実際開始されたのがいつなのか知りませんが、1,2年でできるものでないのは確かでしょう)。
 100という数字にはその開催の重みがあります。 主催側って休めないんです。気分が乗らない時期、面倒だと思う時期、実はあまり関心のない話題。だからといって欠席できないんですね。 それを積み重ねてきた事に、私も時折ちょっとしたイベントの主催側に立ったりすることがある身として並ならぬ尊敬の念を禁じ得ません。



 100回が近くなってきた今年のある日、「なにか大きいことやろうよー」という話をしていたのに、実際に100回のアナウンスがされた時には「第100回 新入社員・初心者歓迎×××入門」みたいなタイトルで、正直すこしかなりだいぶがっかりしたのでした。
 が、水面下では非常に大きなプランが進んでいたようで、その数日後、「内容変更」のアナウンスが!



すさまじく豪華な講師布陣です!
内容もIBMの最新技術分野の紹介となっており、まだ市場にあまり出回っていない情報が出てくること間違いなし!です。


 新しく発表されたテーマは

○ 「未来を開く高いインテリジェンス - ストリーム・コンピューティング」 (菅原DE)
○ 「DBから見た最新ハードウェアのメリットとは?」 (大沼DE)


 そう。 IBMの誇る技術の最高職位「技術理事(Distinguished Engineer;DE)」のお二人が、IBM公式開催というわけでもないこの(私の感覚では「趣味の」)イベントに来てくださるのです。見たときはすごく興奮しましたよ!


 そして迎えた第100回。お二人の話に聞き入りました。普段かなり姿勢の悪い私がお二人の話の間はほとんど椅子の背もたれに寄りかからずに話を伺っていたということからも、その緊張感がわかるでしょう。
 本当に深く知っている人の、でも決して「私は知っている、お前は知らないだろう?」という見下した姿勢の全く感じられない「技術大好き。面白いでしょ?これ!」という内容で、未熟な私には理解できない面もたくさんありましたが、迫力を存分に味わってきました。内容に詳しい来場者との質疑応答などにも打てば響くような回答(またはディスカッション)で、響きました。


 ということで、第100回開催おめでとうございます!
 今後もまだまだ続けていくとのことですので、また時間の許す限り私も参加させていただきたいと思います。


 まだ参加したことのない人も、Club DB2 の本体には参加したことがあっても懇親会に参加したこともない人も、まずは一歩、踏み出してみたらいいと思うんだ。



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