便利に利用していた 断裁機 PK-513L が押しても押しても切れなくなってしまった*1ので、刃を交換してみました。
何度か苦労した点があり、1時間近くかかりましたが、原理が分かってしまえば15分程度で交換できそうかな、という印象です。次回交換のための記録を兼ねて、以下に整理しておきます。
Amazon さんの記録によると、PK-513L を購入したのは、2011/1/20。いきなり雑誌綴じのステープラーを噛んで刃こぼれさせたりしましたが、数多くのマニュアル、雑誌、会報などの電子化に働いてくれました。ほぼ1年での刃の交換となりましたが、十分にモトを取った気分ではあります。
(2013/10/10追記)二度目の交換は、2013/10/10 春先から引越などによりちょっと使用頻度が減っていた時期もあったことを考えると、ほぼ一年ちょっとで交換、ということになりそうです。
替え刃は、PK-513H で、Amazon で \14,600 でした。翌日には配達されました。快適!Amazon プライム!
(2013/10/10追記)今回は \14,000 でした。それでも安いものではないので、使い終わった刃が2つも手元にあることだし、「研ぎサービス」の利用も次回は考えてみようと思います。
なお、以下の手順は、今回私が作業をした反省も含め、「次回やるなら、このようにすると効率いいな」というまとめとして記述したものです。実際の作業にあたっては怪我などなさいませぬよう、十分にお気をつけください。
準備編
以下のものを準備します。
・断裁機 PK-513L
・替え刃 PK-513H
・ラジオペンチ(あったら便利)
・プラスドライバ
・マイナスドライバ(大)
・レンチ(10/13 の2種類)
・軍手とかあったほうがいいかも(結構油がつきます。今回私は、都度ティッシュで手を拭いたけど)
・やる気。
・安全に実施するための集中力と注意力
分解編
分解は、主に以下の手順となります。
(1)カバーをはずす
(2)両脇の六角ナットをはずす
(3)裏側中央のねじをはずす
(1)カバーをはずす
後ろ側にあるねじ2つを、プラスドライバーではずします。写真は、外す前と、外したあと。
(2)両脇の六角ナットをはずす
今回は組み立て後にこの仕組みに気づいたのですが、ばねの上部はレバーになっています(写真の青丸部分)。これを手前に引く*2ことで、刃を上にひっぱっているばねをゆるめることができます。
そしたら10号のレンチと13号のレンチで、赤丸部分のナットをはずしましょう。13号のほうは刃を留めている部分なので、刃が落ちてくるのに注意!
(もしかしたら10号側ははずさないでも、ゆるめるだけでOKかもしれないけど、まぁ外したほうが作業しやすいでしょう)
左も同じく。
(3)裏側中央のねじをはずす
裏側中央にも、ばねがひっかけてあるねじがあるので、マイナスドライバで外します。
写真ではバーに隠れてしまっていますが、このばねの下部のところのやつです。
組み立て編
基本的に、分解したときと逆順です。分解編の番号に従ってまとめました。
(3)裏側中央のねじをとめる
ばねをひっかけて、ねじを留めます。このねじで添え板まで留めるのかと苦労していたのですが、どうやらばねをひっかけるためだけのねじのようで、無理矢理バネをひっぱることもなくやりやすい方法で留めればよかったようです。
(2013/10/10追記)このとき、裁断機本体を寝かすと作業しやすいです。ここで留めようとしているねじが上側になるように、裁断時の持ち手部分と本体部分で立てるのです。そうすると、留めようとしている刃の部分が重力の影響をうけないので、スムーズにできました。
(2)両脇の六角ナットをとめる
13号のナットをしっかりと刃に留めます*3
上部レバーが手前に引かれている状態でボルトにばねの端をひっかけて、10号ナットで留めます*4。
上部レバーを引き上げて奥に倒します。必ずしも両脇いっぺんにやる必要はないようですが、両手それぞれにもってある程度まで引き上げて置いたほうが、やりやすいように感じました。
なお、レバー側にひっかける向きに気をつけないと、レバー引き上げ時にはずれることがあります。ご注意を!
(写真は試行錯誤中だったので、この向きが正しいとは限りません(笑)。外すときにご自身でよく見て置いてください)
(1)カバーをとめる
カバーをかけて、プラスドライバで留めます。
以上で刃の交換は完了です。ばねをひっぱりながら留めたり外したりするのに苦労しましたが、レバーの仕組みに気づき「よくできてるな」と思いました。
交換後の切れ味は、別世界! ざくざく切れます。交換してよかった!
これから裁断機の刃を交換しようとしている方の参考になりましたら。
え?Amazonのウィッシュリストですか?いやぁ、参ったなぁ。ええ、ここですけど、いいですよそんな気を遣わなくっても。
(2013/10/10追記)・・と書いていたら知人が本当に贈ってくれてびっくり。言ってみるもんだ(笑)。お役に立てたようで何よりでした。