7月17日、「もっと Delphi のおしゃべりをしよう」の会の第1回「Delphi Talks 1」を開催しました。最小催行人数3名、と銘打ってこぢんまりとスタートするのもいいな、と考えていましたが、最終的には67%増の5名(私含む)の参加をいただきました。
私のイベント開催スタイルをご存じの方は、今回の開催に向けての私の準備のなさに驚くかもしれません(笑)。世話人があれこれ仕込むのではなく、参加してくださるかたのネタと空気に場を任せてみようと思ったのです。(あと、現実的な話としては、個人的に実は無茶苦茶忙しくて、細かいことを仕込んでいる時間を取れなかったというのもあります←というか、こっちが主たる理由な気がしますが)
よくあるセミナーみたいに、講演者が言いっぱなしで終わるものではなく、この会では、双方向のコミュニケーションを重視したいということを今回の開催の軸としてみました。実際に、Delphiでの自作ツールについて発表いただいた方々にも、どうやっているのか、何のコンポーネントを使っているのか、など、普段の講演ではなかなか深くまで聞くことができないような事まで、ポンポンとテンポよく聞くことができたのが面白かったですね。
長く開発を続けているツールだと、開発環境のバージョンアップへの追随が必要となってくることが多く、Delphiの場合は(Delphi2007のあたりでしたっけ)コードの作り込み方によっては Unicode対応化という点で 結構苦労があるのだということを知りました。あと、Windowsのバージョンによってダイアログの挙動が変わった(ファイル名フルパスで与えても動作するか InitDirで与える必要があるか)のも、ここ数年まるまるブランクとなっている私にとって、新鮮なお話でした。
書籍「Delphi XE2 Foundations」の現物もお持ちいただきました。600ページ超の分厚い英語の本で、GUIでの開発環境としてのDelphiというよりも言語としてのDelphiに焦点を当てておはようからおやすみまで説明された、本格的な本との印象を受けました。これは日本語で読みたい!
私自身は今回は持ちネタはなく、おもいっきりリハビリモードで「そういやDelphiってこうだった」とか「最近のDelphiはこうなのかー」などと、教えていただくことばかりでしたが、こういう場に参加すると「何か作ってみたい」というモチベーションが上がりますね。 全部把握しようとせずに、まずは使って見たい技術要素に絞ってリハビリや最新情報の調査をして、皆さんにお見せするにはお恥ずかしいレベルかもしれませんが「再入門初心者の記」的なネタでも提供できたら、と思いました。
発表の場があると、そこに向けて何かを用意してみたいというモチベーションがあがるのもいいですね。
こんな感じで、どんな雰囲気になるか不安に思っていたのがばかばかしくなるくらい、盛り上がった2時間でした。
開催にあたっては、もう少しだけ日程のアナウンスを早めにしたほうがいいとか、最初に予定話題一覧をホワイトボードに買いておいたほうがよかったんじゃないかとか、終了後の懇親会(飲み会)をちゃんと考えておいたほうがいいんじゃないかとか、世話人が頼りないんじゃないかとか、いろいろ課題はありますが、工夫を重ねながら、まずは年内いっぱいは、頻度高めに開催していければと考えています。今回参加してくださった方はもちろん、今回はタイミングが合わなかった皆様も、ぜひ次の機会には参加いただければと思います。
最後になりましたが、会場を提供くださったエンバカデロ様、どうもありがとうございました!
なお、Delphi Talks イベントの情報は、当面、Facebookのグループを中心として進めていく予定です。Facebook利用可能な方で Delphi Talks にご興味の方は、ぜひ以下のグループにもご参加ください。
http://www.facebook.com/groups/308617215890284/
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