Microsoft Universal Mobile Keyboard が充電できなくなった

Microsoft の Universal Mobile Keyboard というのがありましてね。質実剛健でありながらスリムなボディに惚れて、一時期、よく使っていたわけですよ。むかし。
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 最近、しばらく使っていなかったこいつを引っ張り出して、使って見ようと思ったのですが、電源が入らない。まぁバッテリーからっぽだよなと思い、充電すると、充電しながらならば使用できるけど、充電ケーブルを外すと使えなくなる(十分な時間、ケーブルを接続した後でさえも)。

 バッテリーが逝っちゃったようです。 ケーブルを接続しながらならば使えるとは言え、それじゃモバイルキーボードの意味がないですよね。軽く検索してみて、自前でバッテリー交換するのは無理そうな話ばかりだし、生産終了品なので修理も再入手もできないようなので、諦めることにしました。ありがとう、私の Universal Mobile Keyboard。

 お別れの餞に、分解の儀式です。

この薄い筐体の中に、私を苦しめたバッテリーは一体どこにあるのか。別れの前にお目にかかって、ひとことご挨拶申し上げたいじゃないですか。もちろん、一度分解したら元に戻せないことを承知の上で、です。

 まずびっくりしたのが、フタ。 おまえ、磁石でくっついていたんか! 長らく持ち歩いていたのに気づかなかったよ。
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 次にキーボード部分を外します。軽く力を入れて反らすとツメが外れて浮く部分があるので、そこをスタートとしてどんどんツメを外していきます。
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 外周(のうち上辺を除く3辺)を外したら、中に進みます。はめ殺しって言うんですかね、プラスチック溶かしてそのままくっついているので、後戻りできません。ブチブチ切りながら、外していきます。外したところが、この写真。小さくて見にくいかもしれませんが、キーのあいだあいだに、ブチブチした痕跡が見えます。
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 このキーボードは、のり付けされているようです。大きめのマイナスドライバーを挟み込みながら、強引に剥がしていきます。剥がすと現れる鉄の板。ここで初めてネジに出会います。小さいプラスねじで留められた鉄の板。本丸は近い。
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 ネジを外すと、ついにご対面。私を悲しませてくれたバッテリーさんです。
交換するわけでもなく、ご対面を果たして満足をしたので、今までの感謝を心で述べて、サヨナラとなりました。いままでありがとう!
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 そんなわけで、本機種はバッテリーがヘバると、交換は結構大変(というか多分、戻すには相当の力量がいる)というお話でした。「もとに戻さなくて良い分解」って、気楽で楽しいですね(笑)。





 ちなみに最近は、Bookey Stickというものを 持ち歩いています。頻繁に使うものではないのだけど、それでもカバンの中に入れておいて邪魔にならないコンパクトさが素晴らしいです。MS Universal Mobile Keyboardに負けずしっかりしたタッチで、気に入っています。