OSC2020-Online Hokkaido 参画

オープンソースカンファレンス(OSC)2020 Online Hokkaido に参加してきました。
event.ospn.jp

 もともと、「普通」に札幌現地で開催される予定だったイベントですが、「新しい普通」にオンラインで開催へと変更されました。飛行機等を早めに取っていたので、キャンセル代が心配でしたが、最終的にキャンセル代なしで取りやめることができました。JALさん、ありがとう!!(余談ですが、北海道入りする日に、気持ちがなんとも納得できず「今頃このへんを飛んでいるハズだった」と確認したら、乗る予定の便は「欠航」となっていました。とりあえず決行するぞと思っても欠航だったので、まぁこれで結構だったのではないかとほっとして血行もよくなりました)


 気持ちだけでも北海道気分を味わいたくて、お昼は、すみれ、おやつにはマルセイバターサンドを食べました。北海道最高!
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 春先から何度か開催されている OSC-Online。いままで私は見る側でしか参加していなかったのですが、やっぱり北海道だし、そろそろ見ていて勝手も分かってきたので、はじめてユーザ会としてもセミナー参加をしてみました。
 @yoku0825 さんと一緒に、
MySQL BoF ~ 聞こう・語ろう MySQL ~ - セミナープログラム - オープンソースカンファレンス2020 Online/Hokkaido
 という枠を担当させていただきました。BoF と名打ってはいますが、やはり会場と一緒になって話題を進めるのは(リアルの場でもなかなか難しいのに、最初の第一声を上げるハードルがより高いオンラインでは)なかなかうまく行かず、基本的には yoku さんと坂井とで「みんなの前で雑談」するスタイルとなりました。でも、とみたまさひろさんがマイクオンで、文字コードの話題を中心に色々入ってくださったのが、とても助かりました。
 この「みんなの前で雑談」なスタイルとは、基本的にはスライドを使わずに、その分野(今回だとMySQL)の情報に普段から多めに触れている人が、ただ雑談するだけ、というスタイルで、数年前から色々試しているものです。リアルな会場では、ある話題の時に一斉にメモを走らせている様子がわかったり、「は?」という表情で顔を上げる人がいたりして、そういった会場の反応を見ながら話題を膨らませたり掘り下げたり、あるいは逆の反応なら適当に概略だけ話してその話題をやめたりといったライブ感のある方法です。準備が要らなくてラクなようにも見えますが、使わない話題まで用意をしておいたり、現場での舵取りが要求されたりなど、実はセミナー資料を用意してその順にお話するだけのほうが、ずっとラクだったりもする面もあります。本当に好き勝手なことを話していると、(普段からMySQLに深く接している人は)自然と「これは知ってるよね。その上で・・・・」と前提条件を上げてしまいがちなので、そのへんも結構気をつかいます。
 時間効率的な面や、プロジェクタでの投影では小さい文字は見えないことから、あんまりこの場で、実際に画面を使って動きを見せるのは、あまり私は気が進まなかったのですが、今回 yoku さんが、文字コード(ソート順)の例をさくっと見せてくださり、オンライン開催なら結構よく見える(閲覧環境に依るけどPCなら問題ない)ので、これもアリだなと思いました。
 今回は、Zoom での開催ながらもYouTubeへの流し込みも行っていたので、そちらでご覧いただいた方も多かったようです。(開始前はYouTubeには流れていないと思い込んでバカ話をしていたら、全部流れていたそうで、お耳汚し失礼しました。五十肩は結構つらいです)

 今回登壇して感じたこと。とくに2人での掛け合いだったので、「時間なのでおわりにしまーす」「「ありがとうございましたー」」と言ったあとで、そのままおしまいになる点は、まだまだ改善可能だなぁと思いました。講演終わって、そのまま別々のドアから出て電車に乗ってそれぞれ帰っちゃう感覚。聞いてくれた人がブースに来てくれて、興味ある話題を一緒にやる、という余韻がないんですよね。 技術的には単に、Zoomの別部屋を立ててそちらに移動ということなのでしょうが、それがOSCのブースとしてなのか、MyNAで独自に立てるのかなど、立て付けは色々考えることがありそうです(イメージとしては、OSCでのセミナー枠の1時間くらい前に開けて、終了後1時間くらいまで開けておく感じ)。次回の大きめの開催への課題となりそうです。

 セミナーを聞く側としては、唯一、登さんのセッションを聞かせてもらいました。濃厚な内容を順序立てて分かりやすく話す進行に、胸を打たれました。これは45分枠1回(実際は55分くらいだった)ではなく、5回シリーズくらいにわけて聞きたいくらいでした。

 懇親会は、OSC-Hokkaido恒例の会場からのバスには乗らず(←イメージ)、おうちで夜ごはんを食べたあとで少し遅れて参加しました。まぁOSC北海道の懇親会は帰れない。なぜか帰るタイミングを失い、(翌朝早くに出る用事がなければ)結構良い時間まで参加してしまう。今回はオンラインで家からの参加だから大丈夫だろうと思っていたのに、楽しい話題で盛り上がり、結局抜けたのは3時30分過ぎ。なんだ、現地に行っても行かなくてもだいたい同じ結果になるんじゃないか。OSC-Hokkaidoの安定感、恐るべし(笑)。

 断片的ながらも、実際に現地に行っているような気分をたくさん味わえた OSC北海道(online)でした。運営されたみなさま、セミナー聞いてくださったみなさん、懇親会で遊んでくれたみなさん、どうもありがとうございました! いつかまた北海道に実際に伺える日を楽しみにしています!