日本MySQLユーザ会会開催しました(2020年7月版)

 日本MySQLユーザ会会(MyNA会)と銘打つものとしては久しぶりに、イベントを開催しました。
いつものMyNA会は、そのタイミングでお話したいネタを持っている方に話していただくということで、多岐に亘る話題となることが多いのですが、今回はイベント全体にテーマを設けて開催してみました。その名も『連載と定期更新の著者に訊く贅沢な120分』。

mysql.connpass.com


 雑誌の連載記事、Web上の連載や定期掲載記事などでMySQLの話を目にすることは多いと思います。それ、書いている人がいるんです! 文章だけでは見えてこない思いや裏話、今まで書いた中でのご自慢の記事などを紹介してもらいたいと、企画しました。 予想通り、というか予想以上に各記事にそれぞれの思い出、思い入れ*1、苦労や涙があり、面白いお話を伺うことができました。 
 大事な話なので先に書いておきますと、著者って結構孤独なんです。頑張って書いた記事が、みんなにどのように届いたのか結構不安なのです(人にもよりますが)。 そして、公開した記事に対して驚くほど反応がわからないのです。なので、例えばWebの記事を読んで、これいいなーと思ったら、TwitterにでもURLをぺたりと貼って「これよかった」とか、もう少し頑張って書ける人は「○○は知らなかったなぁ」とか「紹介されている△△って機能、このまえ使ったわー」とか、感想を口に出して(というか指に出して??)ほしいのです。著者に届かないかもしれないし届くかもしれないけど、ちょっとした話題にしてみる、という行為が、著者さん達への応援につながります。なるほどな、と思ったらぜひ、やってみていただけたらと思います。


 さて、今回のイベント。

 という3つの連載/定期更新 を書かれている方に、登壇いただきました。 「梶山さん」だけ連載名ではなく人の名前のように見えるのは、梶山さんは多くの連載を抱えられていて(SoftwareDesign 誌、シェルスクリプトマガジン誌(終了)、OSS取り取り時報)、それらまとめて発表をお願いしたからです。

 以下、個人的に印象に残った(あるいは単に記憶に残った)お話をいくつか箇条書きで:

  • 編集さん重要!みんなとっても感謝してる!
  • 記事ひとつひとつに著者の辛かった思いが込められている、、と聞いて、読むのが辛くなった(笑)
  • 木村さんのお話、あまり今まで聞く機会がなかったけど、落ち着いた語り口でとっても分かりやすかったです。今後もご登壇ぜひ!
  • 今 明かされる「道普請」のおこりと、いつの間にか居なくなっていた初期著者たちの謎(笑)
  • 「Weekly」は月曜朝更新。日曜深夜に関係記事が公開されると拾えなくなってたいへん!(←編集作業後の記事は次週にまわしていただくので全然問題ないと思います!)
  • 案外知られていなかったそれぞれの記事、連載。だからこそ今回開催したことで、知ってもらうことの一翼を担えていたらいいなぁ。
  • もっと知られていなかった「シェルスクリプトマガジン」。Twitterの反応を見てみると、初めて知って興味を持った人もいるようだったので、よかった。このように、届くべき人のところに届くべき情報が届いていない(いわゆる「3届現象」)が発生しているのが現状なので、みんなでお互いに色々話題にしたりして、必要な人の目に届く機会を増やしていける空気ができたらいいなぁなんて考えています。
  • mysqlsh の記事は、Kindle化されている。日本で(世界でも)数少ない mysqlsh についてガッツリまとまっているものなので、必読(私もKindleのほうはまだ読んでないけど・・・)
  • 連載を始めると自分のブログの更新が減る(またはなくなる)、逆に連載やめたらブログの更新が捗るようになった人も。


 イベントの模様を、動画でそのまま公開しています。以下の 日本MySQLユーザ会チャンネルからどうぞ。チャンネル登録というのをしてもらうと、どんないいことがあるのかよく分かっていませんが、動画公開する人がよく書いているみたいなので、一応「チャンネル登録をお願いします!」と書いてみます(100人登録していただいて、URLの固有名を取得できたのですが、それ以上いる場合のメリットがよくわからない)。
www.youtube.com



 また開催します。日本MySQLユーザ会会では、MySQLに関するお話をしてくれるスピーカーを常に募集しています!twitter で #mysql_jp をつけてツイートしてくださいませ。

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*1:似たような意味なのに、出入 という逆の文字が使われているのが面白いですね