- 作者: ニコラス・G・カー,村上彩
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 単行本
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大企業に勤める、尊敬する知人が10月頃に読んでいた本。私は「クラウド化」という言葉に胡散臭いものを感じていて、彼がこんなタイトルの本を読んでいることを驚いたのですが、聞いてみると結構面白く読んでいるとのこと。 クラウド=セールスフォースみたいなクローズアップ現代的なものとは全然違う様子。
とは言うものの、他にも読みたい本はいっぱいあるのでこの本のことは忘れていたある日、あるイベントに翔泳社が実演販売(実演じゃないってば^^;)のブースを出しているのに遭遇。 平積みされていたこの本と運悪く再会してしまったのでした。
読み物として面白く読むことができました。コンピュータシステムのネットワークについて、現在 google やその他多数のSNSやブログなどのサービスが「どこにサーバがあるか分からないし知る必要もない時代」になりつつある現状をふまえ、「クラウド化」と称しています。 発電所のように周到にそれを管理し提供してくれる組織があり、一般の人はそれを利用すれば良いだけということです。
真剣に考えていくと技術の発展にどこか末恐ろしいものを感じてしまう本。この感覚こそが著者の狙ったものではないかと、思う。
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