テスト: MySQL のこの10日間(2026-09-28〜10-08)

これはなに

 話題の strataを手元のマシンにもインストールしてみたので、「こんなこともできるのかな」とお試しでやってみたものを公開してみるものです。
内容についての正確性は保証しません(基本的には最新情報を検索して、そこからまとめてくれているので大嘘は行っていない感じではあります)。
一回やってみただけなので、今後継続するわけではありません(気が向いたらやるかも)。
 なにがすごいって、「はてな記法で書いて」とお願いして出てきたものをそのままここに貼ってるだけなんです! もうこのレベルで出力してくれる。

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MySQL のこの10日間(2026-09-28〜10-08)

  • 対象期間: 2026年9月28日〜10月8日
  • 大きなテーマ: 「ライフサイクルの締切」と「9.7 LTS の本流化」
  • 注: 10月20日頃の次回CPU/CSPUを目前に控えた週

1. MySQL Galera Cluster が EOL(9月30日)★最大級

Codership 製の MySQL Galera Cluster(MySQL-wsrep)のメンテナンスとバイナリ提供が 2026年9月30日で終了。

項目 内容
EOL日 2026年9月30日
影響 以降、MySQL-wsrep の新ビルドは出ない
制約 wsrep 系は 8.4 で停止。MySQL 9.7 LTS に追随できない
重なる問題 MySQL 8.0 は 2026年4月にEOL済み(最終版 8.0.46、Sustaining Support へ)

MariaDB plc は「Galera Cluster は MariaDB Server の一部であり続ける(Community/Enterprise 両方)」と明言し、ノード単位・レプリケーション経由の移行ガイドと in-place 移行手法を公開済み。

比較されている移行先:

  • MariaDB Galera Cluster(MariaDB 13.0 は 9月17日 Stable)
  • Percona XtraDB Cluster
  • 自前 MySQL + 非同期レプリケーション
  • マネージド MySQL(RDS / Cloud SQL など)
  • Tungsten Cluster

参考:
https://www.continuent.com/resources/blog/mysql-galera-cluster-eol-your-decision-runway-what-it-costs-to-wait 締切前に決めるべきこと
https://www.continuent.com/resources/blog/mysql-galera-cluster-eol-your-practical-paths-forward 移行5経路の比較
https://mariadb.com/resources/blog/galera-cluster-remains-an-integral-part-of-mariadb-server/ MariaDB 側の公式表明
https://www.percona.com/mysql/support/mysql-galera/ Percona のサポート案内
https://mariadb.org/mariadb-foundation-newsletter-october-2026/ MariaDB Foundation ニュースレター 10月号

2. HeatWave 152(9月29日)でデフォルトが 9.7 LTS に

OCI 側の MySQL HeatWave で、新規 DB システムのデフォルト MySQL が 8.4 LTS から 9.7 LTS に変更。

日付 内容
9月29日 新規DBシステムのデフォルトが 8.4 LTS → 9.7 LTS
9月24日 自動ストレージ拡張の強化(残り10%以下で自動拡張)

Oracle が 9.7 LTS を「本流」に切り替えた、という宣言と読み替えられます。

参考:
https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/services/mysql-database/ OCI MySQL HeatWave リリースノート
https://dev.mysql.com/doc/relnotes/heatwave/en/ HeatWave リリースノート
https://docs.oracle.com/en-us/iaas/mysql-database/doc/mysql-server-versions.html MySQL Server Versions(リリーストラック解説)

3. MySQL 26.10.0 Early Access(ビルド日 9月18日)

次期 Innovation リリースのプレビューが MySQL Labs に公開。

> MySQL REST Service(MRS)がサーバコンポーネント component_mysql_rest_service になった
> → MySQL Router を別途立てずに、サーバ自体が HTTPS エンドポイントを公開できる

InnoDB・オプティマイザ・レプリケーション・SQL構文などの修正も多数。本番使用は不可(EA は AS IS 提供)。

参考:
https://blogs.oracle.com/mysql/mysql-26-10-0-early-access-is-here Oracle 公式ブログ
https://blogs.oracle.com/mysql-jp/mysql-26-10-0-early-access-is-here-jp 日本語公式ブログ
https://dev.mysql.com/doc/relnotes/mysql/26.10/en/news-26-10-0.html 26.10.0 の変更点
https://dev.mysql.com/doc/relnotes/mysql/26.10/en/ 26.10 リリースノート
https://labs.mysql.com/ Early Access ビルド一覧

4. クラウドマネージド側の動き

サービス 内容
Amazon RDS for MySQL(9月24日発表) Extended Support 版 5.7.44-rds.20260902 / 8.0.46-rds.20260908。5.7・8.0 は標準サポート終了済みで、有償ESではCVE/バグ修正のみ
Azure Database for MySQL Flexible Server 9月版。9月19日以降は新規サーバが自動で採用、既存は次回メンテナンスで

参考:
https://www.cloudscoop.io/updates/aws-2026-09-24-amazon-rds-for-mysql-announces-extended-support-mi RDS Extended Support minor version
https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/MySQL.Concepts.VersionMgmt.html RDS の MySQL バージョン管理
https://learn.microsoft.com/en-us/azure/mysql/release-notes/release-notes-2026 Azure Database for MySQL 2026年リリースノート
https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/08/amazon-rds-mysql-8411-available/ 8.4.11(post-quantum TLS サポート)

5. セキュリティ: 次回のパッチウィンドウ

  • 次回 Oracle CPU/CSPU は 10月20日(火)頃の見込み(CPU は例年 1/4/7/10 月の「17日に最も近い火曜」。ここで 26.10 GA と 9.7.x/8.4.x の CSPU が出る想定)
  • 2026年1月CPU の CVE-2026-21962(CVSS 10.0)が 8月に CISA KEV 入り。10月時点で当てるべき版を整理した日本語記事あり
  • RHEL 7 / Oracle Linux 7 / CentOS 7 向けバイナリの提供中止(2026年8月4日告知、9.6以降だけでなく全リリース系列が対象)→ EL7 残りは要移行

参考:
https://www.oracle.com/security-alerts/ Oracle Critical Patch Updates
https://dev.mysql.com/community/security/advisories/ MySQL Community セキュリティアドバイザリ
https://mariadb.com/docs/server/security/cve/security-vulnerabilities-in-oracle-mysql-that-did-not-exist-in-mariadb CPU の四半期タイミング解説
https://www.issoh.co.jp/tech/details/10689/ Oracle 2026年1月CPU 337件の内訳と10月に当てる版
https://www.mysql.com/support/eol-notice.html MySQL Product Support EOL Announcements
https://gihyo.jp/article/2026/07/ossdb-various-news0131 CSPU 新設の背景(技術の窓)

6. バージョン体系の整理(押さえどころ)

  • 2026年からカレンダーバージョニングへ移行(26.7、26.10 のように「リリース時期」を表す)
  • LTS と Innovation の二軸。安定運用なら 8.4 LTS(2032年サポート)、最新機能なら 9.x / 26.x
  • MySQL 8.0 は 2026年4月30日にサポート停止、最終版 8.0.46

参考:
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2117985.html Oracle がリリースモデル刷新を発表
https://tombo2.hatenablog.com/entry/2026-06-21/163920 バージョンモデルとサポート期間のまとめ
https://blog.s-style.co.jp/2026-07-16467/ バージョン表記が「26.7」に
https://www.linuxmaster.jp/linux_skill/2026/09/mysql-version-lts-selection.html LTS の選び方と確認コマンド
https://www.mf8.biz/en/blogs/mysql-after-8-0-eol-8-4-or-9x 8.0 EOL 後、8.4 か 9.x か

7. エコシステムの新着

項目 内容
MySQL Analytical Replica binlog を追跡しテーブルを Parquet でローカル/S3 に複製、DuckDB でクエリ。集計系を本番から逃がす Apache 2.0 ツール
OurSQL Foundation Newsletter #1 Percona Live Amsterdam(9/9-11)で初のブース、エコシステム地図「OurSQL Universe」公開、Webinar 10/15(行レベルリカバリ)・11/3(ProxySQL)
MyVector v1.26.9 カレンダー版最初の Innovation である MySQL 26.7 に対応
Vitess v25 EmergencyReparentShard 強化。GTID 支配順で候補を統一、split-brain 回復オプション追加
RonDB 26.02.11 APIノード上限が 2,039 → 8,191
dbdeployer v2.4.2 MariaDB sandbox 展開が約8分 → 20秒
vsql-mcp DB内で MCP サーバを動かす Rust 製 VillageSQL 拡張(スキーマ閲覧・読み取り専用クエリ・実行計画など6ツール)
Percona Live keynote 記録 FIPS が Pro Build → 標準ビルドへ、Percona Server for MySQL にベクトル検索、初期版 binlog server

参考:
https://villagesql.com/blog/village-news-mysql-news-events-1-october-2026/ Village News(10月1日号・上記の多くの一括出典)
https://villagesql.com/blog/village-news-mysql-news-events-21-september-2026/ Village News(9月21日号)
https://oursqlfoundation.org/ OurSQL Foundation
https://oursqlfoundation.org/blog/mysql-ecosystem-spotlight-recap/ MySQL Ecosystem Spotlight 振り返り
https://planet.oursqlcommunity.org/ Planet for the MySQL Community

8. 直近イベント

  • 10月8日 AMS DB October Meetup(アムステルダム/MySQL Clone Plugin)
  • 10月7-9 Open Source Summit Europe(プラハ)
  • 10月15 TiDB SCaiLE 2026(マウンテンビュー)
  • 10月22 MySQL Public Discussion #6(17:00 UTC/オンライン)
  • 10月25-28 Oracle AI World(ラスベガス)
  • 10月28 Swedish MySQL User Group Meetup(イエテボリ)
  • 11月4-5 MySQL Contributor Summit(オンライン)

参考:
https://blogs.oracle.com/mysql-jp/mysql-community-meetups-fall-2026-jp 2026年秋のMySQLコミュニティミートアップ
https://blogs.oracle.com/mysql-jp/where-can-you-find-mysql-from-august-through-october-2026-jp 8〜10月の MySQL イベント情報

実務的にやること

#1. Galera Cluster を使っているなら既に締切超過。移行先を今決める段階
#2. MySQL 8.0 / 5.7 のままなら RDS では Extended Support 課金に乗っている状態。8.4 LTS か 9.7 LTS へ
#3. HeatWave 利用中なら、新規システムが 9.7 LTS 基準になったことに合わせて検証
#4. 10月20日頃のパッチウィンドウに向け、26.10 GA と CSPU の適用計画を先に用意
#5. EL7(RHEL7/OL7/CentOS7)環境が残っていないか確認(バイナリ提供が止まっている)

> 注記: 10月20日の CPU 日付は MariaDB 側解説(1/4/7/10月の17日に最も近い火曜)からの推定です。正式日程は Oracle 側の公開待ち。

日経ソフトウエア 2026年11月号で休刊

 そろそろ発売月だなと Amazonを見ていたら、表紙画像に大きく「ありがとう」の文字。 嫌な予感がしてよくよく見てみると、「今月号で休刊です」の文字。
(画像はAmazonのキャプチャ)


 「29年間の感謝を込めて」と書いてあり、隔月刊であと4号頑張れば「30周年です」と言えたのに、とやや残念ではありますが、そこまで切羽詰まっていたということなのでしょう。実際この最終号の内容も体感で8割方、AIを使う話になっていて、随分と景色が変わったなと感じました。

 様々な技術要素が細分化されている今、このような雑誌が何を取り上げるのかというのは、ずっと注目してきました。日経ソフトウエアではある時期からPython一色になり、その後いつの間にかAIだらけになったというのが最近の流れと言えるでしょう。また、コードを掲載し、動作する例で解説する記事が多いのは、実際にその技術を自分で触る時間が取れなくともその技術を大づかみに理解できた気分になれる点でも、毎号ありがたく読んでいました。
 「悪貨は良貨を駆逐する」ではありませんが、「品質8割のソフトを500倍の速さで開発する」という時代の中で、私たちが守ってきた「安全で品質の高いソフトウエアとは何だったのだろう」という思いがあります。実はかなりの部分のソフトは8割で良かったのではないか(=過剰に品質を担保しようとしていたのではないか)という、まるで「顧客が必要だったもの」のイラストを地で行くような現状に、私自身も戸惑いから抜け出せていない面はあります。ソフトウエア(≒プログラミング)の情報を提供する同誌としても、ここ数年はそこに迷いがあったのではないでしょうか(実際にはそんなことよりも会社の都合、売上の都合、編集メンバの都合などのほうが大きいのかもしれませんが)。

 もっと昔から買っていたはずですが、手元では自分で電子化した最も古いのが 2012年2月号でした。この時期からスキャンをすることを覚えたのかもしれません。これ以前は置き場所に困って処分したのか、押し入れの奥に眠っているのか・・・。


 長い間たいへんお世話になりました。編集されていた皆さん、記事を執筆されたみなさん、どうもありがとうございました。個人的には結局一度も記事を書かせていただくご縁に恵まれなかったのが心残りです。



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PortalCam: スキャン中の接続が切れやすい事象が解決

ひとつ前のエントリで、PortalCamでスキャン中にスマホからの接続が切れやすい問題が、ファームウェアのアップデートでは直らなかった、という話を書きました。
これが解消した(ような気がする)ので、記録しておきます。

事象概要

 iPhoneを使ってXGRIDSの PortalCamに接続してスキャンをしている際に、スキャン中なのに接続が切れてしまう事象に悩まされていました。再接続はできますが、それまで画面で確認していたスキャン済の点群などの情報は表示されないので、非常に不便だし、作業効率が悪くて困っていました。
 少しスキャンの間があいていた時期に、LCC Scanアプリが v2.0.1にアップデートされ、スマホ対応になっていました。それ以降に発生するようになったので(ファームウェア最新化で直らなかったこともあり)、この最新アプリが原因と想像していました(最後まで確証は得られませんでしたが)。

事象の解決

 あれこれ設定を確認していったところ、ある設定を変更したところで、問題の事象が発生しなくなりました。
分かる人向けにキーワードを先に書くと【MACアドレスの固定化】です。


iPhone の設定では、PortalCamの電源を入れた状態(PortalCamが接続用Wifiを待ち受けている状態にするため)にして、

 設定 - Wi-Fi - PCAMA xxxx のような(これがPortalCamのSSIDです)名前を指定 - プライベートWi-Fiアドレス を開いて
「固定」にセットします。

私の環境ではこれが「ローテーション」になっていました。

なお、色々試す過程で
 モバイル通信 - Wifiアシスト
の設定もオフに変更しましたが、たぶん関係ないかなという気がしています。もしMAC設定だけで解消しない場合に念のためお試しください。

これはなんなの?

 PortalCamは、自分自身がWifiの親機になり、そこにスマホのアプリがwifi接続をしにいきます(その過程でBluetoothで会話をしますが、Bluetooth自体で通信を続けるわけではありません)。この接続の際に、スマホ側は自分の固有IDとしてMACアドレスを通知します。MACアドレスというのは、ひとつひとつの機器に異なったIDが埋め込まれているものですが、昨今はトラッキングに使われることを防ぐなど、セキュリティの観点から、本当のMACアドレスを通知せずに機器内でランダムに生成したものを一時的に通知することが一般的になってきています。
 今まで問題なかったのが、アプリバージョンが上がったら切れやすくなったメカニズムは正直なところ分からないので、想像するしかないのですが、
今回の設定変更で改善したことから考えると、この挙動がアプリバージョンで変わった可能性があるのかなと思いました(あるいはこの期間に iOS側のアップデートがあったかなぁ)。

・以前より、Wifi接続は切れやすくて、自動接続をしてくれていたことで、あたかもずっと繋がっているかのように作業することができていた
・自動再接続時の、特にMACアドレスに関係する挙動が新アプリで変更されていた
・そのため、再接続でMACアドレスが変わったことで自動再接続に失敗した

・・・こんな感じかなぁ。(「ローテーション」機能自体は
アプリバージョンを戻して検証したいところですが、iPhoneにはそういう機能がないので、残念。


 いずれにせよ、設定変更してから数回、数分程度のスキャンを試していますが、以前同様にまったく切れずに使えるようになったので、この設定で解決したと言って良さそうです。同様の事象に悩まれている方の参考になりましたら。


追記

 発生原理の説明に自分でも納得いっていなくて、AIとしばらく会話してみました。なんか自信がなくなってきたのですが、直感的に一番可能性が高そうだなと感じてしまいました。良い話(?)なので紹介しておきます。

可能性C: 因果関係の誤認
実は一番地味で一番ありうる話です。「固定に変更した」という操作には、設定変更そのものに伴う接続の張り直し・ネットワーク情報のリフレッシュという副作用があります。直ったのはローテーション→固定の変更のおかげではなく、この張り直しで何か悪い状態(古いDHCPリース、機器側が抱えていたゴミセッション等)がクリアされたから、という可能性です。この場合、今後ローテーションに戻しても再発しないことになります。

 →追追記: これは試せるので実験してみました。結論は「ローテーションにしたら、スキャン開始後1分程度で切断されてしまった」です。改めて固定にしたところ3分以上切れることなくスキャンできたので、やはり「ローテーションが犯人」という結論で間違いなさそうです。

 →追追追記: この翌日、外でのスキャンを試みたのですが、途中で切れてしまいました。。 その際に「モバイル通信 - Wifiアシスト」をオフにしたところ、その次のスキャンは切れることなく成功できました(関係ないかも、とオンに戻していました)。これでまた発生するようになったら、ほんとわけわからん、というところです。
 

PortalCam ファームウェアアップデート実施(3.2.5)

XGRIDS PortalCamを購入してから初めてのファームウェアアップデートをしたので、その記録。
アプリ画面にずっと「アップデートがあるよ」と出ていたけど、単なるお知らせだけでアップデート方法に関する案内なく「閉じる」だけだったので、ちょっと放置しちゃっていました。ファームウェアのサイズが 1GBを越えると、別の方法(今回やった方法)になるようで、それより小さい場合はアプリでできるようです。

ブツの用意

 Windows 11 PC、USBケーブル(A-C)、PortalCam(バッテリフル充電済み)を用意。

ファームウェアファイルの取得

 XGRIDSサポートのPortalCamのページに行って、ファームウェア V3.2.5(1.1GB.img) をダウンロード。
www.xgrids.com
ダウンロードされたファイル名は 「PortalCam-OTA-TOOL-DATA-RK[BRA]-V3.2.5-20260422.143457.img」

ファームウェアをPortalCamに転送

 PortalCamをPCにUSB接続。○ボタンが青色に点灯(=USBモードになっている)。
ダウンロードした「PortalCam-OTA-TOOL-DATA-RK[BRA]-V3.2.5-20260422.143457.img」を、Windows Explorerを使って、PortalCamの(USB接続したら私はFドライブになったのでFドライブの)ルートにコピー。
 ケーブルの接触が悪くて何度もコピーが途中で失敗し、悩んだが、ケーブル変更したら無事コピーできた。

ファームウェアアップデート実施

 ファイルのコピーが終わったら、PortalCam電源長押しで一旦オフ。USBケーブルを外す。
同ボタン長押しで、再度起動。
○ボタンが、緑と赤の交互に点滅で、Firmware updateが行わていることが知らされます。バッテリーは50%以上じゃないとダメらしい(今回は満タンで実施)。
数分待つと音が鳴り、自動で再起動。○ボタンは緑点灯。(=通常の起動)
これでアップデート完了して、普通に起動した状態になっていると思われる。

スマホで接続確認

 いつもの iPhoneアプリ LCC Scan で PortalCamに接続。
「デバイス情報」を確認すると「ファームウェアバージョン」が V3.2.5になったことを確認

何が変わった

 正直よくわからない。一応アナウンスされているのは以下のとおり。基本的にはより安定動作するようになっているものと期待したい。
PortalCam 3.2.5

1. 再起動後にタイムゾーンが無効になる問題を修正。
2. アルバムページでUSBメモリモードの切り替え機能が表示されない問題を修正。
3. コントロールポイント写真のファイル名形式を更新し、タイムスタンプを追加。
4. レーダー有効ポイント不足時の警告を追加。
5. 低照度環境でのカメラノイズ性能を最適化。

期待には応えてくれなかった

 しばらく前から、iPhoneのLCC ScanでPortalCamに接続してスキャンを実施中に、接続が切れてしまう事象が頻繁に発生するようになった。数分間のスキャンの間に4,5回は切れる。スキャン自体は本体で継続してくれるものの、アプリで再接続したときには、それ以降の点群データしか画面に表示されず、きれいなスキャンができたかの確証が持てないため、困っている。
 ファームウェアが最新になっていなかったので、今回のアップデートにより改善することを期待しましたが、残念ながら状況は変わりませんでした。LCC Scan(iOS) 2.0.1になってから(対応デバイスが増えてから)発生しているので、アプリ側が不安定になった可能性を疑っている(接続中のデバイスがあるのに、他のデバイスを探しに行くなど)のですが、確証ないので飽くまでも想像。

ゼンリンミュージアム 東京特別展示に行ってきた

 九州は小倉に、「ゼンリンミュージアム」という博物館があります。地図に関する博物館で、古今東西の地図やその説明が展示されています。日本国内では伊能忠敬が作った沿岸地図が有名ですが、そのレプリカの展示なども人気があるようです。
www.zenrin.co.jp


 GISや地図や測量好きにとっては、つくばの地図と測量の科学館と並んで「聖地」のような場所で、特に関東住まいだと簡単に行ける場所でないこともあり、憧れの博物館だったりもします。

 そのゼンリンミュージアムが、東京で特別展をやるのだという情報が、水曜日になって入ってきました。プレスリリースを見たら4週間ほど前に告知を出されていたようですが、私のアンテナが低かった。会期は秋の連休を含む7日間だけ。東京駅の丸の内にある丸善のイベントスペースでの開催でした。
www.zenrin.co.jp


 そんなわけで、翌木曜は予定が詰まっていたので金曜午前に調整して、駆け足で行ってきました(実際は電車で行きました)。入場無料、一部を除いて写真OKという太っ腹な開催。


 ご自慢の伊能図(小図;レプリカ)も1枚持ってきていました。美しいですね。


 伊能図に測量的な観点からの美しさで魅力を感じるとすれば、同時代に庶民でも手に入れることができた赤水図もまた魅力があります。美しすぎてしばらく鑑賞していました。私が持っているレプリカは2版なので、展示されていた4版との違いがあります。ぱっと目を惹くのが「左下の人の数、多いな」でした。専売契約の書店(または卸)みたいなものなのですかね。


 そのほか、赤水図の前に使われたという流宣図をベースにしたと思われる海外製の日本地図が面白かったです。レーラントの地図とケンベル/ショイヒツァーの地図が展示されていました。その流宣図については私も全然詳しくなく、「行基図をビジュアルに描き直した程度のもの」という理解なのですが、このあたり、「行基図以前、そして行基図から流宣図に至る流れ」などは、いつか資料をまとめて特別展などで拝見したいものです。

 今回私の心を掴んだのが、「日本道中行程細見記」という、北海道から九州、朝鮮までを横長の巻物みたいなもの(何度も折りたたむ)に描いた地図でした。この形式なんて言うのかと調べて見たら「折りたたみ式巻紙」という名前で式辞などに使うために売られているものがありましたが、そういう呼び名なのでしょうか。。(屏風折りとかそんな感じの言葉を期待していた)
 これは楽しいです。地理感のない場所を見る時は単に線を辿りながら迷路を解くような楽しさがありますし、自分が詳しいエリアなら詳細にその地名を味わうことができます。


 私は常磐線方面(水戸街道)に多少地理があるので、追いかけてみました。
本公戸(松戸)、小金(駅で言うと北小金に相当?)、我孫子、鳥手(取手)、フジ城(藤代)、赤芝(不明だが距離的に龍ケ崎の若柴?)、荒川(荒川沖に相当)、土浦、と続くのを読み取ることができます。現代と名前が違うのは、当時そういう名前だったのか、聞き書きで適当な漢字を書いたのか、不明です。


 展示の多くは小倉で拝見しているもののはずですが、ピックアップされるとまた違った見え方がありますね。
22日火曜まで、朝9時から夜9時までやっていますので(最終火曜日は15時終了)、面白そうだなと思った方は覗いてみてはいかがでしょうか。運が良いとキュレーターさんに説明聞かせていただくことができます(声をかけていただくような運がなくても、たぶん質問したら教えてくれると思います。私は声をかけていただけることが多いので、そういうもんかなと思っておりますが)。観覧時間は、興味の度合いにもよりますが、さっと見てみようという程度なら15分くらいでも十分だと思います。因みに私は、キュレーターさんにお話聞いて、じっくり説明読んで、気に入った2,3点の展示の前でため息をつきながらうっとりし、アンケートもちゃんと答えてお買い物して、、までをやって、ジャスト60分でした(写真記録のタイムスタンプに依る)。

 今回お買い物をしたトートバッグ。日本図のがあったら良いなぁと思っていたところにこの商品で一目惚れでした。ファスナー付き。展示されていたものではありませんが、オルテリウス/ティシェイラの日本図です(1595年)。手元に、白のアジア図、黒系の日本図が揃ったので、お出かけのレパートリーが増えました。




過去のゼンリンミュージアム(小倉)訪問記

 なんか私、3回行ったと思い込んでいたのだけど、2回だけだったみたい。一度小倉に泊まったときに行けるかなと思っていたのが結局行けなかったのを、記憶の中でカウントしていたのかも。
sakaik.hateblo.jp
sakaik.hateblo.jp

Windowsで画面OCRが結構便利

 時々使う Windows便利機能のひとつに 画面に出ているものをOCR(文字認識/文字起こし)してくれる機能があります。
シンプルなのでさらっと書いちゃうと、
Win + Shift + T
です。実は私もそんなに毎日使う機能でもないので、使いたい時にキーを忘れて毎回調べるということを繰り返しているので、自分のために冒頭に書いておくわけですが。

例1:憲政記念館

 

 枝が被っている部分で誤認識がありますが、全体としては非常に良い感じに認識できています。順序が若干意味不明になるところがあり、インデントに弱めかなとは感じます。

找政記念館利用案内
国会前庭利用案内
■開館時間

9時30分~17時00分m
(入館は、16時30分まで)

■開園時間
□閉園日
■休館日 毎月の末日

12月28日~翌年1月4日
9時00分~17時30分

12月29日~翌年1月3日
ただし都合により閉門
することがあります

入館料無料

衆議院事務局
☎ 03-3581-1651

入園される方は次のことを守ってください

●庭木をきずつけたり魚鳥をとらない

●他人に迷惑をかけたり危険なことをしない
●集会をしたり 示威行為をしない
●広告物その他の文書などを配ったり掲示しない
●物を売ったり 業として写真撮影をしない
●係員の指示があったときは その指示に従っていただきます

上記のことを守らない方には退去をお願いすることがあります

国土地理院の水準原点一般公開時の説明パネル(の一部)


地図をつくるためにも正確な高さが必要
「内務省の関八州大三角測量に伴う水準測量」
明治6年~9年の霊岸島の水位観測から東京湾の潮位決定(明治9年)

陸地測量部の三角·水準測量」
明治6年~12年の霊岸島の水位観測から中等海水面を決定(明治17年)
霊岸島量水標付属水準点「交無号」を設置

水準原点の水晶体の零目盛りの高さを

○永く保存できる恒久的施設が必要

「日本水準原点」の設置
(明治24年5月)

「交無号」から22.033m 高い位置とした

国土地理院

 知っているとかなり便利になるときがあります(がキーを覚えられないので STREAM DECK とかに登録しちゃうの雅便利かも)。

本『Ubuntu 26.04 LTS 活用ガイド』

 本日(9月11日)発売の 『Ubuntu 26.04 LTS 活用ガイド 水野 源 著』をご恵贈いただきました。

 昔は CentOSを中心に使っていた私も、最近では Ubuntuばかりです。公開サーバも Ubuntuなら、Windows上でWSL使うときもUbuntu、ちょっと色々試してみたいなという時には Proxmox上にまっさらなUbuntuを立ち上げて使う、更にラズパイでも Raspberry Pi OS以外ならUbuntuを使うこともあるというくらい、もう Linuxと言えばUbuntu、という生活をしています。
 そういえばデスクトップはほとんど使っていない(イベントの展示PCに入れているぐらい)けど、本書でも1章を割いて解説してくれているので、使う事になったときに重宝しそうです。

 そんなわけで、こうやって Ubuntuの情報をまとめて一冊にして紹介してくれる本は貴重なのです。しかも2年に1回の最新バージョンの情報を、リリース後すぐに出版してくれるとあれば尚更です。
この本を手に入れるまで私は、同著者が別の出版社から出していた、本書の前身とも言える22.04 対応の本を手元に置いて参照していました。その後 24.04をメインで触るようになってからもその本を見ていたのですが、ネットワーク周りだったかサービス周りだったかの考え方がちょっと変更になっていて、随分ハマったりしました。大きくは変わらないけど、個別のところで異なるというハマりポイントですね。やはり最初から最新版に対応した情報に触れるのが、回り道をしなくて済むのだという体験をしたのでした。
 紹介している対象が大きく変わっているわけではないので本書も、前版から大きく変わっていない部分も多いです。でもその中で、情報をしっかりと追いかけている人が解説してくれる「26.04の正しい情報」になっているということ、それこそがこの本を手にする価値と言えるでしょう。

 その観点で言うと、願わくば「前の LTSとの違い」というパートがあると、長く使っている人ほど更に本書を重宝できるのにな、と思いました。欲を言えばもう一点、Windowsで手軽にUbuntuを使うことが多くなった今、WSLに関する解説をもう少し増やしてくれると嬉しいところです。GUIの対応方法は紹介されていましたが、ネットワークやサービスなどの扱いについて、素のUbuntuとは異なるクセがあったと記憶しているのでそういった違いの解説があると、WindowsでもUbuntuを使いたい人向けに価値がある本になりそうです。
 次版(2年後)の企画の際にぜひご検討ください!


 全体がとてもまとまっているので、これから始める人にも渡して読んでもらえる本でもありますし、自分自身が知りたい事があるときにも「最新の 26.04の情報だ」と安心して読むことができる本でもあります。Ubuntu使うなら手元に一冊、とお勧めします。