とにかく落車の多いステージだった。中央分離帯手前でどちらに以降か迷って落車。雨のカーブで落車。
USPSのベルトランもかなりの怪我をしたようで、チームが前で集団を引いている間にも後ろでメディカルの治療を受けていたのが気がかりだ。
逃げは5人。落車の影響などもあり一時は18分近くも差が開いた。
逃げ集団は残り10kmあたりから急激に活性化。特にフランス・チャンピオンのボエックラー(と読んでいいのかな)は、この5人の中では一番、マイヨ・ジョーヌに近い(約3分遅れ)のだが、マイヨ・ジョーヌ+ステージ優勝を欲しいのか、非常にタフで積極的にアタックし続けた。5人のままゴールまで行きたいオグレディは、要所要所でうまく締めている。時々はアタックが成功して2+3人になったりするシーンもあったが、結局ゴール前で見合っているうちに、5人でのゴールスプリントに。
このメンバーなら言うまでもなく、オグレディがスプリントを制す。
マイヨ・ジョーヌはボエックラー。もしかしてブリオッシュがマイヨ・ジョーヌを着るのは初めてではないだろうか?(ボンジュール時代にはあったかな?)
聞くところによると、フランス人がマイヨ・ジョーヌを着たのは8年ぶりらしい。
第5ステージ順位:
1 Stuart O'Grady (Aus) Cofidis 5.05.58 (39.32 km/h) 2 Jakob Piil (Den) Team CSC 3 Sandy Casar (Fra) Fdjeux.com 4 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 5 Magnus Backstedt (Swe) Alessio-Bianchi 0.03
後方集団では、マキュワンが先頭を取った。スプリントポイントゲット。
6 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 12.33 7 Janek Tombak (Est) Cofidis 8 Thor Hushovd (Nor) Credit Agricole 9 Rene Haselbacher (Aut) Gerolsteiner
驚くことにボーヘルトがこの集団から約50秒、ペタッキが約1分遅れていた。
173 Michael Boogerd (Ned) Rabobank 13.22 177 Alessandro Petacchi (Ita) Fassa 13.30
第5ステージ、痛みをこらえて走っていた(と思われる)マギーがついにリタイア。もうひとりのブリオッシュもタイムアウトで退場。最後まで逃げ切りマイヨ・ジョーヌを取ったチームの選手がタイムアウトとはなんとも皮肉だ。
HD Maryan Hary (Fra) Brioches La Boulangere DNF Bradley McGee (Aus) Fdjeux.com
総合では今日逃げ切った5人が上位5位までに入り込んだ。あわよくばどこかのステージでオグレディのマイヨ・ジョーヌを見られるかも、などと期待してはいけないだろうか。
ともかく今年のツールは、様々な選手、様々なチームがマイヨ・ジョーヌを手にするのが、見ていておもしろい。
1 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 20.03.49 2 Stuart O'Grady (Aus) Cofidis 3.13 3 Sandy Casar (Fra) Fdjeux.com 4.06 4 Magnus Backstedt (Swe) Alessio-Bianchi 6.06 5 Jakob Piil (Den) Team CSC 6.58 6 Lance Armstrong (USA) US Postal 9.35 13 Tyler Hamilton (USA) Phonak 10.11 17 Oscar Sevilla (Spa) Phonak 10.19 21 Jan Ullrich (Ger) T-Mobile 10.30