今日は移動日のためレースはありません。今日一日休んだ後は、1週間試練の山岳ステージ。さらに1日休んで最後の1週間もラルプデュエズTTや個人TTを控えているというスケジュールで、「いよいよこれからだぞ」と気持ちも盛り上がってきます。
さて今日はお休みなので、第8ステージまでをまとめてみました。
各ステージ勝者、そして4賞のトップ選手の一覧です。各賞は重複して取っている選手もいるので、必ずしもその翌日にその賞のジャージを着た選手というわけではありません(ある選手が2枚ジャージを取った場合は、1枚は2位の選手が「おさがり」で着ることになっています)
各ステージ優勝者:
P Fabian Cancellara (Swi) Fassa 6.50 1 Jaan Kirsipuu (Est) AG2R 4.40.29 2 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 4.18.39 3 Jean-Patrick Nazon (Fra) AG2R 4.36.45 4 (TTT) US Postal Team 1.12.03 5 Stuart O'Grady (Aus) Cofidis 5.05.58 6 Tom Boonen (Bel) Quick Step 4.33.41 7 Filippo Pozzato (Ita) Fassa 4.31.34 8 Thor Hushovd (Nor) CA 3.54.22
ファッサが、「ペタッキ以外で」2勝しているのが印象的。
マキュワン、オグレディ、ハスホフト、JPナゾン、キルシプーあたりが1勝づつしているのも、盛り上がって良い。この中にペタッキとチポリーニの名前がないのが少し寂しい。 今後、このリストにはランスやウルリッヒ、ハミルトン、マヨ、シモーニなどの名前が出ることになるだろう。おっとエラスも一応入れておこうか。ランスが逃がしてくれないような気がするが。(ウルリッヒも逃がしてもらえないだろうが 最後のTTでの勝利を期待している)
総合トップ:
P Fabian Cancellara (Swi) Fassa 6.50 1 Fabian Cancellara (Swi) Fassa 4.47.11 2 Thor Hushovd (Nor) CA 9.05.42 3 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 13.42.34 4 Lance Armstrong (USA) US Postal 14.54.53 5 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 20.03.49 6 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 24.37.30 7 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 29.09.14 8 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 33.03.36
TTでランスを破ったカンチェラーラ。逃げが決まってマイヨ・ジョーヌを手にしたボエックラーなど若手の活躍が素晴らしい。
ハスホフトやマキュワンなどがボーナスタイムによってマイヨ・ジョーヌに手が届いたのは、長年の頑張りに対する「ごほうび」と言っても良いだろう。見ていて嬉しい気分になった。
ランスは TTT で一旦マイヨ・ジョーヌを手にしたものの、翌日のステージで大逃げを容認し、ボエックラーに一旦ジャージを譲った。第10または12ステージあたりで取り返すだろうか。
マイヨベール:
P Fabian Cancellara (Swi) Fassa 15 pt 1 Thor Hushovd (Nor) CA 38 pt 2 Thor Hushovd (Nor) CA 68 pt 3 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 93 pt 4 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 93 pt 5 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 113 pt 6 Stuart O'Grady (Aus) Cofidis 115 pt 7 Stuart O'Grady (Aus) Cofidis 131 pt 8 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo 158 pt
ポイント争いも面白い。ペタ、チポの去った後の本命はやはりマキュワンだろう。
ザベル黄金期(の後期)に最後まで争って破れたオグレディの今年の活躍にも期待したい。もちろんザベル自身も復活をかけて欲しいところだが、マキュワンのダッシュの威力を見ると、ザベルの加速度は見劣りしてしまうというのも正直なところ。でも、マキュワンがスプリントに参加しない日などを狙ってでも(笑)、「ミドリのザベル」を1日は目にしたいものである。
グランベール:
P (なし) 1 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 13 pt 2 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 16 pt 3 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 19 pt 4 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 19 pt 5 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 19 pt 6 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 19 pt 7 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 20 pt 8 Paolo Bettini (Ita) Quick Step 20 pt
ここはベッティーニが最初から狙っているところ。イタリアチャンピオンジャージを脱いで「普通のクイックステップの選手」になってしまったベッティーニにとって、やはりスペシャル・ジャージは必須のアイテムであろう。
山岳ステージに入っても大逃げを狙ってくる可能性が高い。あるいはビランクのために献身的に尽くすか、見所のひとつである。
また、今年のツールでは山岳ポイントの算出ルールが変更になっており、最後の2級以上だったか1級以上だったかの山岳はポイントが倍になる。このルールにより、もしかしたらランスがマイヨ・ジョーヌとともにグランベール(マイヨ・ブラン・アポア・ルージュ)も獲得してしまう可能性もあるのではないか、と密かに期待もしている。またはウルリッヒのグランベールも楽しげだと思うが。
新人賞(マイヨ・ブラン):
P Fabian Cancellara (Swi) Fassa 6.50 1 Fabian Cancellara (Swi) Fassa 4.47.11 2 Fabian Cancellara (Swi) Fassa 9.05.50 3 Fabian Cancellara (Swi) Fassa 13.42.35 4 Matthias Kessler (Ger) T-Mobile 14.56.07 5 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 20.03.49 6 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 24.37.30 7 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 29.09.14 8 Thomas Voeckler (Fra) Brioches 33.03.36
TTTで一瞬だけテレコム、、、おっと違った、Tモバイルのケスラーが着た他はマイヨ・ジョーヌも獲得した2選手が首位を守っている。すごいなぁ今年の黄色は若いぞ。
山岳ステージに入ってからここがどう変わってくるかが見物(みもの)のひとつだろう。