今年もNHKの語学講座新開講の季節が来ました。昨年のこの時期はイタリア語講座の「イタレンジャー」に衝撃を受けていましたが、今年はそこまでスゴいのはないようです。ただ全体に「飽きずに番組を見せる」ことを強く意識しているようで、これは良いことなのか悪いことなのか。。
以下、各番組の感想などです。まずは第1回(一部第2回も)を見た時点での印象です。
テレビでイタリア語
昨年のインパクトに負けない何かを期待していたのだけど、普通にペルージャを中心とした旅行会話な雰囲気。語学番組を通してその国の文化や名所などを観るのを楽しみにしている私にとっては、これはこれで("あの" イタリア語講座だと思わなければ)楽しめそう。ミニドラマ「ペルジーニ家の人々」は落ち着いた雰囲気の中、洒落だらけ。やっぱりイタリア語スタッフ(笑)。 日本語訳(字幕)で駄洒落になっている部分、イタリア語ではどう言っているんだろうと思わせる「ちょい見せ」感が絶妙です。
イタリア語会話には「生徒役」は、なし。ここ数年そうですね。
テレビでフランス語
髭男爵の2人が生徒役。ちょっとまじめに学ぶ姿勢も見られないしネタをやるために番組の流れを壊しているし、、、と第1回を見て感じていたのですが、第2回をチラ見した感じだと、生徒というよりもキャラとして出てくるような使い方のようで、それならば印象に残りやすく面白いかな、とは思いました(第2回はまだ音無し早送りで見ただけ)。
とりあえず1ヶ月くらいはこのまま見続けようと思います。
テレビでハングル講座
微妙なテンポ感でマイペースな先生がツボにはまりました。何があっても動じないすごさを感じます。生徒役はますだおかだの増田。韓国の映画などが好きらしいです。ご挨拶と自己紹介を覚えて大きなボードに名前を書き(名刺代わり?)、カメラさんや、スタジオの外に出て自己紹介に挑戦する作りは、もしかして今年のイタリア語はハングル?と期待させられます(←ちょっと意味不明(^^;))。 学習の流れを遮らず、あくまでも真剣に学習していく中で控えめにネタをやる姿勢は好印象。
私は韓国ドラマに興味がないので「なんだ、また韓国語はドラマで人寄せしてるのかよ」とまるで東京12チャンネルの「温泉と食べ物」みたいな食傷感を得ているのですが、ソ・ドヨンさんというクール系キャラとトロットナイトキングというコミック系(?)グループとはちゃめちゃな取り合わせが、何か起こりそうで楽しみです。
テレビで中国語
今年もローラ・チャンとおにぎりくんのコンビ。 ・・・・なんかちょっと違うけどまぁいいや(^^;)。知人が「おにぎり君がしゃべってる!」と言っていたのに対し「去年も喋っていたのでは?」と思っていたのですが、どうやら去年は吹き出しだけだったようで今年ようやく喋るようになり、かなり番組進行にも関わってくるようになりました。去年も気になっていたんです、あの態度のでかいパンダ(笑)。
生徒役は北陽の2人。いや、すいません、この人たち知らなかったんですけど(^^;)、元気よく真剣に学ぼうとする姿勢は好印象でした。 陳建一さんが中国語で説明しながら料理をしてくれるコーナーがあり、「陳さんって中国語話せたんだ!!」と妙なところに感動しました(笑)。
テレビでスペイン語
伊礼彼方がにこやかに生徒役、、、と思いきや、番組中でバリバリにスペイン語をお話していてびっくり。うわっこの人しゃべるんか!ずるい!と動揺しているうちに25分経ってしまい、実はあまり印象に残っていない(^^;)。
トレド紹介は、今年のイタリア語講座と同じく「語学系旅番組」として楽しめそう。
テレビでドイツ語
不思議なにこやかさでブタと会話していた矢羽々崇先生が今年も担当。LIZAさんが、これも生徒役ではなく進行役(?)として登場。ぺらぺらドイツ語しゃべって、するいや(笑)。
ベルリンの「壁」崩壊という重い話を採り上げるなど、ちょっと浮ついた楽しい雰囲気を演出しがちな語学番組の中では色々考えさせられる番組だと思いました。もちろん番組内でその背景や思想に深く立ち入るわけではないのですが、話題に触れるという姿勢にスタッフの硬派な面を感じました。「壁」崩壊から20年ですか。。。ついこの前の話のような気がしています。。
テレビでアラビア語
昨年の再放送。以前の家禄さんの番組を数年間放送したあと、いつの間にか宍戸開さんの番組になっていることに昨年気づきました。それなりに需要があったということですね、新しいシリーズを撮れるということは。 結局私は未だにアラビア語の文字を書くことすらできませんが、こういう(使用機会がちょっと少なそうな)言語学習の番組が作り続けられることを嬉しく思っています。
ロシア語会話
一方でロシア語。これだけ番組名が「○○語会話」という以前のNHKの語学番組のタイトルになっていることからわかるように、3年以上同じフィルムをながしていることになります。 くまばちの飛行が流れるオープニングはいったい何回見ただろう(笑)。(半年ターンで5回目くらいの放送になるんじゃないかしらん?)
ロシア語人気ないのかなぁ、私にとっては一番音の響きが好きが言語なのに、、、と思っていたら、どうやら10月からの開講に向けて新番組を作っているようです。
英語系
普段はあまり英語系の語学番組は見ないのですが(去年のチャロ=今年も再放送あり=は秀逸でした!)、今年はいくつか面白そうな番組があるので見てみています。気が向いたときにでもまた、英語番組編でも書いてみたいと思います。
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