GREE-OST17(でびあん)に行ってきた

 Debianをソフト面ハード面で熱烈に支援/貢献しているGREEさん*1で開催された、第17回オープンソーステクノロジー勉強会に参加してきました。今回のお題は「でびあん」。Debian JP Project のやまねさん、岩松さんが色々語ってくれました。


○開催案内ページ
http://labs.gree.jp/Top/Study/20090410.html


○みんなのレポート日記ページ
http://labs.gree.jp/Top/Study/20090410/Report.html



 やまねさんのテンポ良い語り口と、語り口は朴訥だけどやることをやってきた人らしい自信に満ちあふれた岩松さんの「絶対にできる」オーラに満ちあふれた組み合わせであっという間に講演時間が終わってしまいました。引き込まれた。
 完全コミュニティベースでの開発やメンテなどのチームってどのようにして回っていくのだろうという点、言い換えると「変な人が入ってきてメチャクチャにするのって簡単なんじゃないの?」という疑問が私のなかに長いことあったのですが、Debianの開発者やメンテナーなどになるための、大変長いステップを聞かせていただいて、その(ある種の)厳格さに驚きました。 「その人がちゃんと存在していることの証明」「その人がDebianの精神を理解していることの証明」「コミュニケーションが取れることの証明」などなど、メールによる(何往復かするような)テストもあったりして、相当にメンバーのレベル感が保証されたチームになる仕組みに驚嘆しました。
 最近、さくらインターネットdebian対応してくれなくなったり、別件でちょっとお誘いされて活動していることがあったりして CentOS 寄りになっている私ですが、今日のお話しを聞いて今までちょっぴりツンツンしていて孤高な存在だった Debian に、少し親しみが持てるようになりました。 でびあんの「で」はデレの「で」らしいです(やまねさん談)。 あと、でびあんの「で」はであいの「で」でもあるらしいので、「私は Debian で結婚しました」(岩松さん談)という幸せもあるようです:-)。


 懇親会では新たに GPG鍵にサインをしてもらう場に立ち会いました(野次馬ですが)。初めてこういう場に立ち会ったのですが、「目の前にあなた、いるよね。OK!」みたいなのではなくて、身分証明書(免許証)をお互いに確認してから「たしかに」と Fingerprintを交換している様子に、何か神々しいものを感じました。私は、PGPが初めて公開されたときに興味を持って触ったことがあるくらいで特にちゃんと使う機会もないまま今に至るのですが、私も「自分の鍵」を作っておこうかしらん。。 サインって「この人を信頼します。保証します」的なかなり強い意味があると私は思っているのですが、それとはもう一種類くらい「会いましたよ」くらいの意味を持つサインがあるといいなーなんて思いました。ほら「○○さん、サインください!」みたいな軽いノリで頼めるようなサインを、自分の鍵に集めたいな〜、みたいな(笑)。


 また、pokenの12個パックを手に入れたので持っていきました。約束していた人(1人)のために、好きなキャラを選んで貰えるようにと一応全部持っていたのですが大人気で他の方々にも何人か頒布ご購入(実費)いただき、盛りあがりました^^。ご購入申し出いただいたのにおつりがなくてお請けできなかったみなさん、ごめんなさい。(メモ:I氏に650円借りた。あとでかえす)
 何が面白いかよくわからないから poken を買ってみたのですが、すでにバリバリに活用(?)されている方や今日手に入れた方まで「ハイタッチ」をしてみて、単純だけどなかなか面白いのではないかと思える部分が出てきました。また別の機会にでも書こうと思います。


 ということで、今回もとても盛りあがった GREE オープンソーステクノロジー勉強会。また次回も楽しみにしています。

*1:・・・と一部の方に聞きましたが、ハード面は「これから」という話もあり、関係者の願望が多少入っている言葉なのかもしれません(笑)