マンガでわかるデータベース

 

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 日本語で書かれた技術書が海外の言語に翻訳されて出版されるという事例はほとんど知りません。私が知る範囲では、川合さんの「30日OS入門」が韓国語に翻訳された事例くらいでしょうか。
 昨年なんとなくamazonを見ていて発見したのが、この本の英訳版(英訳版はこの日記の最後にリンク貼っておきます)。12月出版予定になっていたけどなかなかamazon上では発売されず、いままさにこのエントリーを書くために確認したら「1〜3週間」となっている英語版です。
 普段この手の本にはあまり興味がないので存在は知っていたもののずっとスルーしていたのですが、英語版になるくらいなにか「惹き」があるのだろうという期待と、よく見たら高橋麻奈さんが執筆ということで早速注文し、一気に読みました。


 いやぁ、これはすごい。柔らかそうなツラを採りながら、マンガの合間の文章を読ませる部分ですごいことがたくさん書いてあります。ロックやトランザクションの話は当然としても、オプティマイザの話(nested loop や sort mergeなど)とか、分離レベル(本書では独立性レベルと表記)の話まで。 いやはや、参りました。すごい。
 そんなわけで、まだ注文していませんが英語版も手に入れる予定なので、眺めるのも楽しみになってきました。


なんとなくデータベースを使っている人で、特にこの手の本を「けっ、マンガかよ」とバカにしているような人には読んでみてもらいたい本です。意外と知らないことがいっぱい書いてあるかも。



The Manga Guide to Databases (Manga Guide To...)

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