オープンソースカンファレンス2011 (OSC2011) 東京/春 に参加してきました。今回も、日本MySQLユーザ会でブースを出しました。
http://www.ospn.jp/osc2011-spring/
福岡から札幌まで、各地のOSCに参加させていただいていて、個人的には東京開催の魅力というのは正直なところ、かなり薄れています。出展者も来場者も多いため、たくさんの話題に触れることができる一方、交流のひとつひとつが非常に希薄になってしまうからです。
それでも、久々の方に会える場として、この規模は魅力的です。半年に1回、あるいは1年に1回しか会えない方と、多くの近況交換をすることができました。最近ご結婚された方も2人(2組)いて、もう、嬉しいこと嬉しいこと^^。この話を聞けただけでも、今回OSCに参加した意味がありました。
ブースのほうでは、今回もたくさんの来場者の方とお話をさせていただきました。MySQLをこれから使おうと思っている方、実際に使っていて悩み事や疑問をお持ちの方、データベースってなに?という方。いろいろいらっしゃいます。
その中でも(体感的に)特に多いな、と感じた話題2つ。
(1)オラクルに買われたけど大丈夫?
やはりみなさん気にされているようで、しかし私からすると、いったい何を心配しているのかが分からなくて説明に困る質問でもあります。まぁ2,3こと会話を続けるとつまり、MySQLが「なくなりますか?」「無料で使えなくなりますか?」「わざと性能落とされたりしますか?」という心配をしているのだとわかり、私見だとことわりつつも、基本的には「あなたが今、MySQLに対してお金を払っているのでなければ(=コミュニティ版を使っているのであれば)、当面は心配いらないと思います」とお答えしています。GPLだということ、社外に開発者(開発したいと思う人たち)がたくさんいることなどが理由です。商用版ユーザの方(今回はゼロパーセントでしたが)には、「オラクルさんに聞いてください」って答えることになるのかなぁ。
(2)MySQLをなんとなく使っていて、別段困ってもいない
来場者の方とお話していて、「特に困っていることはなく、普通に使えています」という声がとても多かったです。もちろん、チューニングや設計方法、配置方法などでもっと速く、もっと安全にできるような状態で使用しているのでしょうけれども、何も気にせず満足して利用できる手軽さが、本来 MySQL が持っていた最大の強みだと思っていますので、最先端の利用法が巷に溢れている現在でも、その強みは生きているのだなぁと実感しました。
こんな感じで、とても充実した2日間を過ごさせていただきました。事務局のみなさん、いつものスタッフのみなさん、学生スタッフのみなさん、ぶーす仲間のみなさん、そして来場者のみなさん、どうもありがとうございました。
あ、そうそう。OSCでも、いつもの「ツイートをぜんぶ見るサイト」を地味に公開させていただきました。ハッシュタグがついていない話題も含めておいかけることができるので、OSC2011 の盛り上がり方の傾向が見えたりして、楽しいです。
http://labo.artry.net/osceet/tweets
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