岩手県で初の開催となるオープンソースカンファレンス岩手に、日本MySQLユーザ会(MyNA)として参画して参りました。
「ユーザ会として参加」と書くと時々誤解している方がいるのですが、MyNAが財産を持っているわけではないので、自費です、自費。
http://www.ospn.jp/osc2012-iwate/
岩手県南部の一関での開催。もともとは「OSSC(Open Source SMALL Conference)」という名前で企画がスタートした今回のOSCでした。進行の過程で「SMALLを取りたい」という話を聞いたときには「こぢんまりとやるのだから、SMALLはSMALLでいいじゃん」と思っていたのですが、実際に当日蓋を開けてみれば熱気的には全然SMALLじゃない素敵なイベントとなりました。来場者としては個人的には、出展講演関係者を除いた一般来場者が、あと3倍は来てほしいなぁと感じるところではありますが。
土地柄、決して人数の多い地域でもなく、普段から技術者同士の交流が盛んなわけでもない(と感じた)一関で、そして、盛岡と仙台に挟まれたこの一関で、今回のようなイベントを賑やかに開催できたのは、現地スタッフのみなさん、事務局のみなさんのかなりのご尽力あってのことと思います。初めての事って何かとたいへんですもんね。
MySQLユーザ会のブースに立ち寄ってくださった方には、MySQLの話よりも、主に「データベースってなに?」というお話をさせていただくことが中心となりました。土地柄なのか今回の来場層(広宣分野の偏りとか)なのかわかりませんが、「一関ではデータベースを使った事のある人は、ほとんどいない!」ということもないと思うので、次回開催の折には、一層賑やかにブースでMySQLのお話をできたら嬉しいですね。
あ、いや、「データベースってなに?」が悪いわけじゃないです。むしろ私はこういった層の方が「まったく知らない→細かいことは判らないけど概要はしっかり掴んだ」という状態になってくれることに喜びを感じていますので、これからも各種イベントに参加される方は、自分の知らない技術などについても積極的にブースなどで話を聞いて貰いたいと思います(「聞き力」「質問力」の練習にもなります)。
久々にライトニングトーク(LT)もやらせていただきました。「伝える」ということを伝えたくて時間をいただいたのですが、懇親会でも何人かの方から「これは、私の言いたかったことが伝わった!!」と感じるコメントをいただき嬉しかったです。
前夜祭、カンファレンス本体、懇親会、2次会、3次会まで、フルで堪能させていただいた OSC2012-iwate でした(前後に立ち寄った観光地については、また別の日記にでも)。
MLでも話がありましたが、OSC開催はそれ自体が単独の目的ではなく、OSCをきっかけとして地域での交流、情報交換などが活発になるための起爆剤としての役割があると思っています(加えて、地域外との交流のきっかけにもなりますね)。現地スタッフの皆様におかれましては、今回でも色々大変だったかとは思いますが、今後も引き続き小さくてもいいので勉強会、交流会を続けていただき、地域を、世の中を、変えていただきたいな、と願っています。
懇親会で誰かに「東京での第1回のOSCに雰囲気がすごく似ている」と話した気がします。
それぞれが、語りたいこと、知りたいこと、意見交換したいことなどを持っているのに、それが満たされる場が今までなかった。そんな中で開催されたOSCという「みんなが集う場」。参加者が楽しそうに生き生きと語り合っている姿、そしてそんなひとりひとりが作り上げる場のパワーを感じました。
最後になりましたが、現地/中央の各スタッフのみなさん、ブース等で交流させていただいたみなさま、前日から当日まで一緒に呑みまくってくださったみなさま、どうもありがとうございました! 各地のOSCは参加するのに、時間もお金もかかるので、毎度参加を迷うのですが、今回、参加させていただいてよかったと思えるイベントでした。大成功ですね!
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