第139回 ClubDB2 『業務継続のためのDB2の障害対策と災害対策』に参加させていただきました。
障害(ディスクやメモリやその他ハードウェアの故障、そして論理的な破壊)についての対策の話は比較的目にすることも多いのですが、「災害対策」まではなかなかまとまった話題にお目にかかりません。事例紹介はあれど。
ともかく興味を惹かれたのが、DB2 HADR 構成の説明でした。MySQLを使っていれば、レプリケーション構成自体はお手のものではありますが、スレーブの昇格や、マスタ/スレーブの入れ替えなどは、それぞれ苦労(工夫)していることと思います。その入れ替え自体が最初から仕組みとして用意されている点を非常に羨ましく感じました。逆に、「2台までしか扱えない」という点には、「まだまだだな」と思ってしまうMySQLユーザでした(笑)。
あと、最近MySQLでは一部でホットな「セミシンクロ・レプリケーション」。日本語では準同期レプリケーションと呼んでいますが、同様の仕組みはDB2では、近同期レプリケーション(near-sync.)と呼ぶそうで、背景などはわかりませんが、それぞれの開発チームのこだわりがあるのだろうな、と面白く感じました。
懇親会でも更につっこんだ話や、全然つっこんでいない話などを伺いながら、盛り上がりました。いやほんと、2時間弱のセミナーだけ聞いてなんか得た気分になって帰っちゃう人って、勿体ないわーって思います。
サイベース informix*1の、時刻なんちゃら型(名前失念。定期観測データなどをシーケンス管理できるようなやつだと理解*2)の話なんて、なかなか聞けないですよね。
どうもありがとうございました!
さて、次回、なにやら最新のお話が伺えるそうで、スケジュール上、参加しないつもりだった日なのですが、ちょっと心動かされはじめました。参ったな(と嬉しそうに言う)。
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