デブサミ2日目Delphi for PHP パネル

 私にとって今回のデブサミでの一番の大役は、この「Delphi for PHP 作者を招いてのパネルディスカッション」のモデレータを拝命したことでした。以前書いた本の自己紹介に「好きなのはDelphi、わくわくするのはPHP」なんてことを書いていたのが岩切さんの目に止まってお声掛けいただいたものです。何年前の本だよ、時代は変わっていくんだよ、と思いつつ一度はやんわりとお断りしたのですが、そこはやはり岩切さん。みんながブログなどで書かれているように魔法をかけられてしまいました。この枠を一番盛り上げられるのは私なんだ、と。いや、そんなこと絶対にないんですけど、そんな気分にさせられるんですよ。やっぱり魔法使いみたい。


 そんなわけで木曜日午後に日本に到着したばかりのホセさんとその夜デブサミ会場で初対面。英語が苦手な私も「ないとぅみーちゅ」とにこやかに挨拶して、ツカミはOK(笑)。 でもその後の打ち合わせの合間に世間話でもと思って「何時間くらいかかったの?遠かったでしょう」と話しかけたら「日本に来るのは初めてなんだ」と返ってきて、あちゃー通じてない、と落ち込んだのでした。


 セッションのタイトルは「
  〜Embarcadero Technologies Presents〜 
 Delphi for PHPエバンジェリストが、日本のPHPエバンジェリストと、PHPIDEの今と未来を語る
 」という長いもの。 Delphi for PHP という名前が前面に出ているので、ツールの紹介コーナーだと思われるんだろうなー、見た瞬間候補から一瞬にしてはずす人も多いだろうなぁとは予測していましたが、予測を上回る不興ぶり(笑)。 えええっ!?少ないよ、少ないよ。思わず壇上で数えちゃいました。


 反省点はいくつもあって、その中でも大きな2つは:


 ・タイトル付けで Delphi for PHP の話がメインとの印象を与えてしまった。面白い事をやってるスペイン人を囲んで面白い話を聞こうという趣旨を前面に押し出して「PHP開発の今と未来〜Delphi for PHP 開発者を囲んで〜」とか「レガシーなPHP開発からの脱却」とか、そういう煽り系にすればだまされる人(笑)も多かったかなーなんて思いました。 だますってのは冗談ですけど(笑)。
 ・時間配分で、とにかく Delphi for PHP を知らない人が多いはずだからどういうものかをしっかりと見せて、、、という構成を取ってしまったけど、逆に開き直ってツールの説明はなしで、対話の中から事例としてツールの動作例を見せていくような仕掛けのほうがもっと面白い話をいっぱい聞けたのになーと思いました。


 パネラーとして小山さんと高橋kunitさんにご登壇いただいたのですが、デモの時間ぶんだけ出番が減ってしまうことになり、本当に申し訳ないやら申し訳ないやら。 次回機会があったらこの経験をベースにもっと面白いことをやりたいと思いますので、これに懲りず今後もよろしくおつきあいください。
 ご来場いただいたみなさんも、会場が広すぎて途中で抜けにくかったと思いますが(笑)、何人かの方はブログにも書いてくださっていて、かなり正確にこのパネルディスカッションで語られた本質に迫っているなーと拝見していて嬉しく思いました。 ご来場くださったみなさんも、本当にどうもありがとうございました。やっぱり聞いてくださる方あってのセッションだなぁという当たり前のことをしみじみと感謝した時間でもありました。


 ホセさんとは私はこの後も何度もお会いすることになります。これを書いているのは 2/18 ですが、14-15日のPHP勉強会+お泊まり会、17日のエンバカデロのカンファレンス、そして次は20日のオープンソースカンファレンスでもお会いする予定です。結構仲良くなったなーという実感は得ていて、今またパネルをやったら違う雰囲気を出せるかな、なんて思いました。 ホセさんの話はまた改めて書こうと思います(勉強会+呑み会のセットになるときに、ほとんど呑み会のほうにしか私参加していないんですが^^;)



追記:
 来場者数の少なさではどこにも負けないだろうと思っていたら、下には下が(笑)いました! 
http://d.hatena.ne.jp/m_pixy/20090215#p1
 21人だそうです。うち、もうちょっといました(といっても他人の発言のちょっとした間に数えられちゃうくらい)。でも2日目最終枠の「セキュリティ・パネル」「テスト・パネル」「メディアLT」が対抗枠にいる時間帯ですからハードル高かったですよね。うちも大きなA部屋だったので寒かったですよ。やっぱり宣伝重要。折角準備して喋るのだからたーくさんの方に聞いていただきたいですもんね! これからもお互い頑張りましょう!