データベース入門 (Computer Science Library)
- 作者: 増永良文
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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「なんとなく感覚的に」データベースを取り扱えるものの、きちんとその理論を勉強したことがほとんどありません。以前この本を読んだときにも、何故このような七面倒くさい論じ方をするのか、そもそもの議論の存在意義がわからないまま途中で読むのをやめた記憶があります。
今回タイミングで気分がノったので、改めて最初から読み直してみました。結局2週間くらいかかったかな。。それでも読んでよかったと思います。
この本は以前3年ほどまえに増永先生にお会いしたときに勧めていただきました。当時持っていた「リレーショナルデータベース入門―データモデル・SQL・管理システム」というサイエンス社(同じ出版社)の本にサインをしていただいたのですがその際に 「この本はやや難しすぎたので、もっと読みやすい本を作っている。もうすぐ出る予定だ」ということを教えていただいたのでした。
改めて読み直すと、今ならわかることがいっぱいあります。それはデータベース(主にMySQL)をより内部の動作まで気にしながら触る機会が増えてきたことが理由のひとつでもありましょうし、数式からとりあえず逃げないような習慣や数式の見方に少しは慣れてきたということもあるでしょう。 ともかく今回は最後まで読み通せました(一応)。
この手の本はとくに入門時には「量が質に転化する」ことが多いと私は考えています。北川先生の本や上記「難しいほうの」増永先生の本、そしてセルコなどの原典なども引き続き積極的に読んでみようかなと思っています。
DBMSのお勉強を始める際に、最初の一冊としてオススメ。 ただし、今までにこの分野のきちんとした素地がないと私のようにそれなりにハードになります。お覚悟を(笑)。
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