おまわりさんに挨拶された話

 今日の夕方のこと。私は駅で電車を降りてから道路脇の歩道を西向きに歩いていた。往復二車線の、よくある街なかの道路である。縁石で区切られた歩道がある道である。
  向こう側からバイクに乗ってやってきた人が、ふと、こちらにむかって会釈をしたような気がした。よく見ると、パトロール中のおまわりさんだった。言っておくが、私は地元のおまわりさんに知り合いは、いない。酒飲みながらバカ話できるおまわりさんの知り合いが1人や2人いたら面白いだろうとは思うが、残念ながら、いない。 挨拶なんてされるわけがないのである。寧ろ、何か目をつけられたのではないかと、ドキッとしたほうである。
 
 
 気のせいだったのかもしれないと、あまり気に留めていなかったのだが、家に帰ってから、全く別の調べ物をしているときに、こんなブログに出会った。今をときめく登さんであることにも驚いたし、このタイミングでこの情報に遭遇できたセレンディピティにも驚きである。


softether.hatenadiary.org



 曰く、おまわりさんは敬礼を受けたら返礼しなくてはならないらしい。
そう。今日の帰り道のちょうどそのとき、西日の余りのまぶしさに私は、スマホを握りしめたままの右手をおでこに当てて、光が目に入らないようにした。そこに通りかかったのが、パトロール中のおまわりさんだったのだ。

 嗚呼、おまわりさん。私はただ、まぶしかっただけなのです。あれは敬礼ではないのです。なんか、申し訳ありませんでした。
といいつつ、これを知ってから、げらげらと笑い転げている私でした。
これからは、おまわりさんを見かけたら「ごくろうさまです!」の感謝を込めて、敬礼しちゃいそうです。

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ごくろうさまです!