楽天のKoboの第一印象は甲乙丙で言えば「庚」

 朝には最寄りのヤマトに届いていたのに、配達は夜になってからでした。楽天Kobo。通称「楽天Kindle」または「楽天AmazonKindle」。
 早速開封して、試してみました。約1時間半のおつきあいの大部分を占めた感情は「ふざけるな」。
いたるところに、ユーザがどのように使うのかを考えていないと感じる部分があり、比べるとやっぱりKindleってすごいのだなと再認識することができた点で、楽天Koboは十分に役割を果たしてくれたと思います。
 願わくば、私の1時間半を奪うのではなく、せめて30分くらいでその(Kindleの)すごさを感じさせてくれたら、なおありがたかったなと思うところであります。



 以下、セットアップ作業をしながらリアルタイムでメモしていたもの。
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windowsでKoboSetupインストール、起動。
接続、セットアップ。
ステップ2/4で楽天にログインを求められる。
 ログイン情報を入れてOKを押してからの反応がまったくない。押されたのかどうかもわからなくて何度か押したりわざと違うのを入れてみたり。それでも全然反応がない。
超印象悪い。
どうにも進まないので「セットアップを中止」


Kobo Desktop のtop画面に戻ったので、試しに右上にある「ログイン」から楽天IDでログイン。こちらはOKを押した後で一応砂時計アイコンになるなど、一応処理は受け付けられたと理解できる動作。



申し訳ありません。技術的な問題が発生しました。お手数ですが、再度お試しください。このメッセージが引き続き表示される場合は、カスタマーケアまでお問い合わせください。電話番号:0120-833-115(平日9時〜20時、土日・祝日9時〜18時)(Japan)

いまは20時半。ふざけるな。


何度かログインを試みるが、進めないのでPCの作業は一旦あきらめ。
ケーブルを抜いて、以下Kobo本体で操作。


と思ったら、本体だけでは「PCにつなぎなさい」という内容のメッセージが出るだけで、先に進めない。


再度、というか、再度も再再度も再再再度もトライ。Kobo Desktop を再起動したりしながら、ようやくセットアップ画面でのログイン成功。先ほどから25分経過。ふざけるな。

インストール途中に「kobo ならびに楽天からメルマガ、クーポン、お得な情報をメールで受け取る。」にデフォルトでチェックマークが入っている、楽天メソッド(罠)に注意。


・・・とかメモを書いてから、ちゃんとチェックマークを外してOKを押したら、またログイン画面に戻ってしまった。2度。3度。覚悟を試す仕掛けか!?4度目ようやくログイン画面ではなく、真っ白な画面へと遷移した。ここで私にどうしろと?


約1分強ののち、ステップ3/4へ。サーバと同期中だそうです。


5分ほど待ち、まぁ何か進行しているなということがわかるようなプログレスバーの動きを眺めていたら、
「インターネットに接続してください。」
「インターネット接続に問題があるため、セットアップを完了できません。」
接続してるよ!俺のせいにするのかよ!ふざけんな。


仕方ないので「再試行する」ボタンをクリック。
またステップ 3/4 の最初からみたい。


3度目、4度目、5度目、
セットアップの画面をぼーっと眺めていても仕方がないので、他のことをしようと、セットアップ画面をはじっこのほうに移動しようとしたら、、、動かない。ど真ん中に居座りやがる。ふざけるな! (注:Z-orderは変更可能ですので、他の作業はできますが、頻繁に画面を切り替えて状況を確認しなきゃいけないので不便)


6度目。7度目。


もうやめた。最初は「アカウントをチェック」後の「ライブラリをチェック」などに状態が遷移していたけれど、6,7回目には「アカウントをチェック」から進まなくなった。


やめやめやめ。


ということで「セットアップを中止」して、Koboのケーブルをはずして、Kobo Desktop も再起動。そしたら、なんかログインはされている状態みたいで、見たことない画面になった。Kobo本体も「更新中」という画面に(色々な言語で表示されています)。


なんかステータスが進んだっぽいので、様子見。ここまで約1時間強。なんだかなぁ。。


数分後(2,3分?)、更新が終わったようで「リリースノート バージョン2.0 - 12/07/05(1/10ページ)」が表示されました。


なんだか、使えるようになったみたい。


Wi-fiの設定をしたら、「読書中」のページに「読書中の本はありません 人気作品をご紹介します」と裸の女性のイラストが表紙に大きく描かれている書籍などが紹介されていて、楽天なに考えてるの?と思いました。不便とか使いにくいではなく「不快」。楽天不快。



そんなわけで、楽天Kobo、サービスとしてはまったく利用したいと思えるレベルのものではなく(普段利用しているAmazonで十分であり、わざわざ追加苦労をする必要はない)、今後はデバイスとしての能力、具体的には主に自前EPUBやPDFを読むのに使えるか否かということに関心を向けることになりそうです。


でも、画面動作も相当もっさりした感じだったし、「赤字覚悟で安くした」製品かと期待していた面もあったのですが、単に安く作った製品ということなのかもしれません。値段相応という意味では批判されるべきことではないのですが、期待とは異なっていたという文字通りの意味で。
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 こんな感じで、がっかりを通り越して、もうなんと言ったら関係者を傷つけずにこの思いを伝えられるかに悩んでしまうほどの、惨状でした。残念。



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