FOSS4G 2019 Niigata 参画

FOSS4G Niigata に参加してきました。この分野は新参者だし、趣味で素人なので、ひっそりと一参加者としてです。
とは言いつつも、懇親会ではライトニングトーク(LT)の枠も頂戴して、趣味全開のお話を披露させていただきました(後述)。


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www.osgeo.jp

前日(=ハンズオンデイ)日中

 私は今回、ハンズオンには参加しないのですが、前夜祭が開催されるということで、いわゆる「前日入り」をいたしました。前夜祭だけのために前日入りしてもバチは当たらないと思いますが、折角時間があるので、と、LT用のネタ集めに時間を使うことにしました。 市内の、「カジュアルに見に行ける(=山の上とか森の中とかではない)」三角点の訪問です。 阿賀野川を越えたところにある一等三角点から、市内の二等、三等、四等三角点数カ所を回りました。 アシとして使ったのは、観光タクシー。 新潟の万代タクシーのホームページには、観光タクシーの案内が分かりやすく掲載されており、お願いできることのイメージ、利用料金、なんだか親しみを持てて、気軽にお願いできる雰囲気を感じたので、上野で新幹線に乗る前に電話してお願いしてみました。 普通は市内の名所を案内して回ってくれるのですが、今回は「マニアックなお願いなのですが・・・」と持参のラフ地図を元に、三角点を回っていただきました。見つかりにくい三角点を一緒になって探していただいたり、通り道でちょっと寄れる名所を教えていただいたり、至れり尽くせりの2時間でした。万代タクシーのHさん、どうもありがとうございました!
 
  写真は新潟市内の「道路元標」。市内の交通量の多いところなので、止まってもらって見学するのは難しいかな、と思っていたのですが、よく案内するポイントなのか、一旦私を下ろしてぐるりとひとまわり回ってきてくれる、というワザで、交通にも迷惑を与えずにじっくり見学することができました。観光タクシー、すごい便利!
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 2時間で10,600円という料金を高いとみるかは、状況次第ですが、フットワークの軽さと、地元を知り尽くした歩くオンライン辞書(笑)が一緒にいてくれること、そして今回についてはネタ収集したLTでモトを取った気分でもあることから、十分に理にかなった料金だと私は感じました。 タクシーなので、何人で利用しても同じ(つまりワリカンが効く)なので、ちょっと時間が空いたので見てまわりたいなーという時には利用を検討すると良いと思います。

前日夜の前夜祭

 FOSS4G Niigata の前夜祭は、野外にて。 信濃川の河川敷にある、バーベキュー屋さんっていうんですかね、ここは。 お店の人が全部やってくれてラクな感じでした。 野外は天気のリスクがありますが、この日は程よい風が吹く程度の良い天気で、川辺でとても心地よい時間を過ごしました。 知っている人がほとんどいないアウェイな場なのですが、すぐに会話に混ぜていただけて、FOSS4Gのフトコロの広さを感じました。
 MySQLGISデータを扱う機能が入って(正確には充実してきて)ね、という話をしていたら、「2年くらい前の新潟のOSC(長岡でやったやつ)のセミナーで、その話を聞きました!」と言う方がいて、「いや、そのセミナー、話していたの私です・・・・」というのが、今回のハイライト(笑)。 聞いていただいてありがとうございます(2年越しのお礼)。
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 きっとみんな1次会だけで満足しきらないだろう、と幹事さんの暖かい配慮で、最初から2次会が設定されているFOSS4G Niigata、すごい。 1次会ではお酒(=日本酒)がほとんどなかったので、二次会で、日本酒尽くしのお店に連れて行っていただきました。新潟県内八十八蔵ぜんぶのお酒が飲み放題なお店で、とても素敵でした。 宴会幹事ってすごく大変なのですが、至れり尽くせりの前夜祭、どうもありがとうございました! すっかりみんなとお友達になった気分でお宿へ。(でも顔を覚えないので、誰が誰だかよくわかっていないw)
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FOSS4G Niigata コアデイ 日中

 前夜祭でかなり呑んだにも関わらず、すっきり目覚める朝。 新潟のお酒はやっぱりきれいです。
講演内容ひとつひとつの感想をここで上げていると、いつまでも書き終わらないので、全体的な感想と特に印象に残ったものについて。

 FOSS4G では sli.do というシステムを使って講演者に質問ができる仕組みを採用しています。「これはどういうことだろう」とか「もう少し具体例を聞きたい」と思ったときに質問を登録できるので、うまく運用すればこれがなかなか効果的な仕組みです。 書き込んだ質問に対して、他の参加者が「賛同」の表明をすることもできるので、私もいくつか質問を登録させてもらいましたが、この「賛同」が集まるとやっぱり少し嬉しい気分になります。そして、講演者が質問の意図をしっかり理解して、知りたかったことを説明してくださったときの、かみ合った気分はなんとも言えません。 惜しむらくは、質問を直接講演者が見るのではなく、進行役の人がピックアップして読み上げ(時に自分の言葉にアレンジ)するので、進行役の裁量やセンスに左右されてしまう面があることでしょうか。 各地で開催されたFOSS4Gの中では、進行役が折角の会場からの良い質問を生かせずにモヤモヤしたこともありましたので、質問のピックアップに自信がない場合は、講演者に直接質問リストを見せる等、柔軟に工夫をしていっても良いのではないかと感じました。

 講演内容については、いくつか特に印象に残ったものを簡潔にまとめると:

(1)ベクタタイル、これから来るよね~。というか当たり前になっていくんですよねきっと、という印象を受けました
(2)軽トラMMSすごい。何がすごいって実車を長野から高速道路乗って持ってきて、お昼休みに駐車場で実物を見せていただけるところが。(お昼食べていたら間に合わず機材は撤収した後でしたが、それでも実車を見られて興奮しました)
(3)基調講演の政府CIO上級補佐官の平本さん。既存の組織を変えていくのは大変だなぁという当たり前の現実を突きつけられ、それとどのように戦って、より良くなるほうへと進行させているのか、感銘を受けました。セミナー自体も引き込まれたのですが、懇親会の二次会でも沢山お話をきかせていただいて、いやもう本当にパワフルで、でもユーモアと余裕があって素敵だなと思いました。
(4)月や小惑星GIS。回転楕円体を前提としない小惑星の上の形と場所を特定する表現(まさに今話題のリュウグウとか)や、月の表現(こちらは、極半径と扁平率を定義した回転楕円体でいいんじゃないかという気もしました)などのお話が、地球上の位置を特定することだけを考えていた自分の頭の固さを思い知らされました。わくわくする話題です。
(5)その他、林地、農地などの管理や災害{予測|被害確認}の話題も、分からないなりに興味を持って聞かせていただきました。


 というあたりが、特に印象に残りました。

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 今回あまりなかった話題としては、データの収集や選別、加工、分析の工程について、具体的な課題やその解決などのテクニックについて聞いてみたいな、と思いました。

大懇親会

 お待ちかね(笑)大懇親会は、駅の近くのホテルの宴会場にて。 新潟の名産品尽くしの、素晴らしいパーティでした。
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 たくさんの人とお話をさせていただきました(でも、私の顔認識センサーがイカれているので、次に会ったときにすぐには認識できないかもしれません、すいません)。講演した方の講演内容についての感想をお伝えしたり、さらにツッコんだ話を聞かせていただいたり、講演していない方とも普段やられていることや興味を持たれていることなどについて伺ったり。 やっぱり懇親会あっての大イベントですね。 会場の手配や会場との打ち合わせ等、スタッフさん大変だったと思います。おかげで素晴らしい懇親会を気楽に楽しめました。ありがとうございます。

 大懇親会ではLTのコーナーもあり、私も本日記の冒頭で書いたような渾身の準備をしたLTを発表いたしました(一応OSC Niigata と MySQLの宣伝もちょびっと)。 分量的に、時間が足りないことが分かっていたので、巻き巻きで進行していたら、どこか大切なポイント(じっくり時間をかけて説明したかったポイント)をすっ飛ばしたようで、予定より前倒しで進行してしまい、つまりはぴったりと時間内に全部おさまりました(笑)。 いくつかウケも取れたようなので、満足です。
 実はこの発表、FOSS4G Hokkaido での LT 発表の続編的な面もありまして、たぶん前提条件というか背景の説明が不足していたことと思います。 要約すると「位置情報に興味を持った」→「日本の位置を決めてきた三角点に興味」→「実物を見てみよう」→「険しい場所に配置されているものが多くてたいへん(北海道では薫別の一等三角点を断念)」→「でも平地にある一等三角点もあるんだ!」→「よし、私のテーマは "カジュアルに見に行ける一等三角点" にしよう」 というもので、今回の新潟行きにあたって調べてみたら、通常は徒歩30分や1時間くらいかかる山の上にあるような一等三角点が、平地(神社の裏)にあるらしい、つまり「カジュアルにいける三角点」であることがわかり、訪ねてみた次第。
 ちなみに 次回のFOSS4Gが開催される神戸付近をざっと調べた見たところ、最寄りの一等三角点は山の上にあり、ちょっとカジュアルじゃないことが判明しました。

今回のLT発表資料、そして FOSS4G Hokkaido での LT 発表資料も併せて、以下に貼っておきます。

www.slideshare.net


www.slideshare.net


コアデイ懇親会二次会

 幹事さんが予め設定しておいてくれた二次会。もうこの頃になると酔いも回って、撮った写真は一枚のみ(笑)。 盛り上がりました。お店の方の対応も良くて、素敵でしたね。 幹事さんナイス選定です! そろそろ書き疲れてきた(結構長いんじゃないか、これ)こともあるし、まぁ気分よく酔ったことでもあるので、二次会についてはこれくらいで。 一番ぶっちゃけ話をできる場が二次会であることは、こっそりと強調しておいてもいいんじゃないかと思います(笑)。

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帰り

 ということで、前日入りのネタ集めから、前夜祭の1次会2次会、FOSS4G本体、大懇親会、2次会 と、びっちりの2日間で大満足したのか、通常なら一泊したあと少し周辺を見て回ってから返ったりする私が、朝の新幹線で帰路の人となりました。 人との出会いや情報との出会いなど、たくさんの出会いがあり、参加して良かったです。 運営スタッフのみなさん、ありがとうございました。
 ひとつ心残りだった「旅先なのにラーメンを一杯も食べなかった!」は、朝9時からやっている、新幹線改札前のラーメン屋さんんで煮干しラーメンをいただくことで解消されました。追加料金で「追いにぼし」をつけてもらってちょうど良かったくらいなので、標準だと私には物足りなかったかな、と。 今後のために一応メモ(笑)。 もしかしたら、追いにぼを2枚買ってもよかったんじゃないか。
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おまけ: 帰りの新幹線の向かいのホームに停まっていた 現美。
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MySQL認定資格試験に挑戦(MySQL 5.7 Database Administrator(1Z0-888-JPN))

 今、MySQL界隈で話題沸騰の MySQL認定資格試験を受けてみました。 現在日本語で受けられるのは、「MySQL 5.7 Database Administrator (1Z0-888)」一科目のみです。 全75問を120分で解くCBTによるテストです。いつでも受けられます。58%で合格。

https://education.oracle.com/ja/mysql-57-database-administrator/pexam_1Z0-888


 MySQLな仲間たちが続々受けていて、当然のように続々受かっていたので、そりゃそうだよな、と私も軽い気持ちで受けてみた、平成最後の春。
結果は・・・・・



 実はこの時「再受験支援キャンペーン」だったかな、落ちた場合はもう一回、タダで受けられますよ、というキャンペーンをやっていました。そりゃぁ、2回受けられるほうを選びますよね。そのほうがお得なんですから!!
 ・・・すいません、悔し紛れです。実力なんです。


 そして、令和になって初めての七夕明けの日。無料再受験の期限があと数日に迫っていたので、慌てて受けてきました。 だって、そのほうがお得なんですから!! 前回の受験で「なるほど、こういう所を攻められるのね」と感覚的には掴んだものの、試験勉強のためのテキストがあるわけでもないので、明らかに自分がニガテだった部分について軽く調べてみたりした程度で、結局実際にコマンドを多く叩いて試してみる時間も取れないまま、暗澹たる気持ちで試験会場に向かいました。
 前回は途中で集中力が切れてしまった反省もあるので、今回はのんびりと。 疲れたら目をつぶってゆったりと(そのまま寝ちゃいそう)。集中力持続作戦が奏功し、部屋を出たのは終了5分前。ゆっくりしすぎた(笑)。
 結果はその場では分からず、しばらくしてからサイトのほうで発表されます。帰路の電車に乗って確認した、その結果は・・・・



 わぁい! 
 今回もダメだったら、MySQL引退かな、とも思っていたくらいなので、ほっとしました。 ぎりぎりでも満点でも合格は合格(笑)。



 前置きはこれくらいにして、自分がこれほどに苦労した事の分析とともに、どんな試験かを簡単に紹介したいと思います。試験内容については、確か「あんまり色々書いちゃいけないよ(意訳)」という規約があるので、試験内容には直接は触れませんが、本稿冒頭で紹介したリンク先(公式サイト)にある「試験内容 チェックリスト」に言及する範囲は許されるかと思うので、そんな感じで。

 まず、この試験は試験名称をよく見ると分かるとおり、MySQLの "Administrator" の試験です。 インストールしたり、レプリケーション設定したり、レプが止まったら的確に再開したり、バックアップ取ったり戻したり、接続ユーザを管理したり、最高のパフォーマンスを引き出すためにメモリをはじめとするパラメタをいじったり、何か変なことが起こったら気づけるように監視のしくみを考えたり、セキュリティに気を配ったり、そういった諸々が、MySQLの「サーバ管理者」の知識として求められます。
 一方の私は、最近は実際の業務でのMySQLの管理はしていないこともあり、全体の話題の中で、最新バージョンにどんな機能や工夫があるのかは知っていても、実際のパラメタ名や設定内容については、ぼんやりと見たことがある程度です。つまり私は「MySQL管理」のプロではない、というか素人以下*1。 試験では(私にとっては)見たこともないパラメタが出てきたり、名前を聞いたことがある程度の周辺ツールが出てきたり、やはり「真剣に現場で触っていない」ことのハンデは大きいな、と感じました。 逆に、上に書いたようなこと(そして公式サイトの「試験内容チェックリスト」の内容)を普段の業務でやられている方ならば、比較的ラクに合格できるんじゃないかな、と思いました。58%の正答でいいんですし。 ぜひ挑戦していただきたいと思います。 そして「坂井なんかとは違って、自分は1回で受かったぜ!」と自慢していただければ(笑)。

 これで私も、MySQLの「管理」には詳しくないことが公になったので、またちょっと気楽に色々「試してみた」レベルの日記でも書けたらな、と思います。なんとなく自分の中に、今更感があって「久々に自分でレプリケーション動く環境作ってみた」とか「改めて、バックアップ色々試してみた」のような、無邪気にたのしー、という感じのものは書きにくくなっていたのですが、詳しくないことを表明した今、怖い物はないので、無邪気にまたMySQLと戯れて、他愛もない「たのしー」を公開して行けたらなと思います。
 詳しい皆様、いろいろ教えてください!


 
 

*1:素人は知ろうとするから楽しいのです

測量士補試験を受けてみた話

 MySQL 8.0 で GIS の機能が本格的になった(測地系の概念が入った)ことをきっかけに、位置情報的なものに興味を持った私です。最近はもう、MySQLの機能とは関係ないところで*1、緯度経度がどうやって決められているかとか、地図作るのにどうやって正確に場所を特定したり写真を上手に補正したりするんだろうという所に興味を持ったり、蘊蓄を語りたくなるポイント(地図学の聖地と呼んでいます)を訪問して密かに感動してみたり、勝手に盛り上がっています。
 そんな中で知ったのが「測量士試験」と「測量士補」試験。いや、存在は昔から知ってたんですよ、たぶん。でも全然眼中になかったというか、自分とは関係ない世界の話だと思っていたのです。そんなわけで、とりあえず「測量士補」。ぱらぱらと本屋さんで参考書を見てみると、興味を持っている分野を多く含んでいるので、おもしろそう! ということで、受けてきました。この日記では、そんな測量士補試験の紹介と、感想などを綴ります。

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写真は測量士補試験

測量士補試験とは

 測量士の作製した計画に従い測量を実施する「測量士補」になるための資格試験です。本気で測量のお仕事をするならば、実施計画も立てられる「測量士」を目指すべきなのでしょうが、私のような趣味の延長である部外者にとっては、ちょうど良い感じです。国家資格です。
試験は年1回だけ。 28問の5択問題が出され、18問以上で合格となるようです。

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国家資格

レベル感(主観)

 難易度的には、情報処理試験で言うところの、旧2種(基本情報技術者)に相当するくらいの位置付けかなぁという印象を受けました。部外者にとってはそれなりに難しい問題もありますが、業界内ではこの程度の知識は持っていて当たり前、と思われてるんじゃないかなぁ。知らんけど。

おべんきょう

 私はいろんな事に興味を持っては、その業界の試験を試しに受けてみて玉砕しているのですが、自分でも理由は分かっていて(能力がないということは脇に置いて)、試験の勉強をしないんですよ(笑)。 その世界の内容に興味を持ったから本を読んでみたり調べたり勉強したりしているのであって、試験に受かるために勉強しているわけじゃぁない、という矜持のようなものがあるからなのですが、今回はなんだか受かりたい気分になり、珍しく「試験のための勉強」をしました。 
 数ヶ月前、試験を受けてみようかなと思い始めた頃に、まず3年分の過去問をPDFでダウンロードして、電車内で全部眺めました。常識的な設問もありますが、大部分は意味がわかりません。当然です。
 次に、試験対策本を1冊手に入れて、電車の中で読みます。眺めている過程で「計算問題」がキモになりそうだと分かってきたので、計算問題に特化した本を途中で1冊追加。結局、試験対策としては以下の2冊を使ったことになります。
建築土木教科書 測量士補 合格ガイド 第2版 測量士補 計算問題の解法・解説 (国家・資格シリーズ B7)
 主な勉強時間は電車の中だけなので、ほとんど実際に手を動かして書いてみることをしていません。褒められません。
 こりゃいかん!と本気を出しました。 かなり気合いを入れて猛勉強しました。 金曜夜から・・・。エンジンかかるの、遅すぎ。
測量士補は電卓を使うことができず、それでも時に三角関数の値を使った4桁の割り算などが出てきたりするので「筆算」をするわけですが、何十年ぶりだろう、手でこんな計算をするのは。 自分でも驚くくらいに 繰り上がりとか繰り下がりとかでミスをするのが可笑しかったです。 
 金曜夜、土曜終日*2と、上で紹介した計算問題の本(そう、この金曜日に始めてちゃんと開いたんです)、過去問3年ぶん、少し理解しにくかった点をWebで情報収集して理解、の三点セットで実施しました。 ひたすら鉛筆で解くこの感覚、懐かしい気がしました。

試験当日

 試験当日の勝手がよくわからなくて不安だったので、これから受ける人のために情報を箇条書きで。

  • 測量士補の試験時間は案内されているとおり3時間
  • 90分経ったところで途中退出が可能(最後の15分は退出不可)
  • ただし、途中退出時には問題は持ち出せない。回収されます。退室せずに試験終了時刻までいれば試験問題を持って帰ることができます
  • 問題用紙はホチキス留めされた冊子。用紙の片面だけに問題が印刷されていて、裏面は白紙です。 ただ、見開きにしたときに、右ページに問題、左ページが白紙、という、空白部分を計算用紙として使うには、やや使い勝手の悪い作りになっています(右利きの場合)
  • 試験会場へは、試験開始時刻の1時間前から入ることができます。開始時刻の30分前には着席していること。ただ、30分前に試験官が部屋に入ってきますが、実際に説明開始したり用紙の配布を行うのは15分前になってからでした。それまではトイレに行ったりすることはできます(とは言え、混むこともあるので、そんなギリギリをアテにせず、余裕を持って色々済ませておきましょう)

試験内容の感想

 概ね、過去問をしっかり解ける状態になっていれば受かるんじゃないかなと感じました。ただし今回(R1)は新問も登場したので、事前に捨ててる分野があってギリギリな人は、そこが命運を分けたかもしれません。 新問と言っても、要約すると、数値と計算式が与えられて、その計算結果は幾ら?みたいなもので、知識を問うというよりも、書いてある内容をちゃんと読み取れるかな?ということが試された問題のようにも見えました。個人的には、解いている時には「え!?これでいいの?」と不安になりましたが、冷静にあとで考えると、文章理解力が試された良い問題だったように思います。

さいごに

 解答速報が一番早かった アガルートさんに感謝。帰宅したら既に解答例速報がアップされていて、その後ごはんを食べ終わったら「ざっと解説」の動画が公開されているスピード感。 火曜日には全問の(?)解説が公開されるそうで、楽しみです。 
 今回、興味本位で受けてみましたが、久々に、パズルを解くような楽しい試験時間でした。 さて、私はいったいどこに向かっているのでしょう(自分でもよくわからない)。




以下は、「おべんきょう」を始める前に興味を持って読んでいた本の一部(読みやすかったもの)
新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫) マンガでわかる測量 絵で見る 基準点測量 絵でわかる地図と測量 (KS絵でわかるシリーズ)

*1:だって関数がなかなか増えないんだもん

*2:実際には半日プラスアルファ程度

「標準的なバスフォーマット(GTFS-JP)」勉強会#1 参画

 「標準的なバスフォーマット/GTFS 勉強会」(https://gtfs-jp20190420study.peatix.com/)に参加してきました。GTFSは、バスなどの交通機関の停車場や時刻などの記述方法を定めたもので、このフォーマットで作成したファイルを Google駅すぱあと や 乗換案内 などの会社さんに提供することで活用されます。分かりやすいところでは、Googleの経路検索などでの活用で、例えば遅延情報や臨時便/迂回運行などの情報をGoogleにアップロードすることで、即座に検索結果に反映されるというフットワークの軽い情報提供が可能になります(事前の契約は必要)。
 バス事業者とCP(Contents provider)の間でクローズドにやりとりされるだけでなく、同じデータをオープンデータとして公開しているバス事業者さんも、まもなく100社にならんとする勢いで、岡山をはじめ全国に広がっているとの印象を受けています。

 「なんで私がバスデータの勉強会に!?」と自分でも不思議に思うのですが、話せば長く、書いても長いのですが、かいつまむと、MySQL 8.0 で位置情報について興味を持った→ジオ系(位置情報、地図、測量等)のイベントに参加してみた→バスロケのお話を聞いて面白そうだと思った→バスロケの勉強会に参加してみた(今年2月)→今回 という、面白い具合にご縁が繋がっての、今回の参加となった次第。


 前回参加したイベントは、どちらかというと実際にデータを提供するバス事業者さんが中心といった雰囲気のものでしたが、今回はIT系なトラックも設けるとのことで、色々聞かせてもらうのを楽しみに、参加を申込みました。
 ・・・・が、直前になって「LT枠に、まだアキがあるけど、何かやる?」とお誘いをいただき、この分野まったくの初心者であるにも関わらず、お話をさせていただきました。しかも、結構余裕がありそうだったので2枠やらせてもらうことになったり、その後結構埋まってきた様子だったり、しかも私の話、ぜんぜん5分に収まらなかったり、なんかすいません。(2本目、15分くらい喋ってましたよね(^^;))
 結構怖かったし、至らぬ部分も多くあった発表でしたが、聞いてくださった皆さんの反応も良く、色々教えていただいたりもして、とても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。私のトークについては、後述します。


 午後の実習コースでは、postgreSQLに入れたバスデータをQGISから参照して、あれこれ見栄えや表示条件を変更したりする方法を体験しました。この1年くらい、QGISを触りたいのにインストールすらしていない「やるやる詐欺」状態となっていましたが、こうして缶詰にされて、ようやく初インストール(笑)。数日前にメールで環境準備について連絡が来ていたのを私が見落としていて、あわててインストール(前夜にサイト上の案内は発見していたので、ソフトのダウンロードだけは済ませていたのは、我ながらナイスリカバリ)。
 今回触ったのは、おそらく機能の極極ほんの一部だと思いますが、点や線の集合であるDBデータを、手軽に視覚化できることに感心しました。これはすごい。
 人それぞれの環境の差や、ちょっとした操作ミスまたは抜けなどに起因すると思われるトラブルも結構多く、講師/運営 の皆さまとも大変そうでしたが、ひとつひとつフォローされていて、

 GTFS-JP v2 で加わった、バス運行リアルタイム情報(GTFS-RT)についても沢山の話を聞くことができ、いまひとつピンと来ていなかったGTFS-RTが少し身近になった気がしました。-RTは 独立したフォーマットだと思っていたのが私の勘違いで、GTFS-JP のデータがあってこその -RTである(具体的には、-RTからは -JPのほうで定義されているIDを参照するよとうこと)ことが、納得ポイントでした。

 そのまま会場で行われた懇親会でも、色々な方にバス運行を取り巻くお話から、データ整備の実情から、様々な武勇伝から、たくさんの話を聞かせていただいて、たいへん充実した一日でした。どうもありがとうございました!


 以下、私のトークについて:

「バス停の位置情報も格納できる!」MySQL 8.0 の紹介

www.slideshare.net

 GTFSには、バス停や経路をあらわすための位置情報(緯度、経度)が含まれています。しかも必須項目。こういった項目を RDBMSに格納するには、まぁ緯度と経度を別々のカラムにそれぞれ数字で持たせておいても良いのでしょうが、それだと活用がしにくい(距離計算とかたいへん)ので、普通は 「緯度+経度」として扱える専用の型を持ったカラムに格納したくなるものです。 こういった場合に、業界標準としては PostgreSQLPostGIS を追加して使用するのが一般的でした。 MySQLでは測地系を考慮した位置情報をこれまで扱えなかったからです。 しかし、2018年4月にリリースされた MySQL 8.0 では、ついに「ちゃんと丸い地球(つまりは測地系)に対応した」空間情報を扱えるようになりました。業界の方でもまだ知らないかたが多いので、その紹介と、今回はバリバリの業界人でない方も多いと伺っていたため、そもそもDBMSという役割を持ったソフトウェアがあるんですよ、という話も含めてみました。
 「MySQLで位置情報」という話に、ほぅ、と反応してくれる人がいて、「オモテからは見えないけど、データベースというソフトが裏側で頑張っているんですよ」の話に、へぇぇという顔でメモを取る方も多くいて、レベル設定としては良い感じにハマったのではないかな、と少し気分が良かったです。 面白かったのが、前者の話に反応する人は前のほうの席に、後者の話に反応したのが後ろ三分の一くらいに多かったのが印象的でした(笑)。
 まだまだ GIS 関係の、とくに集約や分析系の関数が不足しているMySQLですが、ぜひ今後の選択肢のひとつとしてお試しいただければと思います。

「なんじゃこりゃぁ」DB屋が見たGTFS-JPファーストインプレッション

www.slideshare.net
 GTFSのフォーマットを、DBのテーブルだと思って眺めた時に感じた違和感(カルチャーショック)を語らせていただきました。仕様書を眺めていて「なんじゃこりゃ」と思っていても、特に今まで誰と議論する機会もなく、そんな状態での発表でしたが、初々しく受け取っていただけたでしょうか。さすが何十ヶ月もこのフォーマットに触れてきた皆さん、私が感じた違和感は既にお考えでしたし、私が感じた問題は既に解決済でしたし、たいへん勉強になりました。
 これまで、なんとなく仕様書を眺めていて、なんとなく「へんなの」と思っていたものを、発表の機会をいただけたことで改めて真剣に読み込み、真剣に考えることができました。少しステップアップできた気がします。まだ理解不足なところが多いですが(料金関係は手つかず。TripとRouteの違いがよく分からない等)、少しずつ学んでいけたらと思います。




参考リンク:
www.mlit.go.jp


イベント中に紹介された書籍(同人誌):
 関係者の皆さんで作成し、先週の「技術書展」でも飛ぶように売れたという本。GTFSに興味を持ったなら必読!だと思う(たぶん)。私もこれから買うところなので(笑)。
booth.pm

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OSC award を受賞しました

これまでのOSC開催に多大な貢献をしたので、このたび「第6回 OSC アワード」を受賞いたしました。ありがとうございます。

www.ospn.jp

それはなに?

 日本各地で開催されている「オープンソースカンファレンス(OSC)」に【多大な貢献】をした人に贈られる賞です。

公式サイトの案内より:

オープンソースカンファレンスは2004年9月の開催以来、全国各地で開催を重ね、通算160回以上を開催して参りました。
そして、2014年2月の第100回開催を記念して、これまでのOSC開催に多大な貢献をされた方を表彰する「OSCアワード」を設立し、過去に5回の表彰をしています。

どんな貢献をしたの?

 困ったことに、「貢献をしたぞ」と思えるような自覚症状が、ありません。勝手に、各地で開催されるOSCへと参加していただけです。モットーは「自分が楽しむ」であり、先日、OSCの主催者から「坂井さんが各地のOSCに参加するモチベーションって、なに?」と聞かれたときにも、「おいしいもん食べたいしー」「いろんな人に会えるしー」挙げ句には「OSCどーでもよくて、その前後がたのしー」なんて言い出す始末です。 
 とは言え、数は力で、結果としてOSCの盛りあがりの一部を構成していた面はあったのかもしれませんので、今回のご評価、ありがたく頂戴することにいたしました。

受賞理由(公式)

◆受賞者:日本MySQLユーザ会 坂井 恵
受賞理由:日本MySQLユーザ会として、全国各地のOSCに出展し、MySQLの認知・普及に務めるだけでなく、他のプロダクトとの交流を積極的に行い、オープンソースコミュニティの活性化に寄与しているため。

 とのことです。日本MySQLユーザ会(MyNA)として各地のOSCでブースを出展し、セミナーを開催してきたことを中心に評価をいただきました。
嬉しかったのは、「だけでなく」以降の部分です。

 コミュニティ活動というのは、ついウチにウチにと閉じこもりがちな面があります。そのほうが活動を続けていくうちに「おうち感」もできて来て気楽に感じるからです。多くの話が「承前」で通じる。そんな空間はとても居心地が良いのですが、一方でそういったコミュニティは、コミュニティとして成長しないと感じています。特に、前提をまだ共有できていない新しい人への対応は面倒くさく感じるものになるでしょうから、そういった空気を感じ取って、新しい人は入ってこない状態となります。入りたくても、定着しない。DBコミュニティ全体として、ただでさえ新しい人が増えにくい傾向がある中で、そうならないためには、前提条件を共有できていない人たちとの交流を普段から行っていることも一助となると考えています。

 また、あるターゲットを理解しようと思ったら、そのターゲット以外のことを知ることがとても有効です。外の世界を知ることで、そのターゲットの優れている点、不足している点、異常/特徴のある点などが初めて分かります。MySQLを知りたければMySQL以外を知れ、です。MySQLを隠すならDBMSの中に隠せ、です(ちょっと違う)。

 そんな考えから、「中に閉じないコミュニティ」は常に意識し、大切にしていた部分ではあるので、その点をしっかり見ていただいて評価をいただけたことを、本当に嬉しく思いました。

いっぱい行ったって、いったいどれくらい行ったぃ?

 2004年の東京(大久保)で開催された第1回の「オープンソースカンファレンス(OSC)2004」から、160回近くのOSCが開催されてきました。その中で、自分が確実に参加したと判明しているものだけを数えたところ、60近くありました。これが多いのか少ないのかは判断つきませんが、感覚的には「比較的多めのグループに入るんじゃないかなぁ」という気はします。
 初めての遠征(東京以外の地域のOSCへの参加)は、2007年に福岡の第1回が開催された時でした。このときの懇親会やOSC本編の中で、沢山の地元の方と仲良くなったのは勿論ですが、予想外の効果として他の地域から来た人たちとも「遠くからわざわざ来た奇特な仲間」という意識なのか、親密さが増したことがありました。これに味をしめたのでしょうね。年々、行く先が増えていきました。 行った先で会った地元の方が、今度は別の地域のOSCに参加してくれるようになるシーンにも何度も出会い、嬉しかったものです。こんな「横の交流」に魅力を感じるところも、私らしいな、と、受賞理由をいただきながら思いました。

余談: SD誌 最多出場?

 ブラタモリのテーマ風に言えば「OSCの楽しみは ゼンゴ にあり!?」。
現地には前日入りすることが多いので、当然「前夜祭」があります。公にはない場合もありますが、その場合は遠方から参加する人どうしで連絡を取り合って、勝手に前夜祭をやります。これがまた楽しいんだ。わざわざ遠方から参加するような人たちですから、経験も話題もたくさん持っていて、色んな話を聞かせてもらえるし、地元のおいしいお酒も飲めるし、比較的少人数なので、ガッツリ交流もできます。 あまりに前夜祭が楽しいので、前夜祭終わりかけの頃になると「いや~今回も、いいOSCだった~!!」と口に出すのが恒例のようになってしまったくらいです。 (そして「まだ終わってない!っていうか始まってないから!」とツッコんでもらうまでがお約束。 でも最近は、ちょっと言い過ぎているかなと思うところもあり、少しだけ、自粛していますw)

 前夜祭や、当日懇親会後の二次会など、大概は、主催の宮原さん*1 とも一緒に行動することが多いのですが、宮原さんの選店眼にはいつもうならされます。私なら絶対に選べないようなお店をぴたっと見つけてくる。本当に素敵なお店ばかり。
 宮原さんは Software Design 誌に「オープンソース放浪記」という連載をしていて、そこでは、OSCやその他のイベントで訪問した各地の、観光や飲食を中心に紹介しています。呑んだお店での自撮り写真を掲載するので、一緒に行動している私も写真に写り込んだりすることが多くあり、宮原さんからも「SD誌最多登場」のお墨付きをいただいてしまいました(ちゃんと数えてはいませんが、確かにダントツで多い気はします(笑))。たいへん光栄なことです:-)
 

今後

 色々と少し増やしすぎたとの感もあり、少し活動の種類を落ち着かせる予定です。実は昨年末に周りの人たちにも「少し減らす予定」と伝えたところだったので、今回の受賞の連絡をいただいたときには「いままでご苦労さん、の、卒業記念の意味合いもあるのかな」などと頭をよぎったのですが、何のことはない「もっとやれ」でした(笑)。

 とは言え、時間の面、経済的な面での負担も感じるようになってきたことと、概ね代わり映えしない事も増えてきたので、活動のフレームを少し変えていこうと考えています。

 OSCについては、最近は「とにかく行く!」をデフォルトとして行動して来た面があるので、今後はもう少し目的意識を持っての参加をするつもりです。
2019年は以下の条件に合致する場合に参加を検討する感じにする予定です。

  • どうしても伝えたい内容がある場合(2018年の GIS入門的な)
  • どうしても会いたい人がいる場合(そのタイミング、その場所でないとならない場合)
  • 前後の日程で、お仕事に関係する話がその地域である場合(お引き合いお待ちしています)
  • 前後にとっても「寄り道」したい場所がある場合
  • 北海道


 OSC以外の活動については、MySQLユーザ会自体のイベントに充てられる時間をもう少し増やしたいなと考えています。私が魅力を感じているのは、交流を中心としたもので、つまり、参加者が一度も口を開かないで帰るようなものではなく、おしゃべりして帰ってもらえるようなものなので、そういうのをやりたいですね。昨年末に赤坂で開催したような「呑み交流会」も、またやりたいです(費用面でドキドキするのですが、前回はドタキャン/無断キャンが1人もなく、大変助かりました!ありがとうございます!今後の開催でも宜しくお願いします!)。
 あと、今回受賞理由にもなっている「横のつながり」は、やっぱり楽しいので、「RDBMS的な会食」も具体的に検討をはじめています。開催の折にはご参加/ご協力よろしくお願いします。

まとめ

 思うままに書き綴ったので、全然まとまっていませんが、根底にある思いを個条書きにすると:

  • 技術イベント(特にここではOSC)、楽しいよ。参加したことがない方はぜひ覗いてごらん
  • 既にイベントに参加している方は、他のコミュニティ、他の地域などを覗いてごらん
  • MySQLユーザの皆さんは、OSCブース番、やってみませんか。更にはMySQLユーザ会の枠でセミナー担当してみませんか(twitter @sakaik まで連絡ください。一応条件としては「MySQLをそこそこ好きであること」「(セミナーの場合は)MySQLの魅力を伝えたいと思っていること」くらいです)
  • 宮原さんいつもおいしい料理をありがとう!


 そんなわけで、ちょっと違うことをやりたいなと暖めている事もいくつかあり、今後とも引き続き、よろしくおつきあいの程をお願い申し上げます。
ありがとうございました。
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*1:そういや宮原さんを語るときの肩書きがいつも迷います。「主催者」「事務局トップ」「発起人」など時に応じて色々ありますが、まぁ親しみを込めて「ボス」といったあたりでしょうか

OSC2019-Tokyo/Spring 参画

オープンソースカンファレンス2019東京・春(OSC2019-Tokyo/Spring)に参加してきました。
www.ospn.jp

 OSC東京の会場は、千葉県に住む私にとっては非常に遠いので、参加には毎度なかなか後ろ向きなのですが、理由あって今回も参加することと相成りました。いつも通り、日本MySQLユーザ会(MyNA)としてブース出展とセミナーを1枠開催。

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写真はyokuさん



 セミナーでは、@yoku0825 さんと一緒に、みんなの前で「雑談」をしてきました。

オープンソースカンファレンス2019 Tokyo/Spring - イベント案内 | 2019-02-23 (土): MySQL 〜 yoku0825 と sakaik が語る最新情報と周辺情報〜

 参加者からのツッコミや情報提供などをいただきながら、台本なしのトークを繰り広げる趣向です。 yokuさんと一緒に好き勝手雑談をしたので、私自身は最高に楽しかったです。 話題の背景が分からずに置いていかれる人が多くならないよう、適宜補足説明を行う等の工夫はしたつもりですが、配慮の行き届かないところがあったら、すいません。
 楽しかったので、またやりたい。yokuさん、ありがとうございました!
 みんなにも、もっと良心を持ってほしい(内輪ネタw)。



 ブースのほうは、今回は「ユーザ会の中の人」がたくさん来てくれたので、私はほとんどブースに居ずに、他のブースをぶらぶら。久々の方から2週間ぶりの方まで、多くの人とお話できて、良かったです。随分とラクをさせてもらいました。いつもこうだと良いなぁ。

 その後は、私にしては珍しく閉会式まで参加してから、帰宅。