5月19日の日記(http://d.hatena.ne.jp/sakaik/20110519/asahi_degital)で利用開始してみた「朝日新聞電子版」を解約しました。私は紙媒体の読者なので、電子版はプラス1000円なのですが、それに見合うメリットを享受できないと判断して、無料期間が今月末で切れる前に解約した次第です。
以下、解約時のアンケートに書いたものをベースに、理由を整理してみました。
(1)新聞自体を読まなくなった
もともと新聞を含むマスメディアは、思い込みや「ショー性」を高めるなどの目的で事実をねじ曲げたりするものでした。3・11以降は、ネタの宝庫となる1000年に一度の大特需とばかりに浮かれた記事が目につき、紙媒体の新聞自体もほとんど目を通さなくなりました(3/13から2ヶ月ほど紙の朝日新聞はほとんど開いていません。チラシが欲しいから継続しているけど)。
媒体が紙であれデジタルであれ、そのもっとも大切な部分である「コンテンツ」に魅力がないのは致命的でした。デジタル版を開始するには、ものすごくタイミングが悪かったと思います。
(2)ダウンロード時間が結構かかる
朝、家の無線LAN環境で全体を一括ダウンロードして、電車の中で読む、という使い方を試みましたが、ダウンロード操作を忘れちゃうんですね。出がけに思い出して間に合わなかったり。
機能としてはちょっとしたものだと思う(あるいはそういうオプションを私が見つけられなかっただけかも)のですが、使い勝手に大きく影響した感は否めませんでした。
(3)クラウド的でない
マルチデバイスで、つまりPCやiPadやGalaxyTabなどで読めるのは便利なのですが、その連携については改善の余地ありと感じました。たとえば未読管理的なものものその一つなのですが、デバイスを変えても何の違和感もなく「さっきの続き」ができるような、そんな使い勝手を期待しています。
という理由で、一旦解約させていただくことにしました。
紙媒体のほうは、もうかなりながいことスクラップ(切り抜き)をしているので、それに相当することができると魅力的ですね。もちろんサイト内にしか保存できないのではなくて、自分の手元に置いて自由に保存できるものでないと意味がありません。サイトの運命とともに10年間のスクラップを失うつもりもありませんから。
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