東芝のウルトラブック R631。昨年購入してから、かなり気に入っています*1。ファンの音が結構気になる事以外に、ほとんど不満もなかったのですが、今までと少し違うことをやろうとした時に、いろいろと不足を感じました。
不足1:ディスク容量の不足。SSD 128GBが満杯になりつつありました
不足2:メモリ不足。 VM上で別のOSを動かす際にもっとメモリが欲しくなりました
ということで、これを今一般的に可能な最強の状態にすることにしました*2。以下メモです。なお念のため書いておくと、本日記の内容は無保証です。実施の際には、ご自身の判断と責任のもとに行ってください。
ブツの準備
今回採用した SSD、メモリは、以下のもの。
SSD:現在128GB なのを、256GB にすることに。mSATA インタフェースを持つもの。今回の購入価格は ¥18,807 でした。
Crucial 256GB mSATA接続SSD SATA6Gbps CT256M4SSD3
- 出版社/メーカー: Crucial Technology
- メディア: Personal Computers
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
(2015/07/28追記:上記商品はAmazonで「お取り扱いできません」になっているので、今なら以下のものになるでしょうか。私のほうでは動作未確認ですが)
Transcend SSD 256GB mSATA3 6Gb/s 3年保証 TS256GMSA370
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
- 発売日: 2014/05/20
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
Transcend SSD 512GB mSATA3 6Gb/s 3年保証 TS512GMSA370
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
- 発売日: 2014/05/20
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
Crucial [Micron製Crucialブランド] mSATA 内蔵 SSD MX200 ( 500GB / SATA 6Gbps / 3.75mm ) CT500MX200SSD3
- 出版社/メーカー: Crucial Technology
- 発売日: 2015/02/18
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
メモリ:オンボードにハンダ付けで2GB、差換可能なスロットに2GBの 計4GB だったものを、スロットの部分を 8GB に差し替えることで 計10GB にしました。PC3-10600(DDR3-1333) SODIMM (204pin)。今回の購入価格は、¥4,567 でした。
Transcend ノートPC用メモリ PC3-12800 DDR3 1600 8GB 1.5V 204pin SO-DIMM (無期限保証) JM1600KSH-8G
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
- メディア: 付属品
- 購入: 11人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
道具等の準備
R631を解体するのに、T7のいじり止め*3付きの星形ねじを回す必要があります。
専用のドライバでもいいでしょうし、今回私は、いろんなサイズのものをこの機会に手元に置いておきたかったので、「PROMATE 精密ヘクスローブレンチ8p SHL-8」を用意しました。
アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T7×50 No.6300
- 出版社/メーカー: 兼古製作所
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ダイドーコーポレーション
- メディア: Tools & Hardware
- 購入: 9人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
【追記】最近(2016年10月)では、これが最強と思っています。星形もY字型も三角も四角もすべてオールインワン!
- 出版社/メーカー: SportsCentre
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
作業用品の準備
私は mSATA を外部ディスクとして接続できるようなケーブルを持ち合わせていないので(そういうの、あるんですかね?)、一旦、旧SSDの中身を外部HDDにバックアップして、それを新SSDにリストアする、という手順を取りました。
そのための外部HDDが必要です。今回私は、SATA/IDE の HDD を外部機器として接続できるケーブルを使って、使い古しの 250GB HDD を使いました。128GBあれば十分なので。
またバックアップ処理の起動のために、手元にあった、USBメモリを使いました(USBメモリで起動)。
作業開始:現在のSSD内容の、HDDへのバックアップ
Facebookでオトモダチに教えていただいた「Clonezilla」を初めて使ってみました。
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_clonezilla/
あれ?どうやってUSBにコピーしたんだったかな。。色々やっていたので忘れました。isoファイルを落として一旦CDに焼いてしまったので、その中からファイル群をUSBにコピーしたのかもしれません。あるいは、zipファイルをダウンロードしたのか。。
いずれにせよ、Clonezillaのファイル群をUSBメモリにコピーして、その中の、\utils\win32\makeboot.bat を実行(必ずUSBメモリ上のプログラムを実行すること。誤って自分の大切なHDD上のデータを消さないように!)。これで起動可能USBになります。
USBメモリで起動して、外付HDDを接続して、メニューにしたがって進めます。今回私は、device-image にしました。Clonezillaの操作方法は、以下のページに詳しいです。
メモリ、SSDの換装
R631の裏蓋を開けます。プラスねじがたくさん(うち2つは足が長い)、T7星形(いじり止め付)がひとつあります。 ねじを回すと比較的あっさり裏蓋が取れます。ミニイヤホンジャックのあたりがひっかかるので(これは組み立てる時も苦労する)、そこだけ注意。
開けたところ。
SSD はねじを2つ外せばあっさり交換できます。
メモリも、引っかかりを外して、差し替えるだけ。
なんてシンプル!
終わったらフタをします。ステレオミニジャックあたりに注意。 トラブった時にまた開けるかもしれないので、私はとりあえず2,3カ所だけネジで仮止めしました。
書き戻し、その他
別途、memtest86+を用意して、メモリの確認。
Clonezillaを使って、バックアップデータを書き戻し。
増えた部分のディスクは未アサインになっているので、Windowsの「ディスクの管理」から新規領域を作成。今回は、増えた部分は Dドライブとして使うことにしました。
裏蓋のネジの残りを全部止める。
これで完了!
とにもかくにも、手狭だったSSDが広くなったのが嬉しいです。メモリの効果を実感するのは、まだこれからかな。
こんな感じで、「SSD 256GB、メモリ 10GB の R631」ができあがったのでした。これからも使うのがますます楽しくなりそうです。