南島原ITキャンプ2023参加

久々に南島原

 「南島原オープンキャンプ」と呼んでいたイベントが今年から「南島原ITキャンプ」という名前に変更となりました。
オープンキャンプには、私は2017年に初参加、2018年にも参加。
sakaik.hateblo.jp

2019年は測量士補試験と重なって行けなかったように記憶しています。
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そして 2020, 2021 がコロナで中止(オンライン化)。
昨年2022年に一部オンサイト、大部分はオンラインというハイブリッドで開催されましたが、まだ私の判断としては遠征に参加するフェーズではないとして、参加を見送っていました。夜の部にオンラインで参加し、会場の雰囲気をカメラで回してもらいながらお喋りしたのが楽しかったです。とは言っても、わちゃわちゃした雰囲気の中で旧知の人はともかく、特に「はじめまして~」とご挨拶した方は、結局私は誰とお話していたのかあんまりよく分かっておらず、雰囲気だけで楽しかった、という参加形態でした。
オープンキャンプ in 南島原 2022 リアル+Online開催!|イベント|ニュース|ミナサポ | みなさんの「一歩先のチャレンジ」をサポートする、南島原の地域商社

「そして南島原ITキャンプ」へ

 そして今年。名前も「ITキャンプ」への変更し、世間の感染の広がり状況なども気にしながらも、完全オンサイト(オフライン)開催となったイベントに、私も多少迷いながらも参加してきました。
www.minasapo.jp

なにがスゴイのこのイベント

 イベント規模としては、はっきり言ってしまえば「非常に小さいイベント」です。地域の学生さんを招いてハンズオンをしたり、色々なお話をしたり。小ささ故に、参加すれば輪の中に入ってしまう、全体が見える、という面白さもあります。

 南島原というと、長崎県を「左下」「左上」「右下」の各半島と「おなか」の部分に分けたときに「右下」の半島の奥にある市です。この半島には雲仙市(左半分)、島原市(右上)、南島原市(右下)があります。本当に遠い。鉄道もない(廃止されてしまった)ので、訪問にはレンタカーなどが必須です(本イベントについては、行動の自由度は減りますが、ある程度送迎等が用意されることもありました。私も初回参加時には大変お世話になりました)。
 こんな行きにくい南島原なのですが、空気や景色(そして時間の流れ)に加えて、参加している人の広さに魅力があり、参加させてもらっています。(おそらく)地域をなんとかしよう、という話から集まったのだと思いますが(よく知らない)、素麺屋さん(作ってる)、日本酒屋さん(作ってる)、洗濯ハカセ(洗ったりシミ抜きしたりしてる)、大学の先生(飲んでる)、最近ご無沙汰してしまったけど初期の頃はシイタケ屋さん(作ってる)、そして市役所や銀行の方々。ある意味「肩肘の張らない異業種交流会」で、こんな方々といっぺんにお話できる機会なんて、そうあるもんじゃない。
 学生さんとの交流も(今年はちょっと私の行動範囲では薄めになってしまいましたが)なかなか楽しく、色んなことを鋭く考えているなぁといつも感心させられます。

sun.ac.jp

今回の(個人的に)ハイライト

 現地に行ったこその収穫として今回は、洗濯ハカセのラボ(コインラインドリー&クリーニング)を視察させてもらったのが、大きかったですね。クリーニングの受付を自動化するシステムの見学です。お客さん自身が台の上に衣類をひとつずつ載せて、上部のカメラがそれを検知して種類などを判断するというシステムです。どこかの業者の納入ではなくこれをハカセが自ら作り上げたということ、そして現場を見ながらその開発者から直接話を聞けること、至福のひとときでした。
 視察中にもお客さんがやってきて、当たり前のように衣類を拡げて情報入力して受付をしていました。すごい。

プラス

 遠征の際には、私はなるべく「周辺地域の理解」と称して、プラスアルファの視察を予定するようにしています。今回も南島原に至るまでの物語、キャンプ終了後に家に帰るまでの物語(寄り道)など多くあるので、別途小分けにして note あたりにでも書こうと思っています。そちらもぜひご覧ください。

写真は、翌朝に素麺屋さん(手延べのうどんやパスタも作ってる)が自ら茹でてくれたうどん with キャンプ地の風景。


・・・というエントリを、イベント開催からちょうど1ヶ月経ってようやく書くことができました。さくっと「行ってきましたよ」とだけ記録に残そうと思っているのに、ついつい書きたいことが増えてしまう病に悩まされました(笑)。