オープンソースカンファレンス(OSC)2016-Nagaoka 参画

 オープンソースカンファレンス2016長岡(OSC2016-Nagaoka)に参加してきました。
昨年の OSC2015-Niigata で再開した新潟県のOSCが、軌道に乗ってきた感じですね。
http://www.ospn.jp/osc2016-nagaoka/


 新潟はお酒がおいしいので、本当に困ります。えぇ困ります困ります。おいしいお酒をいただきに行くのが、OSC新潟/長岡に行く大きな目的のひとつといっても、バチは当たらないでしょう(笑)。

 新幹線に乗って長岡の駅で降りると、ご当地のキャラクタさんたちがお出迎え。長岡に来たので、とりあえず「ナッちゃん」だけは覚えて帰りましょう。
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 色々な土地を訪問するとき、少しでもその土地の生い立ちや成り立ちに触れる事が、楽しみのひとつでもあります。今まで全然知らなかったのですが、ここ長岡は明治新政府への抵抗(戊辰戦争)で壊滅的な被害を受け、第二次世界大戦の8月1日~2日の各地大空襲の標的にもなり、そして先日の大地震。その都度復興してきた街であることを知りました。長岡花火大会は、この空襲の慰霊。


 さて、OSC。会場は「まちなかキャンパス長岡」です。駅前通り程良い場所にあります。
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 会場内の写真を撮り忘れていたので、セミナーに使っていたフロアの雰囲気を。
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 比較的、(各地のOSCの中では)一般参加者の少なめな開催なので、全体としてブースエリアは、まったりのんびりな雰囲気。近くのブースの人達に色々教えてもらったりしながら、自分にとっても有意義な時間でした。セミナーも今回担当させていただき、たくさんの人に参加いただきました。ありがとうございます。MySQL 5.7 のすばらしさ、気をつける点など、魅力の一部でも伝わったら嬉しく思います。セミナーが始まってまもなく、札幌の知り合いによく似た人が部屋に入ってきて、自分は今どこで喋ってるんだっけ、新潟(長岡)だよな、、じゃぁ本人のわけがないよな、、などと大きなハテナを頭の上に乗っけながら、しばらく進行していました(やっぱり本人でしたw。驚きましたよ)。
 


 そしてメインイベントの懇親会(笑)。新潟はお酒がおいしいので困ります。困ります。
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今回も現地幹事の方の渾身の選定によるお酒たち。前夜祭も含めて、たらふくいただきました。新潟、すてき!

オープンソースカンファレンス(OSC)2016-Shimane 参画

 今年で9回目の開催となる、オープンソースカンファレンス2016島根(OSC2016-Shimane)に参加してきました。
http://www.ospn.jp/osc2016-shimane/
私自身は、7年ぶり3回目の参加になります。

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 ヒトコトで言うと、「いつも以上に人に恵まれた」OSCでした。
行きの飛行機では知り合いに会ったり、現地では7年という歳月をものともせずに私の事を覚えて下さっている方がいたり、ブースに居ればなんだか素敵な方とお話ができたり。

 そして、しこたま呑んだOSCでもありました。前日準備に参加した後の前夜祭にて「利き酒セット」。
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どう見ても、普通にコップ酒が3杯あります。しかもこれ何回おかわりしたっけ。。


 久々の松江は、やっぱりIT的にも熱かったです。
ただし、7年前と8年前に来た時に熱さの中に感じた「妙な熱気」のような違和感はすっかりなくなり、落ち着いた、地に足の着いた熱気が、今回とくに印象に残りました。変な言い方だけど、鼻息荒かったんよ、7年前は(笑)。


 自分の発表(MySQL5.7最新情報)では、あろう事か、プロジェクタ接続トラブルを起こしてしまい、ご来場の皆様ならびにスタッフの皆様にはご迷惑をおかけいたしました。スグに代替機を用意いただく等の迅速な対応をいただき、感謝感謝感謝です。
少しでも時間を圧縮して全体の時間のリカバリを、、、、と考え、サイドストーリー的なスライドを3枚も飛ばしたのに、終わってみれば14分30秒。・・・・要するに予定通りに進んでいたら到底15分で終わらなかったということで、まぁ、怪我の功名です(^^;)。 懇親会で、「あれだけバタバタした後なのに、何事もなかったかのように落ち着いて喋られてましたねー」と言っていただき(文脈上、たぶん、皮肉ではないと思う)、実は心臓バクバク言っていたのですが、そう見えていたことが嬉しかったです。私みたいなのでも、場数をこなしてくるとそれっぽく見えるものなんだ(笑)。


 懇親会会場が今年から広いところに変わったそうで、とても良い雰囲気でした。去年まで(7年前も同じ)の場所はちょっと窮屈で、人の流動性が低い印象がありましたので、盛んに交流や情報交換に盛りあがれた今年の懇親会会場は、実行委員会さんGJ!!!という感じです(^^)。


 さて、冒頭で述べた「ブースでの素敵な人」についてです。久々に味わう、ブースで説明していて会話が楽しいなぁと思える感覚。「自分が半端にしか知らない事を迂闊に口に出したら殺られるぞ!」と感じさせられる緊張感。普段OSCに来る人達とどこか違う空気感(笑)。その時、ご挨拶(=名刺交換)を出来なかったことを残念に思っていたのですが、この懇親会場の流動性の高さのおかげで、懇親会会場でご挨拶させていただくことができました。 伺ってみれば、なるほど。今回のOSC-Shimane では基調講演として TRON の坂村先生にお越しいただいたのですが、その坂村先生と一緒に来られた方でした*1
 ご縁あって、その後の2次会にもご一緒させていただいて、まさかの私と同じ(オーケストラの中ではマイナーなほうである)楽器をやられていたという話を聞き(あんまり音楽の話はできませんでしたのでまたぜひ)、会話の心地よさはそのへんの「似た空気感」みたいなのがあったのかな、等と勝手に思いました。ふつう、選ばない、あの楽器(笑)。 今後ともよろしくお願いします。

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 こんな感じで、呑むわ喰うわ話すわ出会うわの一瞬のスキもない充実度*2の、OSC2016-Shimaneでした。




セミナー発表資料:

www.slideshare.net

*1:一緒に、というのは控えめにすぎる表現で、今回の実現のために様々ご尽力いただいたようです

*2:ここには書かなかったけど、どうしても久々の松江城に行きたくて、到着後90分程度あった時間に駆け足で行ってきました

Xperia Z2 の裏蓋を交換した話

DoCoMoXperia Z2 (SO-03F)を落下させて、裏蓋にヒビを入れてしまったのです。オモテでなくて良かったとはいえ、ガラス片が指に刺さったりして、このまま使うには、ちょっとキケンな状態。 
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 このまえの、ちょうど2年たったときの新製品(Xシリーズ)に魅力がなかったため、機種変更を延期したところでした。今まで何度も落下させていても壊れたことなかったのに、このタイミングで、、、というところに、噂の「ソニータイマー」を想像しないわけにはいきませんでした(笑)。2年経つと、落下させたときに割れるので注意が必要です(んなわけない)。

 急遽SHに機種変更したので、この端末はアキ端末とはなるのですが、調べてみたら裏蓋だけを自分で交換できるようなので、やってみました。

はじめに注意

 自分の記録として書いたものです。必ずしも正しいやり方とは限りません。自分もやりたいという方の参考になれば、お役に立って嬉しいですが、その際は、必ず、怪我には十分に注意を払い、ご自身の責任の持てる範囲での行動をおとりください。

必要なもの

  • 交換用裏ぶた
    • 私は以下のものにしました。おさいふケータイ使える用のとそうでないのがあります。使う予定はないのですがせっかくなので一応。
    • [asin:B01KCS9MS0:detail]
    • f:id:sakaik:20160922110249j:plain:w380
  • 分解用具
    • おおむね、吸盤と隙間差し込み用の道具があればOKです
    • あとは、マイナスドライバー(大)や、セロテープ類があると便利です

裏蓋をはずす作業

  • 吸盤をくっつけて、ぐいっと引っ張ります。

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  • 隙間が空いたら、すかさず薄いギターのピックのようなものを挟み込みます。

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  • そのままぐるっと一回り、裏蓋をはがします。中央にかなり強力な糊で電池と裏蓋が接着されているので、これは大きなマイナスドライバー(あるいはヘラを持っているならそれ)で丁寧にはがしていきます。

【追記】電池を傷つけるとかなりキケンとの指摘をいただきました。十分にご注意を。
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  • はがしたところ(1)

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  • はがしたところ(2)
    • 糊をはがすのにかなり無理して反らしたので、コナゴナになってしまいました。
    • この際、細かいガラス片が飛び散りますので、特に目の保護にご注意を。飛び散った破片を踏んだり指に刺したりすると痛いので、クリーナーで吸い取るか、テープにくっつけて掃除すると良いと思います

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  • きれいにします
    • ふたがくっついている周辺部分に糊が残っている場合はきれいにします。また、分解中にガラス片が中にも入っている可能性があるので、セロハンテープなどでペタペタ取ると良いでしょう

新しい裏蓋をくっつける作業

ー新しい裏蓋の裏側の青いシートをはがして、取り付けます。溝の中に押し込む形なので、やりやすいでしょう。私はカメラがある側からハメてみました。ここでウッカリ裏蓋を反らして「ぺきっ」とやらないように注意。
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  • きれいにくっつきました。

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その他注意事項

  • 繰り返しますが、くれぐれも怪我には注意
  • ガラス片が飛び散っている作業台の上に、ディスプレイ面を下にして作業を進めるので、当然、かなり傷つきます。私の場合は保護シートが貼ってあったので、作業終了後にそれを交換することで事なきを得ましたが、裸のままの場合は傷だらけになる可能性があるので工夫をすると良いと思います。


最後に今回使った道具たちぜんぶ
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書籍『詳解MySQL 5.7』

詳解MySQL 5.7 止まらぬ進化に乗り遅れないためのテクニカルガイド (NEXT ONE)

詳解MySQL 5.7 止まらぬ進化に乗り遅れないためのテクニカルガイド (NEXT ONE)

 
Kindle版:詳解MySQL 5.7 止まらぬ進化に乗り遅れないためのテクニカルガイド

 MySQL史上最大の進化とも言える MySQL 5.7 について紹介した本が出版されました。
2015年10月に正式版がリリースされた MySQL 5.7 は、速度、安全性、追加機能のどの面から見ても、前バージョン MySQL 5.6 から大きくステップアップしています。 
 速度、安全性については、私の使い方では「まぁ早くなっているならありがたい、より安全になっているならありがたい」と、あまり深入りせずとも恩恵にあずかれるのですが、それでも気になって本書をめくって見ると、MySQL 5.7 では随分と細かいところに気を配るようになったのだなぁと驚かずはいられません。


 さて、本書『詳解MySQL5.7』は、書名に大きく「5.7」と入っているとおり、「MySQL 5.7の本」です。「5.7にも対応した、MySQLの解説書」ではありません。MySQL 5.7 の進化に視点をあてた本なのです。そのため、MySQL機能全般を網羅することを意識していないはずです、、、が、、、結果として MySQL 5.7が全方位に進化しているので結構、網羅性が高くなっていますが(笑)。
 これからMySQLを始める人向けではなく、少なくとも2冊目以降の本と言えるでしょう。

 ただし、淡々と(旧バージョンの知識を読者の前提として)MySQL 5.7 で新しくなった部分だけを述べている本ではなく、ひとつひとつの進化に到る前提知識等についても丁寧に紹介されているところに、非常に好感が持てました。


 本書を薦めたい対象の方:
MySQLをこれまで使ってきて、これから最新バージョン5.7を使おうと考えている。何がどのように良くなったのかすごくなったのか機能が増えたのか、いっぺんに把握したい人
MySQLの動作の中身(メモリ管理や種々の処理のタイミングの前後関係など)を詳しく知りたい人(MySQL Internals マスターになりたい人)



 

セルコ『プログラマのためのSQLグラフ原論~リレーショナルデータベースで木と階層構造を扱うために』

 

 ジョー・セルコの新しい翻訳本が出ました。
プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに でも有名なセルコ著/ミック訳 の組み合わせで今回出たのが、「プログラマのためのSQLグラフ原論~リレーショナルデータベースで木と階層構造を扱うために~」です。前著「第4版」で階層構造をリレーショナルデータベースで扱うための工夫について述べられた章がありましたが、本書はその部分だけを取り出し、より詳細に説明を加えたものと言ってよいでしょう。


 今回も「査読」という名の、「公開前の原稿を拝読して気づいた所を指摘する作業」にて、微力ながらお手伝いをさせていただきました。


 読みながら感じたのは、本書に書かれている内容は、多くの人にとって、読んですぐに役に立つといったものではないなということ。SQLを学びたての人がこの本を読んで、このままの設計をするようなものではないと思います。それだけ「リレーショナルデータベースらしくない」考え方が満載なのです。

 と言っても、決してデータベース設計を行う際にまねをしてはいけないバッドノウハウ集という意味ではありません。階層(=親子関係)を持つデータを取り扱うシーンは、実際のデータベース設計の際にも頻繁に遭遇することでしょう。そんなときに、リストによる手法、範囲による手法など、様々な手法による設計の考え方を、本書は教えてくれます。つまり、SQLに対する考え方の「幅」が広がるのです。
 実運用のサービスへの本書内で紹介されている技術の投入は、階層の深さやデータ量に応じた、RDBMSのクセによって採用の可否を判断することになるでしょうが、この「考え方の "幅"」が自分の中で広がることは、DB設計者にとって大きな武器になると確信しています。
 とにかく、私もはじめて本書で紹介されている考え方に触れたときにはビックリしました。というよりも「何言ってんの、こいつ」くらいの衝撃でした(笑)。


 自身のSQLに対する発想の幅を広げたい方に、ぜひお勧めの一冊です。
本書を読み終えた頃には、「ツリーは集合である(集合であらわせる)」という言葉の意味が、スッキリと飲み込めるようになっていることでしょう。

オープンソースカンファレンス(OSC)2016-Kyoto 参画

京都で開催された、オープンソースカンファレンス(OSC)2016-Kyoto に参加してきました。
今までは、関西開催の京都の部、みたいな感じで、OSC-Kansai/Kyoto という呼び方でしたが、このたび実績を重ねてめでたく OSC-Kyoto となったとのことです。

http://www.ospn.jp/osc2016-kyoto/

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暑い夏の京都。今回は、京都駅からまずバスで会場であるリサーチパークに向かってみました。
京都のバスは路線が多く、入り組んでいるため、非常にわかりにくいです。
路線案内板のところに、甚兵衛を着た案内役?案内ボランティアのおじいさんがいて、みんながどんどん質問するのに対して、テキパキと「何番乗り場で何番のバス」と答えていて、それだけでも格好良いのに、中国語らしき質問に対して流暢な(ように聞こえる;だってわからないから)中国語で、全然日本語のときとテンション変わらずに答えているのを見て、格好良さ倍増でした。
で。私も教えて貰ったバスに乗ったのですが、路線図のその番号を見ても、リサーチパークのほうには行かない路線。適当な事を教えられたのかなぁとドキドキしつつ、地図とにらめっこしながら乗っていたら、途中で路線図と違う道に入っていって、そのままリサーチパークのバス停にたどり着きました。切符売り場でもらった路線図よりも正確な案内。プロのお仕事でした(^^)。



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 ブースでは、いつも以上にまったりと、時々質問してくる方のお相手をしながら過ごしました。
ブースセッティングが対面ではない場合、座るとどうしても来場者に背を向ける形になってしまい、積極的な対応には高いモチベーションが要求される点が、なかなか難しいところですね。結果として、声をかけてきた人か、余程長く立ち止まっていたことで気づいた人だけの相手をする形となりました。
 頑張りゃいいのだけど、頑張らないがモットーなので、ずっと立っているつもりもないし、毎回会場が対面式であることを祈りながら参加しているところです(笑)。
ご来場のみなさま、そんな背景なので、ご興味あるブースがあったら遠慮なく声をかけてくださいね。大概、何かをしている風であっても喜んで中断して、説明してくれると思います。


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 今回、宝酒造さんが試飲会を開いてくださり、スパークリング清酒の「澪」の、青と黒の飲み比べをしました。単独で呑むときには甘みのある青が好みだったけど、ごはんとかを食べながらだと控えめな主張の黒がいいなぁと感じました。で、青をもらったよ!



その他メモ:
今回、会場の京都リサーチパーク(の近くの大通りに出たところ)から京都駅(の横側につけてもらった)までタクシーで 910円。西本願寺から京都リサーチパークの会場目の前までで タクシー700円でした。 電車やバスの時間調整を考えると、十分に選択肢となる範囲かと思います(2人以上居れば尚のこと)

オープンソースCMSのSHIRASAGIをvagrantでさくっと入れて見たメモ

 SHIRASAGI(シラサギ)という、オープンソースCMSがあります。徳島県のウェブチップスさんが中心に(という言い方でいいのかな?)なっている SHIRASAGI Project にて開発されている、国産のCMSです。なんでも来週公開される Ver. 1.3.0 ではグループウェアの機能まで付いてしまうそうで、すでに多くの採用事例がありながらも、目下さらに元気に発展中のCMSという印象です。
http://www.ss-proj.org/


 以前より興味はもっていたのですが、最近腰が重いのを反省しながら改善しない日々。とりあえずインストールだけでもやってみようと思い立ち、やってみました。最近は「インストールしてみました」だけの日記やブログを書くのは流行らない感じですが、それでも自分のメモも兼ねて、敢えて書いてみる次第です。

があり、今回は、まず動作するものを見てみたかったのでVagrantを使う方法で実施してみました*1Windows 7 で試しました。
基本的にこの日記で書く事は、 https://github.com/shirasagi/ss-vagrant にて説明されている手順の、劣化コピーです(笑)。

準備

  • HDDとメモリは、十分にあるものとする*2
  • VirtualBox をインストールしておく。私は既にインストール済みだったので、最新の 5.0.24 にアップデートした。
  • vagrant をインストール。本日時点最新は、Ver. 1.8.4。インストール後、OSの再起動が必要だった。

インストール

  • D:\ に、shirasagi-dev フォルダを作成
  • 上記フォルダ内に、以下のページに書いてあるとおりに、Vagrantfile ファイルを作成
  • D:\shirasagi-dev> vagrant up 実行
    • うちの環境では15分ほどでダウンロード終了
    • 途中で、Windowsの「これをインストールしても良いか」と尋ねるダイアログが出ているのに気づかずに、数分無駄に待ってしまった(「==> default: Clearing any previously set network interfaces...」という表示が出ているところで)
    • ダウンロード終了後、設定と起動が行われて、DOSプロンプトに返ってくるまで、約6分。

VM上のOS起動の確認と、SHIRASAGIの起動

  • SSHターミナルソフト(私はPoderosa使用)で、host: 192.168.33.10:22、user/pass: vagrantvagrant に接続
  • $ ls -la shirasagi で、なんかファイルができていることを確認
  • $ bundle exec rake unicorn:start で shirasagi(にアクセス可能とするhttpdサーバ)を起動

ブラウザでの確認

  • 2つのサンプルサイトが用意されている。以下のURLにアクセスしてみる
  • 上記URLのどちらでも良いので、/.mypage にアクセスすると管理機能へのログイン画面が表示される
    • 以下、パスワードはすべて pass
    • sys(システム管理者)、admin(サイト管理者)、user1(一般ユーザ(記事管理とか)) のアカウントが用意されている模様
  • sysでログインすると管理下にあるサイトすべてに対する管理権限を有する。新規のサイト作成もここからできそうなので、次回は、まっさらのサイトの状態から、機能を増やして行く事などを試してみたい
    • この仕組みを「マルチテナント」と言います

 ちなみに、ブラウザで「localhost:3000」にアクセスしているのにVMのほうで動作している SHIRASAGIが見えるのは、Vagrantの処理(VirtualBoxの設定のところ)で、

==> default: Forwarding ports...
default: 3000 (guest) => 3000 (host) (adapter 1)
default: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)

とやっているからのようです。



 ということで、単にマニュアルに書いてあるとおりの手順でやりました、というだけのお話ですが、自分の手元で動作する環境を作るのが手軽であることに驚きました。
 さて、何をしようかな(^^)





追記:インストールされたファイルの配置先について
 どうやら、C:\Users\(自分のアカウント)\ の下にある .VirtualBox フォルダと .vagrant.d フォルダに配置された模様(タイムスタンプより推測)
 .VirtualBoxのほうに 800KB程度、.vagrant.d のほうに 1.1GB程度が置かれていました。

*1:単に動作を見たいだけならば、SHIRASAGIサイトにオンラインデモがあるので、そちらで十分かと思います。自分で色々いじる事を視野に入れるならば、自前でインストールして心置きなくいじりたおせる環境をゲットしましょう

*2:十分にあきのあるD:ドライブを指定したつもりだけど、使用量の増加の様子から、結構パツパツのC:ドライブに大きなファイルを置かれた気もするので、どこにファイルが置かれたのかあとで調べる>>本文末尾の追記参照