1年前にコースが発表されてから、この日を待ちわびていた。
「あの」ラルプ・デュエズで、山岳個人タイムトライアルが行われる、今日がその第16ステージ。
ツール・ド・フランスで通過する、あるいはゴールとなる山で、個人的に印象に残るものがいくつかある。
モン・バントゥ
ラルプ・デュエズ
マドレーヌ峠
リュザル・ディダン
その中のひとつで、今年、タイム・トライアルのステージが行われるのだ。信じられない。
というわくわく感を元に観戦していた。
結果。予定(予想ではない)通り。バッソが途中で、あとから来たランスに追い抜かれるという醜態をさらしたことはやはり書いておくべきか。仮にも総合2位である。ランスの次に速い「はずの」選手である。まだまだ、総合優勝を狙うにはレベルが違うのだということをまざまざと見せつけられたシーンであった。
このステージの上位を見ると、USPSとT-Mobileの両エース、そして各アシストが1〜4位に入っているのが印象的だ。
新人賞候補のカルペツもなかなかの好タイム。ここまでマイヨ・ブランを守ってきたボエックラー、いよいよ危うし?
ツール・ド・フランス第16ステージ
ラルプ・デュエズ個人タイムトライアル 結果:
1 Lance Armstrong (USA) US Postal 39.41 (23.44 km/h) 2 Jan Ullrich (Ger) T-Mobile 1.01 3 Andreas Kloeden (Ger) T-Mobile 1.41 4 Jose Azevedo (Por) US Postal 1.45 5 Santos Gonzalez (Spa) Phonak 2.11 6 Giuseppe Guerini (Ita) T-Mobile 7 Vladimir Karpets (Rus) Illes Balears 2.15 8 Ivan Basso (Ita) Team CSC 2.23
第16ステージ後の総合順位:
1 Lance Armstrong (USA) US Postal 67.53.24 2 Ivan Basso (Ita) Team CSC 3.48 3 Andreas Kloeden (Ger) T-Mobile 5.03 4 Jan Ullrich (Ger) T-Mobile 7.55 5 Jose Azevedo (Por) US Postal 9.19 6 Francisco Mancebo (Spa) Illes Balears 9.20