アジャイルな見積りと計画づくり

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

 幅広くまとまっているが、今ひとつぐっと来るものがなかったこの本。 もしかしたら私はこの手の手法について論じた本にあまり興味がないのかもしれない。(手法を考えること自体には興味があるのですが)
 幅広い考え方や手法がきれいに一冊にまとまっている本だと思います。ただ、どの話も私にとってはどこかで見聞きしたことがあるようなもので、そのせいもあって読んでいる際の集中力が続かなかったのかもしれません。 本書では特にデマルコの影響はかなり大きいように感じたけど、実際のところどうなんだろう。 最後の章にケーススタディと称して展開されるストーリーは、デマルコ(確か「デッド・ライン」だったか)へのオマージュだろうか。


 各章のトビラに「おことば」が紹介されているのですが、その中で、レナード・バーンスタインが言ったとされる以下の言葉に、特に大きくうなずきました。


「偉大な成果を達成するには、2つのものが必要である。 計画と、不十分な時間だ」


 時間って、使用可能なぶんだけ、とにかく何かをして使ってしまうものなのですよね。


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