- 作者: 大橋悦夫
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大橋さんの、もう何冊目になるのだろう、今回も単著です。
最近の私が本を読むときの欲求が、具体的な手法の獲得ではなく考え方の示唆を受けるためという方向に変化してきているため、より具体的な手法や行動が示されている本書は、自分のためというよりも、他人にお勧めするために目を通してみる、という姿勢での読み方になりました。
相変わらずの禁欲的とも言えるほどの自らの時間管理の手法を、あいかわらずの膨大な参考文献の中から的確な言を引用しつつ紹介してくれています。実は私は、他人の言を引用する手法はその度合いが過ぎるとあまり好きではなく(車掌さんに怒られるから静かにしなさい、的な印象、、って言って分かるかな)、本書では以前に比べて引用よりも自分の体験と言葉で語るようになった部分が増えたことは、歓迎したいところです。
なんか思っていたよりも自分の仕事が捗らないなぁと思っている人、無駄なことをいっぱいやっている気がするんだけど、、という人。本書が役に立つかもしれません。本書の全部でなくても、書かれていることのひとつ、ふたつ、気に入ったものを始めてみることが大切だと思います。本書中にもメール作成を例に「とりあえず1行だけでもざっくり書いておいてリマインダーに入れておく」手法が紹介されていますが、とにかくひとつをやってみることが大切です。「この方法、自分に合うかなぁ。面倒かなぁ。検討してから始めようかなぁ」などと考えている間にまずお試ししてみる(もちろんその際に「手法自体は目的でなく、○○できる自分になるためにやっているのだ」という本質部分は常に見失わないでいただきたいところですが)ことが大切ですね。
自分自身のために本書を読んでよかったなぁと思ったのは、写真館の紹介の部分(笑)。それなりに「もっともらしい」写真が必要になってきた昨今、アドヴァイスをしつつ一番良いお顔を撮ってくれるような写真館を探していたところだったのでした。 ちょっと高いけど、年内または年明けにでもトライしてみたいと思います。
あと、以前本日記で紹介した http://d.hatena.ne.jp/sakaik/20081113/p1 「行動科学マネジメント」という本。大橋さんはもうお読みになったでしょうか。 自分自身のモチベーションを高めるための「ごほうび」造りについても何か示唆を得られるかもしれません。軽くお勧め^^。
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