とほほさんにあえてうふふ

2024年2月に参加した YAPC::Hiroshimaで、「あの」とほほさんの講演を聴き、懇親会でお話をする機会を得ました。YAPC参加ブログの中の一部として埋もれさせるには惜しい程の得がたい体験だったので、本エントリに切り出して書く次第。
YAPC::Hiroshima 2024 の参加については以下のエントリにて:
sakaik.hateblo.jp

そんなにすごい人だったの?

 htmlのタグ名、cssの書き方、その他各種言語の基本構文や関数などを検索すると、大概「とほほのWWW入門」に行き当たります。簡潔に、しかし幅広い分野に亘って充実した解説には、何度も助けられました。他の情報源に当たっていたら数時間は解決しなかったであろうものが、とほほさんのサイトで3分で済んだ、みたいな感じ。 辞書のように安定した情報は、さながら「ひとりWikipedia」のようでした。
 技術情報を検索すれば余りに当たり前のように「そこにある」ものだったので、いつのまにか都度感謝をすることを忘れてしまったくらいに生活の中にあるものだったのですが、今回の講演を聞き、お話をする機会を得て、「自分はこんなにも感謝をしていたのか!」ということを認識できて、寧ろ自分でも驚いたくらいです。
 YAPC::Hiroshimaの会場でも、ある程度年齢の行った技術者が軒並み感動していて、その時代をともに歩んで来たわけではないのでそこまでピンと来てはいない若い人たちが「自分の尊敬する先輩がこんなに感動しているなんて!」と感動している「感動の連鎖」を目にしたりして、「若い人たちにこの感動が伝わっているなんて!」と私も更に感動の連鎖に飲み込まれたのでありました。

実在の人として認識したのは5年ほど前

 そんな当たり前に存在した「とほほのWWW入門」ですが、あまり人物感がないというか、「未来から来た自動生成プログラムが、情報をぽんと置いていったんだよ」というまるでサトシナカモトみたいな話があっても信じちゃうくらい、サイト作成者については謎に包まれていました。講演に出てくるわけでもなければ、IT系の交流系イベントでお会いするわけでもない。充実したサイトだけが「そこにある」という、不思議な状態が続いていました。
 この状態に終止符を打ったのが5年ほど前(2017年)。突然、お写真付きでインタビュー記事が公開されました。今は無き HRナビですが現在は以下のサイトで閲覧することができます。
project.gotanda-valley.com

 びっくりしましたね。お姿を拝見できる方だと思ってもいなかったので、当時、何度も何度も読んじゃったことを記憶しています。

講演を聴いて

 ご自身がやってきたことを中心にお話をしてくださいました。コンピュータとの出会い、アイコン重要、同名ハンドルの方との混同による死亡説騒動、シンプルな記述に気を配っていること、IT以外の「とほほ入門」のこと。 
私は結構、人の話を聞いていると途中で飽きちゃうほうなのですが、とほほさんのお話は最後まで引き込まれたままであっという間の時間でした。40-50分くらいでした?
 

懇親会にて

 とほほさんも懇親会に参加されるということで(しかも私は参加できなかったんですが二次会までお付き合いいただいたそうで)、これはぜひともお話しなければ!と意気込んでいたのですが、最初は「そこに "動くとほほさん" がいる」という状態が不思議で不思議で、声をかけられませんでした。これではいかん、と宴も半ばにさしかかった頃、とほほさんの近くのテーブルで他の方とお話しながらスタンバイ。どんな有名な人でも、パーティー全体の中では突然ひとりになる瞬間というものがあるのです。いや別に盛り上がっている輪の中に入っていっても良いのですが、今回はなんとなく一人になった瞬間を狙いたかった気分で(笑)。
 少しすると狙い通りとなったので、ご挨拶に。 昔のテープにセーブしていた頃の話(ピー・ガッガーの話)から、フロッピーディスク談義(私は部品点数も多く分厚い3.5インチは受け入れられずに、薄い5インチのほうが残ると思っていたのですが、とほほさんは 3.5インチが残るとお考えだった、みたいな話とか)、アウトプットするということについて(講演で語られたお話をさらにもう少し)、いろいろお話させていただきました。お話していて改めて分かったのは、とにかく好奇心の塊ということ。 自分の生活や仕事の中で触れた情報をまとめているだけでなく、「なんかネタがあったら教えて!」と、むしろネタを探しに行く姿勢からも、そのように感じました。 みんなとの写真撮影にも気さくに応じてくれたりして、なんだか昔から一緒にコミュニティ活動していた仲間であるかのような錯覚をしてしまったくらい、とてもフレンドリーに接してくださいました。基本的に今回 YAPC::Hiroshimaに参加していた人たちの多くは、とほほさんに対して大スターに接するかのような思いがあったと思うのですが、そんな中にいても極めて自然に振る舞っていて、格好良いなぁと思いました。

 そう。格好良い。文字にしちゃうと陳腐な感じがするのだけど、本当にこれ以外の言葉を当てはめることができない感覚(言葉にすると全部違う気がしてしまう)で、懇親会後に新幹線に乗って福山まで移動して、福山のホテルの窓からライトアップされた福山城を眺めながら「格好良かったなぁ・・・・」と嘆息していたくらいには、ずっとシビれておりました。 お会いできて良かった! また色々な場に出てきていただいて、またお会いしたいものです。

短距離走

 とほほさんとお話をしていて、僭越ながら(勿論厚みも幅も継続性も全然レベルが違うことは承知の上で)自分と考え方が似ている部分があるなぁと感じました。
何かの情報に触れた時に、その周辺情報を含めたある程度のカタマリについて一式を知りたいと思うこと。知ったことを整理してみたいと思うこと。知って面白い内容だったので人に聞いてもらいたい(伝えたい)と思ってしまうこと。結果として(自分も忘れるので)その書き残したことが後の自分にも意外と役に立つこと。
 興味関心のターゲットは、「ある程度のカタマリ」の範囲を(自分ルールで良いので)決められるものであること。どこまでやってもキリがないものではなく、コンプリート可能なものであることが重要です。その道が長いか短いかはそれぞれなので、必ずしも短距離とは言えないのですが、コンプに向かって突っ走る感覚から、私はこれを「短距離走」と呼んでいます。この「短距離走」がお好きなのかなと感じました。 少し大げさな言い方をすると、ひとつのロールモデルに出会えたような気分でした。いいんだ、これで、って。

 ご本人がこれを読まれたら「ぜんぜん違うよ」とお笑いになるかもしれませんが(笑)。

Now

 会から2週間も経ってこの文章を書いていますが(逆に、まだ2週間しか経っていないのかという気分もあります)、思い出しながら、素敵な方とお話できたなぁとニヤニヤしてしまっています(笑)。お話楽しかったです。うふふ。

YAPC::Hiroshima 2024 に参加 & ブログと登壇資料へのリンク集

2024年2月10日に広島で開催された YAPC::Hiroshima 2024に参加してきました。
YAPCは東京で開催されていた最後の回を含めて数回参加したことがありますが、数ある言語系イベントの中でも最も技術に厳しくギークな集まりで、適当な知識でうっかり口を開くとすぐに厳しい言葉が飛んでくる、そんなやや怖い印象を持っていました。今回、それほどそうとは感じなかったのは、時代なのか、私が成長したのか。
yapcjapan.org

到着まで

 小倉のゼンリンミュージアムで1月から5月までやっている企画展訪問のチャンスを狙っていたので、今回この機会に立ち寄ることにしました。広島だったら小倉近いしね。(なお当方千葉県在住)
そんなわけで、YAPC::Hiroshimaに向かうのに、いったん会場の上空を通過。

ミュージアムについては、また別エントリにて書く予定です。
小倉の平和通りに行ってボケてみたのに、ほとんど誰も突っ込んでくれなくて寂しかったです(いわゆる「難しボケ」というやつ)。これ広島じゃないんです。。





前夜祭参加失敗

 そんなわけで飛行機+新幹線で広島入りし、やや遅刻で前夜祭に参加する予定だったのですが、頭痛がひどくなり、ホテルに入ったら出られなくなってしまいました。。薬を飲んで、Twitter(X)を見ながら前夜祭の雰囲気を楽しみました。行きたかったなぁ。
遠征時は多少ハードなスケジュールを組むのは私にとって日常なのですが、今回思い当たることとしては、

  • 寝不足(2時頃就寝、4時起床で家を出てきた)
  • 着陸時の耳抜き失敗
  • ミュージアムで数時間ほぼずっと立って歩いていた疲れ
  • 同、水分補給の失敗

といったあたりが重なってしまったのではないかと思います。今後は少し自重しよう。

会場への道

 広島へはこれまで何度か来ているものの、人と一緒に行動したりタクシー乗ったり歩いたりばかりで、実はひとりで市電に乗るのは初めてだったかも。行き先間違えずに、袋町のほうに行くやつにちゃんと乗れた!ドラクエウォークやりながら乗っていたら、これから停まっていく駅が地図上でよく見えるのが密かに便利でした。そうか。バス停みたいなイメージを持っていましたが、これ「駅」なんですよね。

出会いの再構築の場

 昨年から今年にかけて、様々なイベントに現地参加してきた中で「あぁこれって出会いの再構築だな」と気づきました。今回のYAPCも、5年ぶりまたは下手したら10年くらい会ってなかったんじゃないかという人と再会できて、まさにご縁のつなぎ直しの場としても価値のある場所となりました。やっぱりリアルでのカンファレンスに勝るものはないと実感しています。開催ありがとうございます! 

素晴らしい講演たち

 今回はたくさんの講演を堪能させていただきました。一部の方がずっと廊下でお喋りを楽しんでいたみたいですが、実は私も、自分が馴染んでいるイベントでは「講演よりも雑談派」なので、普段はそっち側にいることが多かったりします。こんなにしっかり講演を聞くイベントも珍しいくらい(笑)。

 聞いた講演すべてを書くことはできないのですが、いくつか書いておきたいと思います。

コミュニティ大好き

 そーだいさんの話に共感。朝イチから良い話を聞けました。実は思うところには然程の差はないのに、なんだろうこの圧倒的な「伝え力」。すごい。


「計画的偶発性」という言葉には、クランボルツ氏には悪いけど私はあまり良いネーミングだとは思っていなくて、だってそれ「計画的」じゃないじゃん、と。お前の「計画」ってのはその程度のものなのか、と。
もちろん指し示す内容に異議はなく、偶発的事象(チャンス)に巡り会いやすい場所に行く、巡り会えるような行動を試みる、というのは、チャンスを手にする誰もがやっていることですよね。 我々日本人には古来より、このような行動を促す便利な言葉がありまして、「犬も歩けば棒に当たる」。

 そーだいさんへの質疑で @majimaccho_ さんが「自分は人付き合いとか苦手なほうでないと思っているが、こういうコミュニティで "仲間" に入れてもらうのにどうしたらいいか、その第一歩が良く分からない」という内容の質問をしていました。とても良い質問だな~と思って、講演後に声をかけさせてもらいました。そこから色々拡がりに繋がったようで良かったです。

 そーだいさんの話を聞きながら、こんなツイートをしていたのですが、まさにそんな出来事だったと言えるでしょう。
質問したからと言って確実に何かが起こるわけではないけど、たまたま私も majimaccho_ さんの近くの席(お隣でした!)に座っていて声をかけやすかったことは「運がよかった」事なのだろうなと思いました。

 もう一点、コミュニティっていう場は、企画する人がいて、発表する人がいて、参加する人がいて、楽しむ人がいて、話題にして拡げる人がいて成立するんだよ、という内容が、とても素敵な言葉で呼びかけとして書かれている発表資料を紹介しておきたいと思います。
YAPC翌日に大阪で開催された、PHPカンファレンス関西2024で @kotomin_m さんが発表されたものです(YAPC広島からの移動おつかれさまでした)。コミュニティ活動に興味がある人で、特に、どうしたらいいか分からないという人にぜひ読んでもらいたいです。


 そーだいさんの話が良すぎていっぱい書いてしまったのですが、このペースで書いていると終わらないので、他の講演についてはさらっと書かせてもらいます。すいません。

その他の講演
  • VISAカードの裏側と “手が掛かる” 決済システムの育て方(三谷さん)
    • 細かい話はすぐには分からないけど、とにかくトランザクションの現在ステータス無視で様々なステータス変更が来るカオスと、何が来ても自分たち側で対応するのだという覚悟が伝わってきました。生々しかったです。ベストスピーカー賞おめでとうございます!
  • awkでつくってわかる、Webアプリケーション(やんまーさん)
    • 昨年のRubuKaigiで知り合って、こうしてYAPCで講演聞いているのが不思議な気分でした(笑) 。 gawkTCP通信をちょっとやってみたよ、という話かと思ったら、1年以上かけて丹精に育て上げた結構な規模のシステムだったようで、すごい。
  • PerlでつくるフルスクラッチWebAuthn/パスキー認証(macopyさん)
    • ライブコーディングと聞いていたので、まぁ雰囲気楽しめれば良いかくらいの気持ちで聞き始めたのですが、しっかりと説明をしてくれて、その補完(具体的実装)としてライブコーディングをしてくれた構成がとても良かったです。このスピードでは見慣れぬコードを見てすぐに理解は追いつきませんでしたが、楽しかったです。
  • パネルディスカッション
    • 馴染んでいる方々による楽しいセッションでした。伝えたい内容を持っていて、お互いにそれをどうやって引き出そうかと工夫している様子がライブ感もりもりでした。

とほほさんのキーノート

 素晴らしい講演やディスカッションをたくさん聴かせてもらって大満足していたYAPC::Hiroshimaでしたが、最後の最後に とほほさんに全部持って行かれました(笑)。素晴らしかった。感動した。これについて書くにはこのエントリは狭すぎるので、とほほさんの講演や懇親会でのお話については別エントリを起こしたいと思います。とにかく、この講演を実現してくれたスタッフの方に、強く熱く高くお礼を申し上げたいです!
→以下のエントリとして書きました!
sakaik.hateblo.jp

ブースも充実

 講演の合間に、ブースエリアも回ってみました。ほどよい規模感でお話がしやすかったです。ブースのスタンプラリーをコンプリートするともらえる景品が「生もみじ」6個の詰め合わせセットと折り紙という立派なもので、恐縮しつつも嬉しかったです。家族でおいしくいただきました。

広島は堪能しなかった

 こういうエントリでは「広島を堪能しました!」と書くのがオヤクソクですが、実は今回あまり「広島」を堪能できませんでした。
前夜祭、体調不良から夜中に起き出して食べたのはとんこつラーメン(笑)。当日は朝に会場入りした後は一切外に出ず。宿が福山だったので二次会にも参加しないで広島を離れました。広島的な思い出というと、路面電車に乗ったことくらいかな。帰りの路面電車で、広島カープの選手が次の駅やお知らせ事項などをアナウンスしていたのが楽しかったです。
 実は3ヶ月ほど前に オープンソースカンファレンス(OSC)広島というイベントで広島を堪能したばかりでして、牡蠣食べ放題にお好み焼き。それもあって今回は広島的なものを味わわなくても悔しくないのかもしれません。うん。悔しくなんかないもん。まぁ、たまにはそういうのも良い。

なお、OSCは全国各地で開催していますので、いろんなコミュニティ横断で楽しんでみたい方はぜひ参加検討ください。私、結構こちらにも参加しております。(今度の3月の東京開催には参加できません)
event.ospn.jp
右上の「OSPN.jp」というリンクから、直近開催予定が見られます。

名札

 顔認識に自信がない私にとって、イベント名札は大変助かりました。興味関心を自由に書く欄もあったおかげで、初めての相手でも話題を開始しやすいなど、とても良かったです。 一点だけ改善点を挙げると、この名札を首から提げていると結構裏返ってしまうのですよね。裏返ると当然名前は見えない。ということで、裏側にも名前を書く欄があると良いなぁという提案でございます。少しだけ書く人も面倒になるのだけど、交流が発生しやすいメリットがあるので、各種イベント企画のみなさまにおかれましては「両面名札」、ぜひ検討いただけましたら! (裏面は今回のスタンプラリーの上部にも名前書く欄があると良いな、みたいな感じです)

コミュニティの仲の良さとオープンさと

 そのコミュニティを古くから支えてきた人たちや運営に尽力してきた人たちというのは、一般にとても仲良いものです。どのイベントでも、程度の差こそあれ、この仲良しグループで固まりがちになるのは当然のことと言えます。ただ、一部のイベントではそういった人たちの結束の高さ故に新参者が入り込みづらい空気ができあがっているのを見て残念に思うこともありました。
 が、今回の YAPC::Hiroshimaでは、そういったかたまりを全然感じなかったのです。もちろんスタッフさんや常連さん同士て仲良くしているのですが、しっかりと周りに気を配り、決して自分たちだけに籠もっていない様子で、とても居心地が良かったです。良いコミュニティだなぁ。

 あと、私もコミュニティイベントは大好きで、運営側に回ることもあります。人さまのイベントでは出しゃばらないようにしていますが、「あっ、これ(マイク持ったままでは)一本締めできない!」と思った瞬間に体が動いていました(笑)。勝手な事しましたが、とりあえず怒られなかったので、スタッフさん心が広い。ありがとうございました。



ブログは会のバロメータ

 その会がどんなに良かったのかは、終了後のブログの勢いに現れます。
YAPC::Hiroshimaでは、驚くほどの勢いでみんなブログを書いてくれました。最近は参加しっぱなしの人が多いなかで、こんなにブログが書かれるイベント、あまり見ません。今回のYAPCをみんなが如何ほど楽しんだのかがよく分かります。目に付いたものをリストアップしておきました。とりあえず順不同でベタっと貼っておきますが、あとで整理するかもしれません。 整理しました!(02/14 23:00)
 ざっと分類したので、間違っていたらすいません。特に、スポンサーさんなのにそういう扱いになっていない場合は大変失礼な話なのですが、何卒ご容赦いただけましたら。

参加者

https://note.com/ici_mici/n/ncb00d876e0f5
https://itkq.hatenablog.com/entry/2024/02/12/150729
https://blog.utgw.net/entry/2024/02/12/161533
https://zenn.dev/yuxki/articles/229028688b3f1b
https://randd.kwappa.net/2024/02/10/yapc-hiroshima-2024/
https://higaki.hatenablog.jp/entry/2024/02/12/221052
https://onsd.hatenablog.com/entry/2024/02/12/231136
https://note.com/sotarok/n/n8df0122dc9bf
https://blog.stenyan.jp/entry/2024/02/12/093353
https://kths.hatenablog.com/entry/yapc-2024
https://www.chirashiura.com/entry/2024/02/13/090000
https://shundeveloper.hatenablog.com/entry/2024/02/13/010756
https://decobisu.hatenablog.com/entry/2024/02/13/002759
https://asumikam.com/entry/2024/02/11/030234
https://k22360679.hatenablog.com/entry/2024/02/12/000642
https://blog.zuckey17.org/entry/2024/02/13/090000
https://blog.akiym.com/entry/2024/02/13/170839
https://blog.sugyan.com/entry/2024/02/13/230711
https://blog.cateiru.com/entry/2024/02/13/235620
https://sakaik.hateblo.jp/entry/20240210_yapc_hiroshima
https://sakaik.hateblo.jp/entry/20240210/yapc_tohoho
https://blog.pinkumohikan.com/entry/yapc-hiroshima-2024
https://gugod.org/2024/02/yapc-hiroshima/
https://blog.serizawa.me/p/yapchiroshima-2024-yapcjapan
https://back.hatenablog.com/entry/2024/02/14/175616
https://ytnobody.github.io/wyton/2024/02/15/2024-02-15-001/
https://the.kalaclista.com/posts/2024/02/15/143854/
https://nikkie-ftnext.hatenablog.com/entry/why-do-you-join-yapcjapan-nikkie-origin
https://kotomi1338.hatenablog.com/entry/yapcjapan-2024
https://osyoyu.com/blog/2024/02/15/232342
https://scrapbox.io/rebuild-kitashirakawa/YAPC::Hiroshima_2024%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
https://note.com/hirokiwa/n/n66806f8bd2cf
https://aose.hatenablog.jp/entry/yapc-hiroshima-2024
https://sogaoh.hatenablog.com/entry/2024/02/17/164430
https://zenn.dev/mj2mkt/articles/yapcjapan-2024-hiroshima
https://blog.lycolia.info/0275

Tweet(Xポスト)まとめ (Togetter)

https://togetter.com/li/2315256

発表資料

発表資料も、たくさん公開されています。時間帯ごとにリンク置いておきます。

発表資料(10時台)
発表資料(11時台)
発表資料(12時台)
発表資料(13時台:ランチセッション)
発表資料(14時台)
発表資料(15時台)
発表資料(その他)


一週間ほど、YAPC::Hiroshima関連ブログのリンクを集めて更新してきましたが、だいたい落ち着いてきた感もあるので、2024/02/18正午で更新終了します。
@toya さんもリンク集を作られていて、当エントリに漏れているリンクや今後更新されるリンクなどを見られると思いますので、併せて活用ください。





「○○までがYAPC

「家に帰るまでがYAPC」、「ブログを書くまでがYAPC」などと言われますが、一部のラッキーな人にとっては「六本木一丁目でお好み焼きを食べるまでがYAPC」なので、私のYAPCはまだ続きます。楽しみです。

 参加したことを光栄に思える、とても素敵な YAPC::Hiroshimaでした。ありがとうございました。

オープンソースカンファレンス(OSC)2024-Osaka参画

2024年1月27日に大阪は本町、大阪産業創造館で開催された、OSC 2024 Osaka(オープンソースカンファレンス2024大阪)に、日本MySQLユーザ会としてブース展示で参加してきました。
event.ospn.jp


今回のOSC大阪は、コロナ前と同様にブース展示+セミナーという形でフルサイズでの開催でした。まだ油断できる状況でないところではありますが、それでも「戻ってきた」という感覚を少しずつ得られるようになってきました。個人的にはセミナー45分枠というのは、しっかり学べるという点で良いのですが、もう少しライトに、半分くらいの時間で「紹介」を中心とした枠がいっぱいあると良いなぁと思ったりもしています。その紹介に興味を持ったら「続きはブースで」という形で。 色々考えることもあると思うので、なかなか実現しないのですが。


今回も色々なブースで新しい事を教えてもらったり、オラクMySQLチームさんのブースで、最近のMySQLリリースでGnuPGキーが変更になった件で色々教えてもらったり(これは結局、リリースノートにやり方が丁寧に書いてあったじゃんという話でもあったのですがw)、大変勉強になりました。

自分のブース=日本MySQLユーザ会(MyNA)のブース=では、私たちの長らくのOSC参加歴の中でもおそらく初めて、説明用のディスプレイを用意して、予め作成したスライドを流してみる試みをしてみました。立ち止まって見入ってくれた人もぼちぼちいて、まぁ用意して良かったかなと思いました。
私たちがこういったイベントにブースを出す目的、意義は「会話」にあるので、今回(私がバタバタしていたこともあって)あまり会話につなげていけなかったので、今後はディスプレイとチラシを元にして会話を作り出す工夫もしていきたいと感じました。


今回のOSCも昨年に引き続き「前後の旅程を利用して、あちこちに行く」作戦を敢行しました。往路は、大津にある北緯35度モニュメント視察を中心に琵琶湖疏水などを、帰路は新大阪から名古屋経由で東京に帰るなど(ただし紀伊半島まわり)。この辺りは例によってまた noteのほうにでも書こうと思います。

さて、個人的にはしばらくOSC空白期間となります。6月にあるであろう北海道を狙い目として、5月にあるかもしれない名古屋をどうしようかな、と言ったところでしょうか。今回もありがとうございました。次回以降もまたよろしくお願いします!

オープンソースカンファレンス(OSC)2023-Fukuoka 参加

2023年12月9日に福岡市で開催された、オープンソースカンファレンス2023福岡(OSC 2023-Fukuoka)に参加してきました。
相撲の話じゃないですけど、天下納めの九州場所。今年最後のOSCは、やはり九州です。
event.ospn.jp

お昼の獲得に失敗

 ノッケから「食べ物のうらみ」ですが、各地のOSCに参加する際は、ランチも含めて、当地での食事をとても楽しみにしています。それがですよ。午後イチのセミナーを聞きたかったのに、午前の最後に早めに出るという調整を怠ったせいで、ランチを食べ損なってしまった悲しさ。ただただ私が悪いんですけどね(笑)。 せめてもの福岡らしさを得るために、コンビニにておにぎり。京都とか書いてありますけど気にしない。
 段取り、重要。。でもまぁそのぶん、午前も大切な交流がたくさんできたので良かったです。


MyNAでブース

 今回の福岡はもともと参加するつもりがなかったのですが、いくつかの参加モチベーションとなるきっかけが重なったので、急遽の参加となったのでした。申込みに出遅れたのでセミナーは、なし。
 普段通りの、来場者の方とお話ししたり出展者どうしでの交流や情報交換などをしたりと、まったりと充実した時間を過ごしました。
MySQLを 少しだけ and/or なんとなく触っている人には、とにかく今後のバージョン体系については基礎知識として広めていきたいなと思っている次第であります。
 各地でMySQLが好きなみなさん、機会あったらぜひブースに座る側もやってみませんか。


今年1年を振り返って

 コロナが「明けた」というわけではないのですが、今年の春先くらいから世の中が再び動き出したという肌感覚があります。OSCも例外ではなく、今年は各地のイベントに参加させてもらいました。やはりリアルイベントは良いものです。付き合いのある人とは大概はSNSで繋がっており、投稿やコメントなどを通して近況のやりとりやちょっとした馴れ合いなどの交流をオンラインで続けていました。が、やはり「わざわざ書かないこと」は沢山あるわけで、SNS投稿の外側にあるお話というのは確実にあるのだということを再確認した1年でもありました。99%は本当に他愛もないどうでもよい話なのですが、対面だと交流の密度が高い(情報量が多い)ので、残りの1%部分だけの中にも大量の情報が含まれているのです。
 1年間あちこちを回って、たくさんの人とお話して、コロナ期間中に少し希薄になっていた知人らとの交流を再構築できたかなという感覚は、今年参加したイベントで得られたものとして私の宝物となりました。

終了後は三々五々

 福岡はとにかくホテルがとりにくい。今年のOSC福岡終了後の宿も極端に取りにくく、山口方面へ、小倉方面へ、佐賀方面へ、それぞれが予約した地へと散っていきました。私はというと、、、、、その晩の宿は鹿児島に。 博多から電車で一本だし、結構遅い時間まで電車あるので便利ですね! そちらの模様はまた別途 note にでも書こうと思います。


そんなわけで、2023年、OSCでも OSC以外のイベントでもお会いできたみなさん、どうもありがとうございました。2024年も引き続きよろしくお願いします!  

登記所備付XMLデータ肉の会2023開催しました

今年の1月に法務省から公開された「登記所備付地図XMLデータ」。色々な人がこのデータに興味を持ち、取り組んで来た2023年でした。
直接会ってお話しできたら面白そうだなと思い、お肉を食べながらわいわいやる会を12月に開催しました。

connpass.com

登記所備付地図XMLデータこの一年

登記所備付地図XMLについては私もこの一年いろいろ参加させてもらったり、企画したり、データで遊んだりしてきました。以下のブログを参照ください。
特に2つのプレゼン資料は、自分で言うのも何ですが結構な力作なので、登記所備付地図データについてこれから知りたい人は、まず最初に目を通してもらうと、概要がおおよそわかるのではないかと思います。
私自身もデータ公開の機会に興味を持ち始めた「ニワカ」なのですが、今まで漠然としか知らなかったことや全く知らなかったことなどに沢山触れることができて楽しい一年でした。このデータに興味を持ったことによって、新しい人たちと知り合いになることができたのも良かったです。

sakaik.hateblo.jp
sakaik.hateblo.jp
sakaik.hateblo.jp
sakaik.hateblo.jp

やっぱり顔を突き合わせて語るのは最高

 オンラインやオフラインのセミナーでの質疑などの時間が取られることもあり、そんな中でちょっとしたやりとりはできますが、やっぱり会食の場というのは、よりざっくばらんにお話ができます。
プロジェクタも用意して、銘銘が用意したプレゼンを聞かせてもらったりしながら、「肉の会」は大変盛り上がりました。
実際に動いているのを見せてもらったり、単なるプレゼンじゃなくて、参加者のリクエストに応じて操作してもらったりなど、いやぁ本当に面白かった。

 また定期的に集まって情報交換をしたいですね。
参加された皆さん、ありがとうございました。


オープンソースカンファレンス(OSC)2023-Niigata 参加

2023年11月25日に新潟市で開催された「オープンソースカンファレンス2023新潟(OSC2023-Niigata)」に参加してきました。
新潟は人を惹きつける美しい透明な液体をはじめとして、胃袋への魅惑がたくさんあるので、当地でのイベントに参加できるのは嬉しいものです。
ospn.connpass.com

4年ぶりのリアル開催

 どの地域でもOSCで重要なのは懇親会ですが、新潟は特にその重要度が高いです(私見)。
昨年は長岡市での開催で、現地に集まる人も一応いたけれども基本的には、その現地を中継拠点とした「オンライン開催」でした。
そんなわけで、今年新潟市にて4年ぶりの、展示+セミナーという形式であるOSC新潟が帰ってきました。

新潟は「ゆるOSC」

 OSCって地域によって運営の濃淡が色々とあるものですが、新潟開催はその中でも群を抜いて緩い開催です。
場所があり、ブース用のテーブルがあり、同じ部屋でのひと枠15分のセミナー枠を用意する。こういった基本部分を押さえた上で、あとは結構な手作り感。気づいた人が気づいたことをやる感じでもあるので、例えばブースに貼る団体名の紙。あれ、運営側で用意する気配がなかったので私が手を上げて印刷して持っていたりする、という、それくらいの手作り感です。みんなで作るOSCという懐かしい感じもしますね。

前夜祭は乗り遅れ

 前日、私は日中に都内で別のカンファレンス(PostgreSQLカンファレンス)に参加する用事があったので、その後に新潟に移動。すでに有志で盛り上がっている前夜祭に途中から参加させてもらいました。みんなできあがりすぎていて、やっぱりこういうのは最初からいて一緒に盛り上がっていかないといかんな、と実感しました。遅れをとりもどすべく、私もそこから頑張りました!(がんばらないでよろしい)

新潟の食

 やっぱりへぎそばとたれかつですよね。へぎそばは結局2晩連続でいただきました。人数が揃うとおおきなへぎで出してもらえるので、新潟感を味わえて嬉しいです。
たれかつは、お店まで車に乗せてくださってありがとうございました! 
イタリアンは今回は食すタイミングを得られず。


OSC新潟

 そうそう。OSC新潟に参加しに来たのでした。おいしい話ばかり頭に残っていたので、すっかりわすれていました。会場こんな感じ。


私は日本MySQLユーザ会として、MySQLの最新情報について15分のセミナーでお話しました。最近のMySQLの開発傾向、最近変わったバージョン番号のルール、最近EoLになった MySQL 5.7 などについて情報提供できたかなと思います。
各ブースでお話する時間も十分にとることができたのも良かったですね。今年ずっと各地OSCに参加されているので気になっていたインプリムさん(「プリザンター」開発)と、ようやくちゃんとお話ができたり、openSUSE界隈で共通の知り合いが発覚したり。開催の規模が小さいぶん、全体を見通せる心地よい空間だと感じました。

帰路

 今年のテーマとして「One more place」的な感じで各地イベントに参加しています。ということで帰路も少し工夫して、新潟-直江津-長野経由を採用してみました。このへんの話はまた別途noteにでも。

PostgreSQL Conference Japan 2023 参加

PostgreSQLカンファレンス2023に参加してきました。
www.postgresql.jp

午後から参加するつもりだったのが、ちょっと目測を誤って(近場でおひるごはんを食べてから会場に行ったにもかかわらず)午前の最後の枠がまだ終わっていない時間帯に着いてしまいました。
そんなわけで、勝手が分からない状態のまま午前のお話の最後のほうを聴講。逐次通訳の方が専門用語にも怯まずに流暢に通訳してくださっていて、てっきりスピーカーの会社の専属通訳かと思ったくらいでしたが、そんなことはないそうで、素晴らしい通訳をありがとうございました。惚れた。


GraphQLの話、Apache Arrow Flight SQL の話、論理レプリケーションの話、PostGISの話を聞かせていただきました。

それぞれの講演内容は、レポートしてくれる人がきっと一杯いるでしょうから、私からは特に書きませんが、多くの講演で講演スライドが公式サイトにて公開されているので、気になるセッションがある人は確認してみると良いでしょう。特に前半ふたつは私にとって馴染みのない技術だったので、新鮮な思いで聞かせてもらいました。

実はこのカンファレンスの後で新潟に移動しなければならない用事があり(OSC2023-Niigata)、どのタイミングで抜け出すかを悩んだのですが、最後の寺元さんのPostGIS話を聞きたくて、講演枠はすべて聴講してからの移動となりました。クロージングセッションには出られなかった。。

PostgreSQLカンファレンスの大きな楽しみである懇親会も、今回は参加できず、無念。
そのぶん、セミナーの休憩時間には沢山の人と顔を合わせることができました。まぁPostgreSQLカンファレンスは、コロナ期間中も開催が継続されていて、昨年にも私は参加しているので「わぁ3年ぶり!」みたいな再会はあまりないのですが、それでも久しぶりな方も多く、特に具体的な何かの話題があったわけではないものの、近況交換など、やはりオフラインでちょっとでも顔を突き合わせるというのは良いものだなと感じました。

Flight SQLのセッションの開始前に講演者が会場に「初めての人?」と尋ねてくれましたが、結構、PostgreSQLカンファレンスに初参加の方も多く、この手のイベントが常連で埋まるイメージ(新しい人がなかなか来てくれないイメージ)だったものが杞憂だったと分かったのも、良かったです。すごいな、PostgreSQLカンファレンス。



ということで私の体は新潟へと向かう。