リストのチカラ

　

リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]

　いやはや読みにくい本だった。

　とイキナリ書いたのには理由があります。とにかく、読み進められない、ページをめくれない。
１ページ１ページに含蓄のあるリストが並んでいます。そのひとつひとつの意味をかみしめ、味わっていると、全然先に進めないのです。
　ぱっと納得できるリストあり、じわじわと意味がわかってくるリストあり、自分ならもっとうまく言うぞと新たな表現を考えてしまうリストあり。　様々なシーンで役立つ様々なリストが本書には紹介されています。

　本書後半ではリストを「作る」お話も紹介されています。個人的にはリストというものは「作る」を目指してもらいたいものだと思っています。リスト作りを続けていくことで物事を端的にまとめることが上手になる、、なんてことはここではどうでもよいことで、それ以上に「自分で考えて本気で作った」リストこそが、それぞれの端的な言葉の奥底に眠る真の意味を理解できているリストであるということが重要です。　生きたリストとして他のどのリストよりも自分の人生に役に立つことは間違いないでしょう（たとえそれが自分にとって短命なリストで終わったとしても）。

　あわただしく数時間で読み終えるのではなく、時間のあるときをつなぎながらじっくりと数週間かけて読みたい本。
起-動線の（、、、というよりこの本については「*ListFreak の」と言ったほうがよいでしょうか）堀内浩二さんの著。

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