平面直角座標系 1系原点

今まで、II系、VIII系と訪問したことのある平面直角座標系原点。今回は I系にチャレンジです。
南島原で開催された 南島原ITキャンプ2023の帰り道に、なぜか長崎県の正反対の西海市方面に立ち寄るという不思議な旅程となり、なかなか運転もハードでしたが、行って良かったです。

Where is I系原点?

平成十四年国土交通省告示第九号(https://www.gsi.go.jp/LAW/heimencho.html#1)によると、I系の原点は 北緯33度0分、東経129度30分とあります。
これは地理院地図で確認すると、長崎県の左上(北西)のほうの海の上になります。

もう少し拡大するとこんな感じ。

今回はこの海上にある I系原点を「見に行く」ことを目的としました。

到着まで

 地図を見て分かるとおり、ひたすら国道202を北上してから橋を渡って大小4つの島に渡った先っぽを目指します。


道が細い場所もあるので安全運転で。 最後の小さい島に渡ったら橋の端ですぐに右にUターンする、というあたりがポイントです。

33度線展望台への道

駐車場に車を止めると、33度展望台が見えてきます。そこまで歩きます。

旧日本海軍佐世保鎮守府の聴音所として、海底のスクリュー音などを監視するための施設があります。


33度展望台

下からでも十分に良い景色を眺められるのですが、折角展望台があるので上に登ります。

そこにはちょっとしたモニュメントが。

世界地図と共に北緯33度の線が描かれています。いいですね、こういうの。

そしてI系原点へ

手持ちのハンディGPSロガーを見ると、北緯 33度00.241分、東経129度32.603分と表示されています。

ここから0.2分ほど南へ、2.6分ほど西へ行ったところが、目指すI系原点ということになります。
それはどのあたりででしょうか。
ズバリ、ここ! ・・・・だと思われます。来ました! I系原点!!


余談

 この場所、宿泊施設があるのですが、どうやらその脇に二等三角点があった模様。成果の公表停止中(廃止のようなもの)ですが、Googleストリートビューを見るとそれっぽいものが少し見えました。 チェックしておけばよかった!