Spresenseまわり環境整備(ケースとか)

この手のものはあまりよく分からないのに、「こんなにちっちゃいのにGPSオールインワン!」に惹かれて手を出してしまった Spresense。

sakaik.hateblo.jp
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 その後、メインボードを拡張ボードに挿してmicroSDカードにGPSログを記録できるようにしたり、そのログを $GPGGA フォーマットにしたりと試しました。$GPGGAだと日付情報がなくて時刻情報だけのようで、このあたりのフォーマットも一度確認しておく必要がありそうです。(日付時刻と緯度経度、それから受信関連情報をいくつか記録できれば、というのを当面のゴールと考えています)

 いつまでも裸で使うわけにもいかないので、今回はそのあたりの環境を少し整備してみました。

ケース(拡張ボードつき)

 こんな感じでケースに固定してみました。

 使ったのは、これ。
3つも要らないので100鈞で探せばいいのをひとつだけ買えそうですが、今回はお出かけせずに届くほうを選択してしまいました。

 拡張ボードには、拡張ボードを載せてみて穴の位置にマジックで印をつけて、ドリルで穴を開けました。拡張ボードの穴は3mmです。
この手の作業に慣れていないので、悲しいかな、微妙に位置合わせに失敗して、穴は4つ開けましたが結局2箇所だけで留めています。

 留めるのに使ったのは、こちら。GPSアンテナが近いので影響をなるべく与えないよう、ナイロンネジを使っています。M3*12を裏から挿して、オモテからナット留め。 今回2箇所だけにしたのは、実は少なくともあと1箇所は基板上の部品が穴のすぐ近くにあって、ナットが入らなかったということもあります。普通はスペーサーとか入れるべきなのかもしれませんが、素人故、今回はそのままで。

 USB端子がある部分をカッターで切り取りました。

上から見た全体配置はこんな感じ。すこし大きめですが良い感じに収まっていると思います。比較的密封されている感じなので熱が心配ですが、数時間GPSロガーとして窓辺に置いている感じでは、著しくケースが熱くなっている様子はないです。必要ならスリット入れるべきでしょうね。

 ケーブルが抜けやすいので、そのあたりの工夫が何か必要かもしれません。輪ゴムでケーブルのエラーのあたりを押さえるとか?

ケース(Spresense本体のみ)

 一応3Dプリンタも持っているので、試しに作ってみようかなと考えたのが運の尽き。玉砕しました。
サイズぴったりに作って中に入らなかったり、大きすぎてスカスカだったり。あと固定がよくわからない。できあがったのはただの箱(笑)。2mmのネジで留めるのが普通かもしれないけど(手元に2mmの持ち合わせなし)、よくある「イイカンジにひっかかるケース」みたいなのって、よく考えられているんだなぁと思いました。今回、底に一応2mmの穴を開けているのだけど、よくある市販品のようにケース自体に4箇所、2mmの穴が入る円筒を配置するのがいいのかな。

 今回は久々に3Dプリンタの電源を入れたし、今まで人が作ってくれたモデルを印刷する(か、もっとシンプルな形のものを作成して印刷する)程度しか使っていなかったのを、今回これでも結構調べてやり方を知ることができたし、ということで「あぁ楽しかった」でいったん本件は断念。

スイッチ

 電源を入れたり切ったりする時(使わない時にしばらく切っておきたいなど)に、miniUSBを抜き差しすることに不安を感じました。きっとそのうち壊れる。そこで買ったのが、このスイッチ付きUSBケーブル(これは失敗)。

買うときによく見ていなかったのですが、これは「データ線は結線されていません」。PCと接続しても使えないので、モバイルバッテリーなどで使う用途として使うことにします。
新たに、データ線画結線されているということで、こちらを注文してみました。明日届く。

分岐ケーブル

 今回一番やりたいのが、GPSの検証です。GNSS拡張ボード(まだ使っていない)と本体の精度の差なども確認したいところです。そんなわけでSpresense本体をもうひとつ買っちゃいました。同時に計測すれば衛星配置や電離層条件などの差を考えなくて済みますからね。外で使う時にずっとPCに繋いでいるわけにもいかないので、ひとつのモバイルバッテリーから2つのSpresenseに電源供給できたらいいなと思い、買ったのはこれ。

 まだ2つ同時には使っていませんが、さしあたって1本だけ繋いだ状態では問題なく使えています(モバイルバッテリーは小電流だと電量供給してくれないので、私の機種はボタン2度押しで小電流モードにして使っています)。

アンテナ

 「こんなちっちゃくて安いのにGPS!」で惹かれたSpresenseですが、ずるずるとお金がかかっています。。。

  • 拡張ボード: SDカードにロギングするのに必要
  • GNSSアンテナ: L1,L5に対応したアクティブアンテナ。1間年くらいした。。。まだ手元に届いていないけど。アンテナのほうが高いなんて(笑)
  • こまごま:ケースや留めるネジやケーブルやスイッチなどなど。アンテナ繋ぐための u.FL変換ケーブルも必要

 届いたら、ケースにアンテナ線を通すためにきりかきを作らないとですね。

さてなにしよう

 本体のみのケースがまだ解決していませんが、これで気持ちよく実験したり持ち出したりする環境が概ね整いつつあります。GPS(GNSS)なんて私は「スイッチ入れたら受信して(何かやってくれて)緯度経度が出てくる」ぐらいしか知らないので、「何かやってくれて」の部分にこれから触れていけそうで楽しみです。