春のMySQL祭り2008 に行ってきた。

昨日開催された「春のMySQLまつり」に参画してきました。ウェスティンホテル東京での開催。なんとなくタクシーで乗り付けてみたくなって、タクってみた私(笑)。15年ぶりくらいかなぁ、ここに来るのは。
13:40頃に会場に着くと、前のほうから順に席が埋まっていっていました。前十数列はテーブルつき、その後ろは椅子だけ、という配置。かなり横幅広く列も多かったので300-500人くらい入るのではないかしらん?
幸いにも講演者の真ん前の最前列を確保できました。やっぱり講演者の息づかいとか指先の動きが見える席は臨場感があります。すてき。



内容はこんな感じ。


■サンのオープンソース戦略とMySQLの今後の展開(Sun末次、MySQL Larry) 1400-1430
MySQL を取り巻く世界 (MySQL Kaj) 1430-1530
■あなたの知らないMySQL製品/サービス(MySQL梶山) 1545-1630
MySQLコミュニティとともに(MyNA堤井) 1630-1700
オープンソースビジョニング(Sun伊藤) 1700-1730


正直な感想として、「誰をターゲットにしているのか」わからないイベントでした。メッセージが伝わってこない。Sunが「我々の買ったMySQLってこんなものなんだよ」とSunの既存顧客に伝えたいのかな、というのが半分くらい、既存のMySQLユーザに向けて「安心して今後も使ってもらいたい。Sunの力でもっとすばらしいものになるよ」ということなのか、というのが少し。
でも、まずは合併が1月に決まり、2月に米国での合併が完了し、そして4月上旬に日本でこのイベントを開催する、そのスピードの早さは高く評価しています。まずは開催した! 大きいことだと思います。企画運営に関わられたみなさん、おつかれさまでした。
今後半年くらいの間に同様のセミナーを開催されるのでしたら、以下提案させていただきたいと思います。


(1)Sunの既存顧客向け(MySQLは知らない)にMySQLを紹介するセミナー
(2)MySQLの既存ビジネスユーザ向けの今後展望を紹介、説明するセミナー
(3)MySQLの既存技術者に向けての新機能や予定や周辺ツールを紹介するセミナー


ターゲットを明確にすることでより各来訪者に的確な内容にできるでしょうし、そのほうが「半分くらい興味なかった」と全員が思って帰るセミナーよりも強いメッセージが伝わることと思います。ですので上記3つはひとつの例ではありますが、私の考える理想の分類だと考えていますので、ぜひ次回以降開催についてご検討いただければと思います。


 また、今後のイベントとして:


・5/16から毎週(ない週も時々あり)、恵比寿のMySQL KK で無料セミナー(勉強会?)やります。
金曜日のデータイム(15-17時とか)だったように思います。詳細また追って案内されると
思うので注目ですね。
・10/30-31に、昨年も開催した MySQL User Conferences Japan をやります。今度の場所は東京駅の近く。
・来週4/14-17にサンタクララMySQL Conference 開催です。様々な情報が公開されると思うのでこちらも注目ですね。


 その他徒然と印象に残ったこととか


・午前中何かの記者会見をしたらしい、、、けど何を発表したんだろう・・・
・ネットワークに「つなげる」を強調したSun。でも会場はイーモバ届かず。「つながらない」
・2008/01/16買収表明 02/26買収完了
・Sunの、SolarisのデータベースはMySQL一本化するのか?に対しては、No! 幅い拾い選択肢を提供していきたいとのこと。
・Kajってドイツ(ミュンヘン)在住のスウェーデン人だったのか。。。
・カウボーイとインディアンの出会い(ゼスチャーの解釈齟齬)のエピソードはおもしろかった。
・日本ドイツロシアを除いて、MySQLの社員はすべてSunの社員になっている。3カ国はまだ。
・Kajって地理にすっごく詳しい。世界地図(主にヨーロッパ)を次々と書いちゃう!
・Kajの日本語でのスピーチ、鳥肌が立った。1分くらい簡単なご挨拶だけだろうと思ったら、結構込み入った話まで日本語で続けていました。10分くらい? あとで原稿見せてもらったら、アルファベットで書かれた原稿がウラオモテ2枚(4ページ)。再来週は北京で中国語で同様の内容を言うとか。その姿勢に感動しました。